DTC    P0089/B3    レギュレータ異常

準備品一覧


回路説明


  1. レギュレータ調圧異常不良が発生し制御燃圧がインジェクタの作動限界圧力を超えるとインジェクタが開弁できなくなる。これを回避するため低圧側ガス圧が1.08MPa超える場合は、レギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)をOFF(閉弁)し、0.88MPa以下になった時にON(開弁)する。所定時間内に所定回数を開閉した場合、このDTCが記録される。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0089/B3
1.エンジン回転中
2.レギュレータ調圧不良(レギュレータソレノイドバルブが頻繁に開閉する)
3.10秒間で6回以上
4.2トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. レギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)
  3. LPG(CNG)レギュレータASSY
  4. デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)
  5. フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY(タンク遮断弁)
  6. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A214237



点検手順


□ 参 考 □
SST(S2000)を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1S2000アクティブテスト実施(デリバリ遮断弁)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. エンジン停止状態で、イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)を使用して、「アクティブテスト」-「デリバリ遮断弁」を選択する。

    1. サウンドスコープをデリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)に当てる。

    2. アクティブテスト「通電」を実行したときに、デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)の作動音を確認する。

      基準

      アクティブテスト
      基準
      通電時
      作動音がする
      非通電時
      作動音がしない



NG
手順 10 へ
OK


手順2S2000アクティブテスト実施(レギュレータ遮断弁およびサーキットリレー)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. エンジン停止状態で、イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)を使用して、「アクティブテスト」-「レギュレータ遮断弁」を選択する。

    1. サウンドスコープをレギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)に当てる。

    2. アクティブテスト「通電」を実行したときに、レギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)の作動音を確認する。

      基準

      アクティブテスト
      基準
      通電時
      作動音がする
      非通電時
      作動音がしない

  1. エンジン停止状態で、イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)を使用して、「アクティブテスト」-「サーキットリレー」を選択する。

    1. サウンドスコープをフューエルタンクソレノイドメインバルブASSY(タンク遮断弁)に当てる。

    2. アクティブテスト「通電」を実行したときに、フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY(タンク遮断弁)の作動音を確認する。

      基準

      アクティブテスト
      基準
      通電時
      作動音がする
      非通電時
      作動音がしない


      点検結果

      A
      B
      C
      D
      両方正常
      両方異常
      フューエルタンクソレノイドメインバルブASSYが異常
      レギュレータソレノイドバルブが異常



B
手順 4 へ

C
手順 6 へ

D
手順 8 へ
A


手順3正常な部品と交換
  1. エンジンコントロールコンピュータ交換後、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)

    基準

    A
    B
    正常コードが出力される
    P0089/B3が出力される



B
LPG(CNG) レギュレータASSY交換
A

エンジンコントロール コンピュータ交換 

手順4EFI サーキットオープニング リレーASSY点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E034090
  1. E.F.I.サーキットオープニングリレーASSYを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リレーの各端子間の導通を点検する。

    基準
    条件
    基準値
    1端子←→2端子
    導通あり
    3端子←→5端子
    導通なし

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1←→2端子間にバッテリ電圧をかけたとき、3←→5端子間の導通の有無を確認する。

    基準
    導通あり



NG
EFI サーキットオープニング リレーASSY交換
OK


手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電圧点検)
(点検要領および注意事項は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083370
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターDを切り離す。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータのコネクター端子の電圧を測定する。(端子配列は参照)

    基準値
    測定端子(端子名)
    基準値
    D2(FC)←→ボデーアース
    9-14V



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順6フューエル タンクASSY点検(フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY)
(要領は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


NG
フューエル タンクASSY交換
OK


手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY-E.F.IサーキットオープニングリレーASSY)
(点検要領および注意事項は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083371
  1. フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY(タンク遮断弁)のコネクターを切り離す。

  1. E.F.I.サーキットオープニングリレーASSYを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、フューエルタンクソレノイドメインバルブASSYの車両側コネクター←→E.F.I.サーキットオープニングリレーASSY取り付け用リレーブロックホルダ間の導通および短絡を点検する。

    基準
    測定端子(端子名)
    フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY←→E.F.I.サーキットオープニングリレーASSYおよびボデーアース
    基準
    1(B)←→3端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    2(E)←→ボデーアース
    導通あり

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順8LPG(CNG) レギュレータASSY点検(レギュレータソレノイドバルブ)
(要領は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


NG
LPG(CNG) レギュレータASSY交換
OK


手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(レギュレータソレノイドバルブ-E.F.IサーキットオープニングリレーASSYおよびエンジンコントロールコンピュータ)
(点検要領および注意事項は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083369
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。

  1. レギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)のコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→レギュレータソレノイドバルブの車両側コネクター間の導通および短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準
    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→レギュレータソレノイドバルブ
    基準
    B1(VCNGPR)←→2(VPR)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと



    A083385
  1. E.F.I.サーキットオープニングリレーASSYを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、レギュレータソレノイドバルブの車両側コネクター←→E.F.I.サーキットオープニングリレーASSY取り付け用リレーブロックホルダ間の導通および短絡を点検する。

    基準
    測定端子(端子名)
    レギュレータソレノイドバルブ←→E.F.I.サーキットオープニングリレーASSY
    基準
    1(B)←→3端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順10フューエル パイプSUB-ASSY NO.1点検(デリバリソレノイドバルブ)
(要領は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


NG
フューエル パイプSUB-ASSY NO.1交換
OK


手順11EFI コンピュータ リレー点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E034090
  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リレーの各端子間の導通を点検する。

    基準
    条件
    基準値
    1端子←→2端子
    導通あり
    3端子←→5端子
    導通あり

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1←→2端子間にバッテリ電圧をかけたとき、3←→5端子間の導通の有無を確認する。

    基準
    導通あり



NG
EFI コンピュータ リレー交換
OK


手順12ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ-デリバリソレノイドバルブ)
(点検要領および注意事項は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083372
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBおよびコネクターDを切り離す。

  1. デリバリソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)のコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→デリバリソレノイドバルブの車両側コネクター間の導通および短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準
    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→デリバリソレノイドバルブ
    基準
    B2(VCNGDP)←→2(VDP)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    D1(+B)←→1(B)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順13ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E.F.I.コンピュータリレー-エンジンコントロールコンピュータおよびボデーアース)
(点検要領および注意事項は 参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A083373
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターCおよびコネクターDを切り離す。

  1. E.F.I.コンピュータリレーを取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクター←→E.F.I.コンピュータリレー取り付け用リレーブロックホルダ間の導通および短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準
    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ←→E.F.I.コンピュータリレー
    基準
    C27(MREL)←→2端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    D1(+B)←→3端子
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.コンピュータリレー取り付け用リレーブロックホルダ←→ボデーアース間の導通を点検する。

    基準
    測定端子(端子名)
    E.F.I.コンピュータリレー←→ボデーアース
    基準
    1端子←→ボデーアース
    導通あり

    ■ 注 意 ■
    ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換