DTC    P1229    ポンプ異常(過圧)

準備品一覧


回路説明



DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P1229
1.エンジン始動後
2.インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)特性異常
3.1秒以上
4.1トリップ
  1. インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)
  2. インジェクタASSY
  3. コモンレイルASSY
  4. ワイヤハーネスまたはコネクター


点検手順


□ 参 考 □
S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1燃料漏れ点検
(要領は参照)


NG
該当個所修理または交換
OK


手順2燃料切れ点検
  1. コンビネーションメータ内フューエルレシーバゲージの表示を確認する。

    基準:
    最後の1セグメントが点滅状態の場合はAへ
    2セグメント以上点灯の場合はBへ



B
手順 5 へ
A


手順3ダイアグノーシス再読み取り
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. 以下の作業を実施し、ダイアグコードが出力されないことを確認する。

    1. フューエルレシーバゲージが2セグメント以上点灯するまで燃料を補給する。

    2. フューエルフィルタのプライミングポンプを操作し、フューエルライン内のエア抜きを行う。

    3. ダイアグコードを消去する。

      ■ 注 意 ■
      ダイアグコードの消去を行う前に、ダイアグコードおよびフリーズフレームデータを記録する。

    4. エンジンを始動、正常にエンジンが始動したらフルスロットルでのレーシングを数回実施する。

      基準:
      チェックエンジンウォーニングランプの点灯およびダイアグコードの出力がないこと



OK
終了(燃料切れ)
NG


手順4ダイアグノーシス再読み取り
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. 以下の作業を実施し、チェックエンジンウオーニングランプが消灯することを確認する。

    1. エンジンを始動し、20秒以上アイドリングを実施する。

    2. エンジンを停止し、15秒以上待つ。

    3. 上記の作業を連続して3回以上行う。

      基準:
      チェックエンジンウォーニングランプが消灯すること

      □ 参 考 □
      チェックエンジンウォーニングランプが消灯した場合は、フルスロットルでのレーシングを数回実施する。



OK
終了(燃料切れ)
NG


手順5ワイヤハーネスまたはコネクター点検(インジェクション(サプライ)ポンプASSY電源電圧点検)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069927
  1. インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)のコネクタを切り離す。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)の車両側コネクタ1(+B)端子←→ボデ-ア-ス間の電圧を測定する。

    基準値:
    9V-12V

  1. イグニッションスイッチをOFFにする。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順6ワイヤハーネスまたはコネクター点検(インジェクション(サプライ)ポンプASSY-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069928
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびインジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)のコネクタを切り離す。

  1. 断線点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)の車両側コネクタ2(PCV)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC16(PCV)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり

  1. 短絡点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)の車両側コネクタ2(PCV)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

      基準:
      導通なし



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順7インジェクション OR サプライ ポンプASSY単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069926
  1. インジェクション(サプライ)ポンプASSY(吸入調量弁)のコネクタを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。

    基準値:
    2.9-3.15Ω(20°C時)



NG
インジェクション OR サプライ ポンプASSY交換
OK


手順8S2000データ読み取り(噴射補正量)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. アイドル回転状態でSST(S2000)に表示される噴射補正量を読み取る。

    基準値:


    [システム選択画面:TCCS→ECUデータモニター] 
    項目名
    〔短縮名称〕
    項目名解説
    点検条件
    参考値
    噴射補正量(#1)
    〔QCY1〕
    1. インジェクタ(#1)の噴射補正量を表す
    2. 表示範囲:-10mm3/st-10mm3/st
    アイドル回転時(完全暖機、A/C OFF)
    -2mm3/st←→+2mm3/st
    噴射補正量(#2)
    〔QCY2〕
    1. インジェクタ(#2)の噴射補正量を表す
    2. 表示範囲:-10mm3/st-10mm3/st
    アイドル回転時(完全暖機、A/C OFF)
    -2mm3/st←→+2mm3/st
    噴射補正量(#3)
    〔QCY3〕
    1. インジェクタ(#3)の噴射補正量を表す
    2. 表示範囲:-10mm3/st-10mm3/st
    アイドル回転時(完全暖機、A/C OFF)
    -2mm3/st←→+2mm3/st
    噴射補正量(#4)
    〔QCY4〕
    1. インジェクタ(#4)の噴射補正量を表す
    2. 表示範囲:-10mm3/st-10mm3/st
    アイドル回転時(完全暖機、A/C OFF)
    -2mm3/st←→+2mm3/st



NG
インジェクタASSY交換
OK


手順9コモン レールASSY交換
  1. コモンレールASSYを交換し、正常復帰するかを確認する。



OK
終了(コモンレールASSY不良)
NG


手順10インジェクション OR サプライ ポンプASSY交換
  1. インジェクション(サプライ)ポンプASSYを交換し、正常復帰するかを確認する。



OK
終了(インジェクション(サプライ)ポンプ不良)
NG

インジェクタASSY交換