DTC    P0335    クランク角センサ系統(断線、瞬断)

準備品一覧


回路説明


  1. クランクポジションセンサは、クランクアングルセンサプレートとピックアップコイルで構成されています。クランクアングルセンサプレートには上死点検出用に2歯欠歯した58個の凸部があり、クランクシャフトに取り付けられています。NEシグナルセンサはエンジン1回転に付き58回の信号を出力します。エンジンコントロールコンピュータはカムポジションセンサのG2信号を基に気筒判別とカムシャフトの位相または角度を、またNE信号によりクランクシャフト角とエンジン回転数を検出します。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0335
1.クランキング中またはエンジン始動後
2.クランクポジションセンサ回路の断線または短絡
3.10秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクタ
  2. クランクポジションセンサ
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A069908



点検手順


□ 参 考 □
S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1ワイヤハーネスまたはコネクター点検(クランクポジションセンサ-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069909
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびクランクポジションセンサのコネクタを切り離す。

  1. 断線点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、クランクポジションセンサの車両側コネクタ1(NE+)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC11(NE+)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、クランクポジションセンサの車両側コネクタ2(NE-)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC1(NE-)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり

    3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、クランクポジションセンサの車両側コネクタ3(SNE-)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC38(SNE-)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順2ワイヤハーネスまたはコネクター点検(クランクポジションセンサ-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069910
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびクランクポジションセンサのコネクタを切り離す。

  1. 短絡点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、クランクポジションセンサの車両側コネクタ1(NE+)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

      基準:
      導通なし



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3クランクポジション センサ単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E051630
  1. クランクポジションセンサのコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1(NE+)端子←→2(NE-)端子間の抵抗値を測定する。

    基準値:
    1630-2740Ω(20°C時)



NG
クランクポジション センサ交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換