ワイヤレスドアロックリモートコントロールシステム 構造と作動

概 要

コントロールシステム

  1. システム概要
    1. トランスミッターから送信された微弱電波(識別コード)は,ドアコントロールレシーバーに内蔵したアンテナを経て高周波回路により受信し,RDA端子から作動指示信号としてドアコントロールリレーに出力されます。
    2. ドアコントロールリレーはこの作動指示信号のほかにドアの状態などを加味して,マニュアル操作と同様,全ドアコントロールモーターをロックまたはアンロック側に回転させます。
    3. その後,運転席ドアコントロールモーターからのロックまたはアンロック検知信号をドアコントロールリレーが受信すると,フラッシャーリレーをONしてハザードウォーニングランプが点滅します。なお,PRG端子は識別コードの登録などで使用します。

  2. システム機能
    1. オートパワーOFF機能
      1. トランスミッターのロック/アンロックボタンを押し続けても約0.8秒後に自動的に送信作動を停止します。
    2. オートロック機能
      1. トランスミッターによるアンロック作動を行った後,約30秒以内にドアを開けないかロックされない場合,自動的に全ドアをロックします。なお,下記いずれかの条件が成立すると作動しません。
      2. 非作動条件
        いずれかのドアを開いた場合
        ドアロックコントロールスイッチ(マニュアル作動用・キー連動用)または,トランスミッターによるロック作動を行った場合
        イグニッションキーシリンダーにキープレートを差し込んだ場合(キーアンロックウォーニングスイッチ:ON)
    3. 識別コード登録機能
      1. ドアコントロールレシーバー側のトランスミッター識別コードを,必要に応じて最大4種類まで追加登録できます。その他,識別コードの書き換えおよび登録コード数の確認や,万一トランスミッターを紛失した場合に,ドアコントロールレシーバーに登録されている識別コードを消去し,ワイヤレスドアロックリモートコントロール機能を禁止状態にすることができます。(識別コードの追加・書き換え・確認・禁止方法については,修理書を参照してください。)
    4. セキュリティー機能
      1. トランスミッターに記憶されたロック/アンロックボタンの暗号と,ドアコントロールレシーバーにカウントされている暗号の照合により作動するセキュリティーシステムを採用しました。
    5. 繰り返し機能
      1. ドアコントロールリレーがロック信号出力後,何らかの原因でロック検知信号(運転席ポジションスイッチ:OFF)を検出できなかった場合,約2秒後に再度同様の信号を出力します。
    6. ハザード(アンサーバック)点滅機能
      1. 運転席ドアコントロールモーターがロックまたはアンロック検知信号を出力すると,ドアコントロールリレーは検知信号に応じてハザードウォーニングランプをロック時に1回,アンロック時に2回点滅させます。
    7. ドア開・半ドア時作動停止機能
      1. いずれかのドアが半ドアまたは,開いている場合はロックあよびアンロック作動を禁止します。
    8. キー抜き忘れ防止機能
      1. イグニッションキーシリンダーにキープレートが差し込まれている場合は,識別コード登録時を除きすべての作動を禁止します。
    9. LED点灯機能
      1. トランスミッターのロック/アンロックボタンを押すと作動インジケーターランプが点灯し,作動中であることを知らせます。なお,バッテリーが切れると点灯しなくなります。

  3. ロック & アンロック作動
    1. ロック〈アンロック〉作動
      1. 運転席ドアがアンロック〈ロック〉,およびアンロックウォーニングスイッチがOFFの状態で,全ドアカーテシランプスイッチがOFFのとき,トランスミッターからの微弱電波(識別コード)をドアコントロールレシーバー内の高周波回路で受信すると,高周波回路は識別コードの判別を開始します。
      2. 高周波回路が受信した識別コードを自車のコードと認識すると,ロック〈アンロック〉信号をドアコントロールリレーに出力します。これにより,ドアコントロールリレーはマニュアルロック作動と同様,全ドアコントロールモーターをロック〈アンロック〉側に回転させます。
      3. 運転席ドアコントロールモーターからのロック〈アンロック〉検知信号(ポジションスイッチ:OFF〈ON〉)をドアコントロールリレーが受信すると,フラッシャーリレーをONしてハザードウォーニングランプを1回〈2回〉点滅します。