エンジンASSY(1NZ-FNE)  点検

準備品一覧



1. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)点検


2. エンジン オイル点検


3. バッテリ点検
  1. バッテリ比重点検

    基準:
    1.25-1.29(液温20°C)



4. エアクリーナフィルタ エレメントSUB-ASSY点検


5. スパーク プラグ点検
(要領は参照)


6. Vリブドベルト点検


    A066314
  1. ファン & オルタネータVベルト張力およびたわみ量点検

    たわみ量:
    (押力 98N{10kgf})
    新品取り付け時[mm]
    点検時[mm]
    7-8.5
    11-13
    張力:

    新品取り付け時[N{kgf}]
    点検時[N{kgf}]
    539-637{55-65}
    245-392{25-40}

    ■ 注 意 ■
    1. ベルトのたわみ量は、定められたプーリ間で測定する。
    2. 新品のベルトに交換するときには、「新品取り付け時」の基準値の中央値に調整する。
    3. 5分以上使用したベルトの点検は、「点検時」の基準値で確認する。
    4. 5分以上使用したベルトの再組み付け時は、「点検時」の基準値の中央値に調整する。



  2. A066315
  3. ベーンポンプVベルト(パワステベルト)張力およびたわみ量点検

    たわみ量:
    (押力 98N{10kgf})
    新品取り付け時[mm]
    点検時[mm]
    8-10
    11-13
    張力:

    新品取り付け時[N{kgf}]
    点検時[N{kgf}]
    441-561{45-55}
    255-343{25-35}

    ■ 注 意 ■
    1. ベルトのたわみ量は、定められたプーリ間で測定する。
    2. 新品のベルトに交換するときには、「新品取り付け時」の基準値の中央値に調整する。
    3. 5分以上使用したベルトの点検は、「点検時」の基準値で確認する。
    4. 5分以上使用したベルトの再組み付け時は、「点検時」の基準値の中央値に調整する。



7. 点火時期点検
  1. S2000による点検

    1. エンジンを暖機する。

    2. DLC3にS2000を接続する。

      SST
      09991-60101  
      09991-60300  

    3. 画面表示に従って操作し、「ECUデータモニター」画面を表示させる。

    4. 点火時期が基準値内であることを確認する。

      基準値:
      2-16°CA BTDC(アイドル回転時)

    5. エンジン回転を上げたとき、点火時期がすみやかに進角することを確認する。

    6. 「アクティブテスト」画面を表示させ、点火時期#1を選択後、TC端子ON状態で測定する。

      基準値:
      8-12°CA BTDC(アイドル回転時)

      ■ 注 意 ■
      1. 全てのアクセサリスイッチおよびA/CをOFFにする。
      2. 電動ファンOFFのとき点検を行う。
      3. 点火時期を点検するときはトランスミッションをニュートラルポジションにする。

      □ 参 考 □
      エンジン回転数を1000-1300r/minに5秒間保ちアイドル回転になることを点検する。

  2. 一般計器による点検

    1. エンジンを暖機する。

    2. シリンダヘッドカバーNo.2を取りはずす。



    3. A056027
    4. 図の位置のワイヤーハーネスを引きだし、タイミングライトのクリップをワイヤハーネスに接続する。

      ■ 注 意 ■
      1. 一次信号を検出できるタイミングライトを使用する。
      2. 点検後、ワイヤハーネスを確実にテーピングする。



    5. A054750
    6. ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2を使用して、DLC3の13(TC)←→4(CG)端子間を短絡する。

      SST
      09843-18040  

      ■ 注 意 ■
      1. 短絡位置を間違えると故障の原因になるため絶対に間違えない。
      2. 全てのアクセサリスイッチおよびA/CをOFFにする。
      3. 電動ファンOFFのとき点検を行う。

    7. 点火時期が基準値内であることを確認する。

      基準値:
      8-12°CA BTDC(アイドル回転時)

    8. DLC3の13(TC)←→4(CG)端子間を開放する。

    9. 点火時期が基準値内であることを確認する。

      基準値:
      2-16°CA BTDC(アイドル回転時)

    10. エンジン回転数を上げたとき、点火時期がすみやかに進角することを確認する。



8. エンジン アイドル回転点検
  1. S2000による点検

    1. エンジンを暖機する。

    2. DLC3にS2000を接続する。

      SST
      09991-60101  
      09991-60300  

    3. 画面指示に従って操作を行い、「点火時期点検」画面を表示させ、アイドル回転数を測定する。

      基準値:
      650-750r/min(P、Nレンジ時)

      ■ 注 意 ■
      1. 全てのアクセサリスイッチおよびA/CをOFFにする。
      2. 電動ファンOFFのとき点検を行う。

  2. 一次電流検出タイプの回転計による点検



      A054751
    1. DLC3の9(TAC)端子にタコパルスピックワイヤNo.2を取り付け、回転計を接続しアイドル回転数を測定する。

      SST
      09843-18030  

      基準値:
      650-750r/min(P、Nレンジ時)

      ■ 注 意 ■
      1. 全てのアクセサリスイッチおよびA/CをOFFにする。
      2. 電動ファンOFFのとき点検を行う。



9. コンプレッション点検
  1. エンジンを暖機する。

  2. シリンダヘッドカバーNo.2を取りはずす。

  3. イグニションコイルを取りはずす。

  4. スパークプラグを取りはずす。

  5. コンプレッションを点検する。

    1. プラグホールにコンプレッションゲージを取り付ける。

    2. スロットルを全開にする。

    3. エンジンをクランキングしコンプレッションを測定する。

      基準値:
      1720kPa{17.6kgf·cm2}
      限度:
      1330kPa{13.6kgf·cm2}
      気筒差:
      98kPa{1.0kgf·cm2}

      ■ 注 意 ■
      1. 250r/min以上のエンジン回転数になるように満充電のバッテリを使用する。
      2. 他のシリンダも同様に点検する。
      3. コンプレッションの測定は短時間で行う。



    4. A057119
    5. 圧縮圧力が低い場合は、シリンダ内にエンジンオイルを少量注ぎ、再度コンプレッションを測定する。

      □ 参 考 □
      1. コンプレッションが上昇した場合は、ピストンリングの摩耗などの可能性がある。
      2. コンプレッションに変化がない場合は、バルブ関係の不良の可能性がある。



10. CO,HC濃度点検
  1. エンジンを始動する。

  2. 2500r/minで180秒間レーシングする。

  3. アイドル回転時にテスタプローブを40cm以上テールパイプに挿入する。

  4. CO、HC濃度の点検を行う。

    基準値:
    CO濃度 1.0%以下
    HC濃度 300ppm以下

  5. CO、HCが基準値外の場合は、下に示した手順で行う。

    1. オキシジエンセンサ点検

    2. 下の表を参考にトラブルシューティングを行う。

      CO
      HC
      不具合
      推定原因
      正常
      高い
      ラフアイドル
      1.イグニッション不良
      1. タイミング不良
      2. プラグギャップ不良
      2.バルブクリアランス不良
      3.吸排気ガスもれ
      4.シリンダ圧縮もれ
      低い
      高い
      ラフアイドル(HC不安定)
      1.負圧もれ
      1. PCVホース
      2. インテークマニホルド
      3. スロットルボデー
      4. アイドルスピードコントロールバルブ
      5. ブレーキブースタライン
      2.混合気希薄による失火
      高い
      高い
      ラフアイドル(黒煙)
      1.エアエレメントつまり
      2.PCVバルブつまり
      3.EFIシステム不良
      1. プレッシャレギュレータ不良
      2. 水温センサ不良
      3. エアフロメータ不良
      4. ECU不良
      5. インジェクタ不良
      6. スロットルポジションセンサ不良