EFIシステム(1NZ-FNE) 前点検 |
スロットルバルブが全閉であることを確認する。
シフト位置をNレンジまたはPレンジにする。
エアコンをOFFにする。
DLC3にSST(S2000)を接続する。
画面表示に従って操作を行い「ダイアグコード確認」画面を表示させノーマルモードまたはチェックモードを選択し、ダイアグコードを確認する。
イグニッションスイッチをOFFにする。
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SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、DLC3の13(TC)←→4(CG)端子間を短絡する。
イグニッションスイッチをONにして、チェックエンジンウォーニングランプの点滅回数を読み取る。
| 16進数 | 点滅回数 |
|---|---|
| A | 10 |
| B | 11 |
| C | 12 |
| D | 13 |
| E | 14 |
| F | 15 |

SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を取りはずす。
ダイアグコードが出力されているが現象が再現できない場合は、フリーズフレームデータを確認する。
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画面表示に従って操作を行い「ダイアグ & フリーズ消去」画面を表示させダイアグコードを消去する。
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E.F.I.ヒューズ(15A)を取りはずし、60秒以上経過後ヒューズを接続する。
チェックモードでのダイアグコード読み取り後、ダイアグコードの記憶を消去する。
チェックモードを選択し、エンジンを始動する。
アイドル回転状態のまま、ダイアグコード(チェックモード)点検で出力した不具合系統のワイヤハーネスおよびコネクターを振ってみる。
ワイヤハーネスおよびコネクターを振ってチェックエンジンウォーニングランプが点灯すれば、その箇所のワイヤハーネスまたはコネクターに接触不良の恐れがある。
以下のコードがエンジンコントロールコンピュータに記録されている場合は、フェイルセーフモードに入る。
| ダイアグコード | フェイルセーフ操作 | フェイルセーフモード解除条件 |
|---|---|---|
| P0110/24 | 吸入エア温度は20°Cに固定 | 通常状態へ復帰 |
| P0115/22 | 水温は80°Cに固定 | 通常状態へ復帰 |
| P0120/41 | VTAは0°で固定 | スロットルポジションスイッチを閉じたまま、以下の条件を最低2秒以上連続して繰り返さなければならない: 0.1V≦VTA≦0.95V |
| P0500/42 | ISCコントロール禁止 | 通常状態へ復帰 |
| P1190/B2 P1192/B2 P1193/B2 | 低圧側ガス圧は0.69MPaに固定 | 通常状態へ復帰 |
| P1300/14P1305/15 P1310/14 P1315/15 | 燃料カット | 通常状態へ復帰 |
ダイアグコードの消去
チェックモードセット
再現テスト実行
コネクターと各端子の目視点検と接続状態点検
ワイヤハーネスおよびコネクターに無理な力が掛かっていないか点検
| 項目名 〔短縮名称〕 | 項目名解説 | 点検条件 | 参考値 | 異常時の主な点検項目 |
|---|---|---|---|---|
| チェックエンジン ランプ点灯状態 〔MIL〕 | チェックエンジンウォーニングランプ点灯状態を表す | イグニッションスイッチ ON | 1=ランプ点灯中 0=ランプ消灯中 | 常点灯時:エンジンコントロールコンピュータ不良 |
| F/B実施状態 バンク1 〔F-S1〕 | 空燃比F/B(フィードバック)制御の実行状態を表す | 2500r/minエンジン一定回転時 | 実施中1=F/B正常 実施中2=オキシジエンセンサ異常 未実施1=F/B条件未成立 未実施2=システム正常 未実施3=システム異常 | OXL1電圧 |
| エンジン負荷値 〔CALO〕 |
| アイドリング回転時(エアコン OFF、Nレンジ) | 10-30% |
|
| エンジン負荷値 〔CALO〕 |
| 2000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 10-30% |
|
| エンジン負荷値 〔CALO〕 |
| 3000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 10-30% |
|
| エンジン冷却水温 〔THW〕 |
| 冷間始動→完全暖機 | 徐々に上昇 | THW電圧 |
| エンジン冷却水温 〔THW〕 |
| 完全暖機 | 80-100°C | THW電圧 |
| エンジン冷却水温 〔THW〕 |
| センサショート時 | 140°C | THW電圧 |
| エンジン冷却水温 〔THW〕 |
| センサ断線時 | -40°C | THW電圧 |
| 空燃比F/B値 バンク1 〔SFT1〕 |
| 2500r/minエンジン一定回転時 | -20-20% | OXL1電圧 |
| 空燃比F/B 学習値 バンク1 〔LFT1〕 |
| 2500r/minエンジン一定回転時 | -20-20% | OXL1電圧 |
| エンジン回転数 〔ESPD〕 | エンジン回転数を表す | エンジン停止時 | 0r/min | NE、G2+信号 |
| エンジン回転数 〔ESPD〕 | エンジン回転数を表す | エンジン一定回転時 | 大きな変動がない | NE、G2+信号 |
| 車速 〔SPD1〕 | 車速を表す | 停車時 | 0r/min | SPD信号 |
| 車速 〔SPD1〕 | 車速を表す | 一定速走行時 | 大きな変動がない | SPD信号 |
| 点火時期(#1) 〔IGT〕 |
| クランキング時 | 5°CA | NE信号 |
| 点火時期(#1) 〔IGT〕 |
| アイドル回転時 | 2-16°CA | NE信号 |
| 点火時期(#1) 〔IGT〕 |
| 2000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 15-35°CA | NE信号 |
| 吸入空気温度 〔THA〕 |
| イグニッションスイッチ ON | 雰囲気温と同等 | THA電圧 |
| 吸入空気温度 〔THA〕 |
| センサショート時 | 140°C | THA電圧 |
| 吸入空気温度 〔THA〕 |
| センサ断線時 | -40°C | THA電圧 |
| 吸入空気量 〔MAF〕 |
| アイドル回転時(エアコン OFF、Nレンジ) | 1-3g/s | VG電圧 |
| 吸入空気量 〔MAF〕 |
| 2000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 2-6g/s | VG電圧 |
| 吸入空気量 〔MAF〕 |
| 3000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 4-10g/s | VG電圧 |
| スロットル (No.1) センサ開度 〔THPS〕 |
| アクセルペダル全閉時 | 11-13% | VC、VTA電圧 |
| スロットル (No.1) センサ開度 〔THPS〕 |
| アクセルペダル全開時 | 70-74% | VC、VTA電圧 |
| スロットル (No.1) センサ開度 〔THPS〕 |
| アクセルペダル全閉→全開時 | 連続して変化 | VC、VTA電圧 |
| O2センサ電圧 B1S1 〔OS11〕 |
| 2500r/minエンジン一定回転時 | 0-1V | OXL1電圧 |
| O2センサ電圧 B1S2 〔OS12〕 |
| 2500r/minエンジン一定回転時 | 0-1V | OXL2電圧 |
| 噴射時間#1 〔INJ〕 |
| 冷間始動→完全暖機 | 徐々に減少 | VG、THW、OXL1電圧 |
| 噴射時間#1 〔INJ〕 |
| アイドル回転時(エアコン OFF、Nレンジ) | 2-4ms | VG、THW、OXL1電圧 |
| 噴射時間#1 〔INJ〕 |
| 2000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 2-4ms | VG、THW、OXL1電圧 |
| 噴射時間#1 〔INJ〕 |
| 3000r/min時(エアコン OFF、Nレンジ) | 2-4ms | VG、THW、OXL1電圧 |
| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| エンジン停止時(イグニッションスイッチ ON) | 40-70% |
|
| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| 冷間始動→完全暖機 | 徐々に減少 |
|
| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| アイドル回転時(エアコン OFF、Nレンジ) | 20-40% |
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| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| エアコン OFF→ON(Nレンジ) | 5-30% |
|
| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| シフトレバーN→Dレンジ(エアコン OFF) | 0-10% |
|
| ISC デューティ比 〔ISCD〕 |
| ライト、デフォッガOFF→ON(エアコン OFF、Nレンジ) | 0-10% |
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| パワステSW 〔PSSW〕 | パワーステアリング作動中を表す | ステアリング直進→旋回 | OFF→ON |
|
| ストップランプ SW 〔STP〕 | ブレーキ踏中を表す | ブレーキペダル離→踏 | OFF→ON | STP信号 |
| ニュートラル スタートSW 〔NSW〕 | シフトレバー位置N(P)を表す | シフトレバーN→Dレンジ | ON→OFF | エンジンコントロールコンピュータ |
| エアコン信号 〔A/C〕 | エアコン作動中を表す | エアコン OFF→ON | OFF→ON | エアコンスイッチ |
| アイドルSW 〔IDL〕 | アクセルペダル全閉を表す | アクセルペダル全閉→開 | ON→OFF | VTA電圧 |
| スタータ信号 〔STA〕 | 始動中を表す | イグニッションスイッチ ON→クランキング | ON→OFF | STA電圧 |
| 低負荷時 フューエルカット 〔FCTM〕 | 軽負荷時フューエルカット作動中を表す | 長降坂道走行中 | OFF→ON | VTA電圧 |
| アイドルON時 フューエルカット 〔FCI〕 | 減速時フューエルカット作動中を表す | 3000-4000r/minでアクセルペダルを離す | OFF→ON | VTA電圧 |
| サーキットオープ ニングリレー 〔FPC〕 | サーキットオープニングリレー作動中を表す | エンジン停止→クランキング | OFF→ON | エンジンコントロールコンピュータ |
| VVT制御 〔VVT〕 | VVT作動中を表す | Dレンジストール時 | OFF→ON | OCV電圧 |
| VVT目標変位角 バンク1 〔ETT1〕 |
| アイドル回転時 | 0-5° |
|
| VVT目標変位角 バンク1 〔ETT1〕 |
| Dレンジストール時 | 20-45° |
|
| VVT変位角 バンク1 〔EVT1〕 |
| アイドル回転時 | 0-5° |
|
| VVT変位角 バンク1 〔EVT1〕 |
| Dレンジストール時 | 25-45° |
|
| OCV デューティ比 バンク1 〔EDV1〕 |
| アイドル回転時 | 25-45% |
|
| OCV デューティ比 バンク1 〔EDV1〕 |
| Dレンジストール時 | 20-60% |
|
| パワステ信号入力 履歴 〔PSHS〕 | パワーステアリング信号入力履歴を表す | ステアリング直進→旋回 | OFF→ON(ON後はイグニッションOFFまでON) |
|
| CNG高圧側ガス圧センサ 〔GAPH〕 |
| アイドル回転時(A/C OFF Nレンジ) | 0.1-20MPa | PCNGH電圧(高圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| CNG高圧側ガス圧センサ 〔GAPH〕 |
| センサショート時 | 43.75MPa | PCNGH電圧(高圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| CNG高圧側ガス圧センサ 〔GAPH〕 |
| センサ断線時 | 0MPa | PCNGH電圧(高圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| CNG低圧側ガス圧センサ 〔GAPL〕 |
| アイドル回転時(A/C OFF Nレンジ) | 0.1-1.08MPa | PCNGL電圧(低圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| CNG低圧側ガス圧センサ 〔GAPL〕 |
| センサショート時 | 2.415MPa | PCNGL電圧(低圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| CNG低圧側ガス圧センサ 〔GAPL〕 |
| センサ断線時 | 0MPa | PCNGL電圧(低圧側フューエルプレッシャセンサ) |
| 項目 | 内容 | 制約条件 |
|---|---|---|
| 燃料噴射量 | 燃料噴射量の増減 テスト開始時の噴射量を0として、-12.5-25%の範囲で0.2%ごとに増減が可能 | 3000r/min以上または高温高負荷時はテスト中止 |
| ISCデューティー比 | ISCデューティー比増減10-90%の範囲で0.4%ごとに増減が可能 | 停車中、アイドル回転時 |
| サーキットリレー | サーキットオープニングリレー(タンク遮断弁)のON/OFF | ― |
| VVT制御 | ストイキ状態時デューティー比0%(未実施)←→100%(実施)(100%時エンストまたはラフアイドルすればOK) | エンジン始動後、アクセルペダル踏まず |
| フューエルカット禁止 | フューエルカットの実施/未実施 | アイドル回転時 |
| TC端子ON | コンビネーションメータのウォーニングダイアグ一括表示 | ― |
| デリバリ遮断弁 | デリバリ遮断弁への通電/非通電 | ― |
| レギュレータ遮断弁 | レギュレータ遮断弁への通電/非通電 | ― |
ガス漏れ検出制御概要
ガス漏れ検出には、「大量ガス漏れ検出」と「微量ガス漏れ検出」がある。「大量ガス漏れ検出制御」は、ガス配管破断などのガスの大量漏れを高圧側ガス圧センサ(フューエルガスプレッシャセンサ)が検知し、全ての遮断弁をOFF(閉弁)し、同時にフューエルウォーニングランプを点滅させる。「微量ガス漏れ検出制御」は、エンジン停止時に、レギュレータソレノイドバルブ(レギュレータ遮断弁)、フューエルタンクソレノイドメインバルブASSY(タンク遮断弁)をOFF(閉弁)(高低圧分離)し、デリバリソレノイドバルブ(デリバリ遮断弁)のみON(開弁)しておく。エンジン停止時圧力と停止5秒後の圧力降下割合をもとに漏れの有無を判定する。次回イグニッションスイッチON時に、全ての遮断弁をOFF(閉弁)し(始動不能)、同時にフューエルウォーニングランプを点滅させる。
| ガス漏れ検出 | 検出条件 1.異常状態 2.フェールセーフ |
|---|---|
| 大量ガス漏れ検出 | 1.走行中(エンジン回転中)に、約0.4秒間に高圧側ガス圧が0.35MPa{3.6kgf/cm2}以上低下 2.全ての遮断弁をOFF(閉弁)し、フューエルウォーニングランプを点滅させる |
| 微量ガス漏れ検出 | 1.〈高圧側〉エンジン停止から5秒間の高圧側ガス圧が5.7%以上低下〈低圧側〉エンジン停止から5秒間の高圧側ガス圧が37.7%以上低下 2.次回イグニッションスイッチON時に、全ての遮断弁をOFF(閉弁)し(始動不能)、フューエルウォーニングランプを点滅させる |


