冷媒 HFC-134a[R134a](1ND-TV)  車上点検




  1. 冷媒ガス圧力点検


    1. 冷媒量点検


      1. 次の条件に車両をセットする。[*1]
        項目
        条件
        外気温
        15°C-35°C
        エンジン回転
        アイドル回転数
        設定温度表示
        18.0(MAX COLD)
        ブロワスピード
        HI
        内外気切り替えダンパー位置
        RECIRC
        吹き出し口ダンパー位置
        FACE
        ボンネット
        全開
        ドア
        全開
        エンジン
        暖機後

      2. エアコンツールセットを取り付ける。



      3. [*1]の状態で充填量確認マップによる冷媒量を点検する。
        領域
        冷媒量
        処置
        B領域以外
        不充分又は過多
        低圧がB領域に入るまで充填する又は冷媒回収して正規量を再充填
        B
        適正
        -


        E065313



    2. ゲージによる冷媒圧力点検


      1. エアコンツールセットを取り付ける。

      2. 次の条件に車両をセットする。[*2]
        項目
        条件
        エンジン
        暖機後
        ドア
        全開
        A/C
        ON
        エンジン回転
        アイドル回転数
        内外気切り替えダンパー位置
        RECIRC
        設定温度表示
        18.0(MAX COLD)
        ブロワスピード
        HI
        エアコン吸い込み口温度
        30°C-35°C
        日射
        無し



      3. E065563
      4. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値:
        0.28-0.4MPa(2.8-4.0kgf·cm2)(低圧側)
        1.3-1.6MPa(13-16kgf·cm2)(高圧側)

        □ 参 考 □
        基準値は、冷媒ガス充てん量正常時を示す。



      5. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        作動中、低圧側の圧力が真空になったり、正常になったりする
        冷却システムに入った水分がリフリジラントフィルタ口で凍結し、一時的に冷媒が循環しなくなるが、氷が解けた後、正常な状態を回復する
        1. ドライヤが過飽和状態
        2. 冷却システムの水分がリフリジラントフィルタ口で凍結し、冷媒ガスの循環を遮っている
        1.クーラドライヤを交換する
        2.繰り返し空気を抜くことによってサイクル内の水分を除去する
        3.新しい冷媒ガスを適量注入する

        □ 参 考 □
        基準値は、冷却システムに水分が混入している場合を示す。


        E050574



      6. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低高圧両側の圧力が低い
        2. 冷却の性能が充分ではない
        冷却システムのどこかにガス漏れがある
        1. 冷媒ガスが少ない
        2. 冷媒ガス漏れ
        1. 冷媒ガス漏れがないか調べ、必要であれば修理する
        2. 新しい冷媒ガスを適量注入する
        3. ゲージに接続したときの圧力指示値0に近ければ漏れ箇所を点検し修理後、真空引き作業を行うこと

        □ 参 考 □
        基準値は、冷房の効きが悪い場合を示す。


        E050575



      7. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低高圧両側の圧力が低い
        2. コンデンサからA/Cユニットへ接続する配管に霜ができる
        コンデンサ内のほこりによって冷媒の流れが遮られている
        コンデンサの詰まり
        コンデンサを交換する

        □ 参 考 □
        基準値は、冷媒ガスの循環が悪い場合を示す。


        E050576



      8. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低圧側の圧力に真空表示、高圧側にきわめて低い圧力表示
        2. コンデンサまたはリフリジラントフィルタの前後の配管に霜あるいは露が見られる
        1. 冷媒ガスの流れが冷却システムの水分またはほこりによって遮られている
        2. リフリジラントフィルタのつまり
        冷媒ガスが循環しない
        1.リフリジラントフィルタを調べる
        2.リフリジラントフィルタのほこりをエアガンによって除去する
        3.コンデンサを交換する
        4.真空引き後、新しい冷媒ガスを適量入れる
        5.リフリジラントフィルタが破損している場合は交換する

        □ 参 考 □
        基準値は、冷媒ガスが循環しない場合を示す。


        E050577



      9. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 高低圧両側の圧力が高すぎる
        1. 冷媒過多
        2. コンデンサの冷却が不充分
        3. マグネットバルブASSYの詰まり
        1. 冷媒過多
        2. コンデンサ冷却不良
        3. マグネットバルブASSY故障
        1.コンデンサフィンを清掃する
        2.コンデンサファンモータ作動を確認する
        3.1と2が正常な場合、真空引き後新しい冷媒ガスを正規量注入する
        4.再充填後も圧力高い場合、マグネットバルブASSYを交換する

        □ 参 考 □
        基準値は、冷媒ガスの入れすぎまたはコンデンサの冷却が不充分の場合を示す。


        E050579



      10. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低高圧両側の圧力が高すぎる
        冷却システムにエア混入
        1. 冷却システムにエアが混入している
        2. 真空引きが不充分
        1.コンプレッサオイルが汚れていないか、不充分ではないか確認する
        2.真空引き後、新しい冷媒ガスを注入する

        □ 参 考 □
        基準値は、冷媒システムにエアが混入している場合を示す。


        E051887



      11. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低圧側の圧力が高すぎる
        2. 高圧側の圧力が高すぎる
        リフリジラントフィルタのトラブル
        冷媒流量過多
        リフリジラントフィルタを交換

        □ 参 考 □
        基準値は、リフリジラントフィルタが不適正の場合を示す。


        E052399



      12. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低圧側の圧力が高すぎる
        2. 高圧側の圧力が低すぎる
        コンプレッサ内の漏れ
        1. 圧縮不良
        2. バルブ漏れまたは摺動部品の破損
        コンプレッサの修理または交換

        □ 参 考 □
        基準値は、コンプレッサの圧縮不良の場合を示す。


        E052400



      13. [*2]の状態で、ゲージの数値を点検する。

        基準値測定結果 
        症状
        原因
        診断
        処置
        1. 低圧側の圧力が高すぎる
        マグネットバルブASSYの漏れ
        マグネットバルブASSYの故障
        マグネットバルブASSYを交換

        □ 参 考 □
        基準値はマグネットバルブASSYが不適正の場合を示す。


        E052399