メータ & ゲージシステム 構造と作動

概 要

スピードメーター仕様
 
表 示
 
機 能
・・
表示範囲は0〜180km/h。10km/h表示以下は10km/h刻み。10km/h以上は2km/h刻み。
・・・
交差コイル方式スピードセンサーからのパルス信号により,車速を表示(ABSなし車)車輪速センサーからのパルス信号をスキッドコントロールコンピューターを介して入力し,車速を表示。(ABS付き車)
オド/トリップメーター仕様
 
表 示
 
機 能
・・
LCDによるデジタル表示表示範囲0〜999999km。(オドメーター)0.0〜9999.9km。(トリップメーター)
・・・
電子式スピードセンサー(ABSなし車),もしくはスキッドコントロールコンピューター(ABS付き車)からの信号を積算し,走行距離を表示オド/トリップ切り替えスイッチにより,オドメーター→トリップメーターの順に表示。イルミネーションON時は,オドメーター→トリップメーター→調光の順に表示。
作動/ウォーニングインジケーターランプ仕様
 
表 示
 
機 能
・
ランプ意匠および配置を上の図で示す。
・
各システムの作動状態および異常を点灯または点滅表示
マルチブザー仕様
 
表 示
 
機 能
・・・
キー抜き忘れウォーニングリバースウォーニング(A/T車)ランプ消し忘れウォーニング
・・・
イグニッションキーが差し込まれた状態(IG OFFまたはACC OFF)で運転席のドアを開くとブザーを吹鳴。〔キー抜き忘れウォーニング〕シフトポジションR(後退)時にブザーを吹鳴。〔リバースウォーニング〕ヘッドランプまたはテールランプが点灯状態でイグニッションキーが抜いてある場合に,運転席のドアを開くとブザーを吹鳴。〔ランプ消し忘れウォーニング〕
フューエルゲージ仕様
 
表 示
 
機 能
・・・・
LCD(液晶ディスプレイ)により表示8セグメントのバーグラフで表示表示範囲E〜F残量約7.5LでNo.1(最下位)セグメント点滅
・・
フューエルセンダーゲージからの出力電圧を入力し,フューエル残量を表示No.2セグメント消灯と同時に,No.1(最下位)セグメントおよびフューエルマーク・FUELDOORマークを点滅。(残量警告を点滅にて代用)

スピードメーター

  1. スピード表示
    1. スピードセンサー(ABSなし車),もしくはスキッドコントロールコンピューター(ABS付き車)からのトランスアクスル回転軸1回転あたり4パルス相当の車速信号を入力信号として,メーターコンピューターに入力します。メーターコンピューターは車速信号パルスをカウントし,その車速に応じて各コイルへ流す電流の強さおよび方向の各信号を各コイルに流し,それによってできる合成磁界の方向に指針(マグネット)を振らせます。

オド/トリップメーター

  1. オド/トリップ表示
    1. スピードメーター中央部の同一位置に切り替え表示するものとし,走行距離をLCDによる7セグメント構成のアラビア数字でデジタル表示します。
    2. 表示範囲は,オドメーターは1km刻みで最大999999kmまで,トリップメーターは0.1km刻みで最大9999.9kmまでとしました。
    3. 各モードの切り替えは,オド/トリップ切り替え・リセットスイッチをONすることによって行うものとし,オドメーター→トリップメーターの順に表示します。
    4. トリップメーター表示中にオド/トリップメーター切り替え・リセットスイッチを約1秒ONすることにより,現在表示中のトリップモード走行距離表示を0.0kmに戻し,スイッチをOFFした時点から再び計測を開始します。

  2. 輝度レベル表示(レオスタット)
    1. オド/トリップメーターは,オド/トリップ機能の他,テールランプON時,輝度レベルを1〜6の数字で表示する輝度レベル表示機能を備えています。(調光モード)
    2. 輝度レベルの表示切り替えは,テールランプON時にオド/トリップ切り替え・リセットスイッチをONすることで行い,オドメーター→トリップメーター→輝度レベル(6:明→1:暗)の順に表示します。

  3. 作 動
    1. メーターコンピューターが,スピードセンサー(ABSなし車),もしくはスキッドコントロールコンピューター(ABS付き車)からの車速パルス信号をカウント・積算することにより走行距離データーを算出します。メーターコンピューターは,走行距離データーに応じてドライバーを駆動し,該当するLCDのセグメントを点灯することにより走行距離を表示します。
    2. オド/トリップ切り替え・リセットスイッチからの信号をメーターコンピューターが入力し,オドメーター→トリップメーター→の切り替え,トリップメーターのリセットを行います。
    3. 走行距離データーの保持はメーターコンピューターで行っており,不揮発性メモリーIC*を使用して+B電源OFF後もデーターを記憶させています。
    4. □ 参 考 □
      * : 電源が供給されなくてもデーターを記憶し続けるメモリーIC

マルチブザー

  1. 機 能
    1. キー抜き忘れ・A/Tリバース・ランプ消し忘れの各項目発生時に,ブザーを吹鳴するマルチブザーをコンビネーションメーターに内蔵しました。なお,ブザーの吹鳴制御を行う回路はコンビネーションメーター内のメーターコンピューターに一体化しました。
      1. キー抜き忘れウォーニングブザー仕様
        1. イグニッションキーが差し込まれた状態(IG OFFまたはACC OFF)で運転席ドアを開けたとき。
      2. A/Tリバースウォーニングブザー仕様
        1. A/Tシフトポジション“R”(後退)のとき。
      3. ランプ消し忘れウォーニングブザー仕様
        1. ヘッドランプまたはテールランプが点灯状態でイグニッションキーが抜いてある場合に,運転席ドアを開けたとき。

  2. 作 動
    1. 各スイッチなどからの信号をメーターコンピューターが入力し,入力信号のウォーニング項目に応じてブザーを吹鳴させます。

フューエルゲージ

  1. 機 能
    1. フューエルゲージは8セグメントのバーグラフを点灯/消灯させることにより,フューエル残量を表示します。また,フューエルセンダーゲージの異常信号を表示するフューエルセンダー故障表示を行います。
      1. フューエル残量表示機能
        1. フューエルセンダーゲージからのフューエルタンク内の液量信号により,メーターコンピューターがLCDドライバーを駆動して該当するLCDのセグメントを点灯します。
      2. フューエル残量ウォーニング表示機能
        1. メーター内のフューエルゲージNo.2セグメント消灯時(フューエル残量約7.5L時)に,No.1セグメントおよびフューエルマーク・FUELDOORマークが点滅することにより運転者に警告します。
      3. フューエルセンダー故障モード
        1. フューエルセンダーゲージからの信号に異常(ショート・断線・コネクター外れ)が検出されると,全セグメントを約2分間点滅した後,通常表示でのエンプティー表示(全セグメント消灯)を行います。
        2. 故障復帰後の表示は,ショートが検出された場合は2秒以内に現在のフューエルレベル信号相当の表示を行い,断線およびコネクター外れが検出された場合は,イグニッションスイッチOFF→ON時には2秒以内に,イグニッションスイッチがON状態の場合は52秒以内に,それぞれフューエルレベル信号相当の表示を行います。

  2. 作 動
    1. 表示の書き換えは,フューエルセンダーゲージからの入力信号により,0.125秒ごとに205回とった入力信号の平均値が12回連続して増加または減少した場合に行います。なお,イグニッションスイッチON時は4回の平均値を表示します。

レオスタット

  1. 機 能
    1. テールランプON時にレオスタットスイッチを操作することにより,メーターの輝度を切り替えることができます。また,メーター輝度切り替え時に,オド/トリップメーター部へ現在の輝度レベルを表示することにより,操作性に優れたものとしました。
    2. レオスタットスイッチはスピードメーターの右下部に取り付けられており,オド/トリップ切り替え・リセットスイッチと兼用しています。
      1. 調光特性
        1. テールランプON時のメーター輝度をレオスタットスイッチを操作することにより,6段階に切り替えることができます。
        2. テールランプONかつ輝度レベル表示時にレオスタットスイッチを長押し(約1秒)することにより,メーター輝度切り替えモードとなり,オド/トリップメーター部に現在の輝度レベルを表示します。そのままスイッチを押し続けると,メーター輝度が順次切り替わり,任意の輝度でスイッチを離すとメーター輝度が固定されます。また,メーター輝度切り替え操作のデーターは,IG OFF後も記憶されており,再びテールランプをONすると前回設定したメーター輝度を保持しています。

  2. 作 動
    1. メーターコンピューターは,ライトコントロールスイッチ ON/OFF信号を入力することにより,輝度調整を行っており,さらにライトコントロールスイッチ ON時には,メーターコンピューターがレオスタットスイッチ操作信号を入力することにより輝度調整を行っています。

車輪速センサー

  1. 作 動
    1. 各車輪に取り付けられた車輪速センサーから出力されるタイヤ1回転あたり48パルスの車輪速パルスを,スキッドコントロールコンピューターがトランスアクスル1回転あたり4パルス相当の車速パルスに変換し,コンビネーションメーターに出力します。(ABS付き車)
    2. この車速パルスをコンビネーションメーター(スピードメーター)が入力することにより車速の表示を行います。
    3. ABSなし車は,スピードセンサーからの信号をメーターが直接入力し,車速の表示を行います。

アクティブ回路

  1. 機 能
    1. コンビネーションメーターとブレーキ・ABS(装着車)・SRSエアバッグシステム間で,コネクターの半かん合・ワイヤーハーネスのかみ込み・断線など配線の異常が発生した場合,該当するシステムのウォーニングインジケーターランプをメーター側の制御により点灯させることで異常を知らせます。
      1. ブレーキ・ABSウォーニングインジケーターランプ作動
        1. メーターコンピューターは,スキッドコントロールコンピューターからの「ブレーキウォーニングインジケーターランプ点灯制御信号」を入力するとブレーキウォーニングインジケーターランプを,「ABSウォーニングインジケーターランプ点灯制御信号」を入力するとABSウォーニングインジケーターランプを点灯/点滅させます。
        2. メーターコンピューターがスキッドコントロールコンピューターとの接続状態異常を検知すると,内蔵のアクティブ回路が異常検知状態に応じてブレーキ・またはABSウォーニングインジケーターランプを点灯させます。
      2. SRSエアバッグウォーニングインジケーターランプ作動
        1. メーターコンピューターは,センターエアバッグセンサーASSYからの「SRSエアバッグウォーニングインジケーターランプ点灯制御信号」を入力するとSRSエアバッグウォーニングインジケーターランプを点灯/点滅させます。
        2. メーターコンピューターがセンターエアバッグセンサーASSYとの接続状態異常を検知すると,内蔵のアクティブ回路が異常検知状態に応じてSRSエアバッグウォーニングインジケーターランプを点灯させます。

シートベルト非着用ウォーニングシステム

システム

  1. 機 能
    1. シートベルト非着用ウォーニングインジケーターランプは,イグニッションスイッチ ONで点滅(助手席は乗員が着座した後)し,シートベルトを着用(バックルスイッチ OFF)すると消灯します。なお,表示部は運転席がコンビネーションメーター内,助手席がヒーターコントロールスイッチの下部としました。

  2. 乗員検知センサー
    1. イグニッションスイッチ ONで助手席に乗員が着座すると,センサーの電極が接触して助手席シートベルト非着用ウォーニングインジケーターランプが点滅します。なお,荷物を置くなど一定の荷重を検出すると,ウォーニングインジケーターランプが点滅することがあります。

  3. 作 動
    1. シートベルト非着用ウォーニングインジケーターランプは,イグニッションスイッチ ONで点滅(助手席は乗員が着座した後)し,シートベルトを着用すると,シートベルトバックルスイッチが OFFして消灯します。