DTC    P0115    水温センサ系統

準備品一覧


回路説明



  1. A032255
    E.F.I.ウォータテンパラチャ内に設けられているサーミスタは、エンジン冷却水の温度変化に伴い抵抗値が変化する。エンジン冷却水温度が低ければ低いほどサーミスタの抵抗値は大きくなり、逆に高ければ高いほど抵抗値は小さくなる。E.F.Iウォータテンパラチャは、エンジンコントロールコンピュータと接続されており、エンジンコントロールコンピュータのTHW端子から抵抗Rを経由して5Vの電源電圧がE.F.Iウォータテンパラチャに供給される。つまり、抵抗RとE.F.Iウォータテンパラチャは直列で接続されているので、抵抗値はエンジン冷却水温度の変化に伴い変化し、THWターミナルの電位もまた変化する。この信号を基にエンジンコントロールコンピュータは冷間時に燃料噴射量を増やし、ドライバビリティを向上させる。


DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0115
1.イグニッションスイッチ ON
2.E.F.I.ウォータテンパラチャ回路の断線または短絡
3.2秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクタ
  2. E.F.I.ウォータテンパラチャ
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A069894



点検手順


□ 参 考 □
S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1S2000データ読み取り(エンジン冷却水温)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. イグニッションスイッチをONにして、エンジン停止状態でSST(S2000)に表示されるエンジン冷却水温度を読み取る。

    基準値:



    表示内容
    A
    -39°Cまたは215°C
    B
    -30°C~120°C
    C
    133°Cまたは135°C


    □ 参 考 □

    表示内容
    不具合内容
    -39°Cまたは215°C
    E.F.I.ウォータテンパラチャ回路の断線
    133°Cまたは135°C
    E.F.I.ウォータテンパラチャ回路(THW回路)の短絡



B
常時発生しない問題の点検

C
手順 4 へ
A


手順2S2000データ読み取り(E.F.I.ウォータテンパラチャ内部断線点検)
SST
09991-60101  
09991-60300  
09843-18040  


    A069895
  1. E.F.I.ウォータテンパラチャのコネクタを切り離す。

  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、E.F.I.ウォータテンパラチャの車両側コネクタ端子間を短絡する。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)に表示されたエンジン冷却水温度を読み取る。

    基準:


    表示温度
    A
    -39°Cまたは215°C
    B
    133°Cまたは135°C

  1. イグニッションスイッチをOFFにする。



B
E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換
A


手順3ワイヤハーネスまたはコネクター点検(E.F.I.ウォータテンパラチャ-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069896
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびE.F.I.ウォータテンパラチャのコネクタを切り離す。

  1. 断線点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.ウォータテンパラチャの車両側コネクタ2(THW)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC5(THW)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.ウォータテンパラチャの車両側コネクタ1(E2)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC35(ETHW)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順4S2000データ読み取り(E.F.I.ウォータテンパラチャ内部短絡点検)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. E.F.I.ウォータテンパラチャのコネクタを切り離す。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(S2000)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    基準:



    表示内容
    A
    133°Cまたは135°C
    B
    -39°Cまたは215°C

  1. イグニッションスイッチをOFFにする。



B
E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換
A


手順5ワイヤハーネスまたはコネクター点検(E.F.I.ウォータテンパラチャ-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069897
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびE.F.I.ウォータテンパラチャのコネクタを切り離す。

  1. 短絡点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、E.F.I.ウォータテンパラチャの車両側コネクタ2(THW)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

      基準:
      導通なし



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換