DTC    P0185/B1    低圧側ガス温センサ系統

DTC    P0187/B1    低圧側ガス温センサ(Low)

DTC    P0188/B1    低圧側ガス温センサ(High)

準備品一覧


回路説明


  1. フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)は、デリバリパイプに取り付けてあり、デリバリパイプ内の低圧ガス温度を感知する。フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)内に組み込まれているサーミスタは、ガス温度の変化に伴い抵抗値が変化する。ガス温度が低いほどサーミスタの抵抗値は大きくなり、逆に高いほど抵抗値は小さくなる。フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)は、エンジンコントロールコンピュータと接続されており、エンジンコントロールコンピュータのTHCNGL端子から抵抗Rを経由して5Vの電源電圧がフューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)に供給される。つまり、抵抗Rとフューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)は直列で接続されているので、ガス温度の変化に伴い変化し、THCNGL端子の電位もまた変化する。この信号を基にエンジンコントロールコンピュータは燃料噴射量を補正する。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0185/B1
1.イグニッションスイッチ ON
2.フューエルガステンパラチャセンサ回路の断線または短絡
3.3秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)
  3. エンジンコントロールコンピュータ
P0187/B1
1.イグニッションスイッチ ON
2.フューエルガステンパラチャセンサ回路の短絡
3.3秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)
  3. エンジンコントロールコンピュータ
P0188/B1
1.イグニッションスイッチ ON
2.フューエルガステンパラチャセンサ回路の断線
3.3秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A083046



点検手順


□ 参 考 □
  1. DTC P0110/24(吸気温センサ系統)、P0115/22(水温センサ系統)、P0120/41(スロットルセンサ系統)、P0135/21(O2センサヒータ系統B1S1)、P0141/27(O2センサヒータ系統B1S2)、P0183(高圧側ガス温センサ系統(High))、P0188(低圧側ガス温センサ系統(High))、P0193(高圧側ガス圧センサ系統(High))、P0550/75(P/S圧力センサ系統)、P0710/38(油温センサ系統(High))、P1193(低圧側ガス圧センサ系統(High))が連続して出力されるなら、E2(アース系統)が断線している可能性がある。
  2. SST(S2000)を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1エンジンコントロール コンピュータ点検(電圧点検)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083393
  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータのコネクター端子間の電圧を測定する。(端子配列は参照)

    基準値:

    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→フューエルガステンパラチャセンサ
    基準値
    A12(THCNGL)←→B19(E2)
    0.2-4.8V



OK
手順 4 へ
NG


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ-フューエルガステンパラチャセンサ)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083375
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターAおよびコネクターBを切り離す。

  1. フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)のコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→フューエルガステンパラチャセンサ(低圧側)の車両側コネクター端子間の導通および短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準:

    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→フューエルガステンパラチャセンサ
    基準
    A12(THCNGL)←→2(THL)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    B19(E2)←→1(E2)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3SENSOR, WATER TEMPERATURE点検(低圧側)
(要領は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


NG
SENSOR, WATER TEMPERATURE交換(低圧側)
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順4ダイアグコード読み取り
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. DLC3にSST(S2000)を接続する。

  1. イグニッションスイッチをONにして、SST(S2000)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。

  1. 走行テストを実施する。

  1. イグニッションスイッチをONにして、SST(S2000)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。

    検出結果:


    A
    B
    C
    ダイアグコードが再表示される
    他のダイアグコードが再表示される
    正常コード表示



B
関連するダイアグコードチャートへ

C
システム正常
A

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換