DTC    P0110/24    吸気温センサ系統

準備品一覧


回路説明



  1. A032255
    インレットエアテンパラチャセンサは、インテークエアフロメータ内に設けてあり、吸入空気温度を感知する。インレットエアテンパラチャセンサ内に組み込まれているサーミスタは、吸入空気温の変化に伴い抵抗値が変化する。吸入空気温度が低ければ低いほどサーミスタの抵抗値は大きくなり、逆に高ければ高いほど抵抗値は小さくなる。インレットエアテンパラチャセンサは、エンジンコントロールコンピュータと接続されており、エンジンコントロールコンピュータのTHA端子から抵抗Rを経由して5Vの電源電圧がインレットエアテンパラチャセンサに供給される。つまり、抵抗Rとインレットエアテンパラチャセンサは直列で接続されているので、抵抗値は吸入空気温の変化に伴い変化し、THAターミナルの電位もまた変化する。この信号を基にエンジンコントロールコンピュータは冷間時に燃料噴射量を増やし、ドライバビリティを向上させる。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0110/24
1.イグニッションスイッチ ON
2.インレットエアテンパラチャセンサ回路の断線または短絡
3.0.5秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. インテークエアフロメータS/A
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A082950



点検手順


□ 参 考 □
  1. DTC P0110/24(吸気温センサ系統)、P0115/22(水温センサ系統)、P0120/41(スロットルセンサ系統)、P0135/21(O2センサヒータ系統B1S1)、P0141/27(O2センサヒータ系統B1S2)、P0183/B6(高圧側ガス温センサ系統(High))、P0188/B1(低圧側ガス温センサ系統(High))、P0193/B7(高圧側ガス圧センサ系統(High))、P0550/75(P/S圧力センサ系統)、P0710/38(油温センサ系統(High))、P1193/B2(低圧側ガス圧センサ系統(High))が連続して出力されるなら、E2(アース系統)が断線している可能性がある。
  2. SST(S2000)を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1S2000データ読み取り(吸気空気温度)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. イグニッションスイッチをONにして、エンジン停止状態でSST(S2000)に表示される吸入空気温度を読み取る。

    測定結果: 
    A
    B
    C
    -40ーC
    140ーC
    雰囲気温と同等



B
手順 4 へ

C
常時発生しない問題の点検
A


手順2S2000データ読み取り(ワイヤハーネス断線点検)
SST
09991-60101  
09991-60300  
09843-18040  


    A067454
  1. インテークエアフロメータS/Aのコネクターを切り離す。

  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクター4(THA)端子←→5(E2)端子間を短絡する。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    表示温度:
    140°C以上



OK
インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換
NG


手順3S2000データ読み取り(エンジンコントロールコンピュータ内部断線点検)
SST
09843-18040  
09991-60101  
09991-60300  


    A082951
  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、エンジンコントロールコンピュータのコネクターB22(THA)端子←→B19(E2)端子間を短絡する。(端子配列は参照)

  1. SST(S2000)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    表示温度:
    140°C以上



NG
エンジンコントロール コンピュータ点検および交換
OK

ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 

手順4S2000データ読み取り(ワイヤハーネス短絡点検)
  1. インテークエアフロメータS/Aのコネクターを切り離す。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    表示温度:
    -40°C



OK
インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換
NG


手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピューターインテークエアフロメータS/A)
(点検要領および注意事項は参照)


    A082952
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBおよびインテークエアフロメータS/Aのコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクターB22(THA)←→インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクター4(THA)端子間の短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準:
    端子間の短絡がないこと

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクターB22(THA)←→ボデーアース間の短絡を点検する。(端子配列は参照)

    基準:
    ボデーアースと短絡がないこと



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換