DTC    P1005/B4    デリバリ遮断弁系統

準備品一覧


回路説明


  1. デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)はフューエルパイプNo.1に取り付けられている。E.F.I.コンピュータリレーがONになるとデリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)がONになり(開弁)、インジェクタへ燃料を供給する。エンジン停止時またはガス漏れ異常時は、デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)を閉じ、燃料供給を停止する。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P1005/B4
1.エンジン始動後
2.デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)出力デューティ比が90%以上およびデリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)電流値が0.2A以下(デリバリソレノイドバルブ回路の断線)
3.3秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A083350



点検手順


□ 参 考 □
SST(S2000)を使用してフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1S2000アクティブテスト実施(デリバリ遮断弁)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. エンジン停止状態で、イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)を使用して、「アクティブテスト」-「デリバリ遮断弁」を選択する。

    1. サウンドスコープをデリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)に当てる。

    2. アクティブテスト「通電」を実行したときに、デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)の作動音を確認する。

      基準:


      アクティブテスト
      基準
      通電時
      作動音がする
      非通電時
      作動音がしない



OK
常時発生しない問題の点検
NG


手順2フューエル パイプSUB-ASSY NO.1単体点検(デリバリソレノイドバルブ)
(要領は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


NG
フューエル パイプSUB-ASSY NO.1交換
OK


手順3ヒューズ点検(E.F.I.フューズ)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A067447
  1. E.F.I.ヒューズを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.ヒューズの導通を確認する。

    基 準:
    導通あり



NG
ヒューズ交換
OK


手順4EFI コンピュータ リレー単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E034090
  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リレーの各端子間の導通を点検する。

    基準:

    条件
    基準値
    1端子←→2端子
    導通あり
    3端子←→5端子
    導通なし

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1←→2端子間にバッテリ電圧をかけたとき、3←→5端子間の導通の有無を確認する。

    基準:
    導通あり



NG
EFI コンピュータ リレー交換
OK


手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電圧点検)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083031
  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.コンピュータリレー取り付け用リレーブロックホルダ端子電圧を測定する。

    基準値:

    測定端子
    基準値
    5端子←→ボデーアース
    10-14V
    2端子←→ボデーアース
    10-14V

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
電源回路点検および交換
OK


手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ-デリバリソレノイドバルブ)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083380
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。

  1. デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)のコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→デリバリソレノイドバルブの車両側コネクター間の導通および短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準:

    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→デリバリソレノイドバルブ
    基準
    B2(VCNGDP)←→2(VDP)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E.F.I.コンピュータリレー-エンジンコントロールコンピュータおよびボデーアース)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083381
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターCおよびコネクターDを切り離す。

  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→E.F.I.コンピュータリレー取り付け用リレーブロックホルダおよびボデーアース間の導通を点検する。(端子配列は参照)

    基準:

    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→E.F.I.コンピュータリレー
    E.F.I.コンピュータリレー←→ボデーアース
    基準
    C27(MREL)←→2端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    D1(+B)←→3端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    1端子←→ボデーアース
    導通あり

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(デリバリソレノイドバルブ-E.F.I.コンピュータリレー)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083389
  1. デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)のコネクターを切り離す。

  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、デリバリソレノイドバルブの車両側コネクター←→E.F.I.コンピュータリレー取り付け用リレーブロックホルダ間の導通および短絡を点検する。

    基準:

    測定端子(端子名)
    デリバリソレノイドバルブ←→E.F.I.コンピュータリレー
    基準
    1(B)←→3端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換