DTC    P0505/33    ISCV系統

DTC    P0511/33    ISCV系統

準備品一覧


回路説明



  1. ロータリーソレノイドタイプのISCVがスロットルボデーASSYに取り付けられており、スロットルバルブをバイパスする吸入空気はISCVへの通路を通り、ISCVに導かれる。エンジンコントロールコンピュータは規定のアイドリング回転数に制御するために、ISCVの吸入空気通路を制御し、狙ったアイドリング回転数になるように信号を送る。


    A116441J01



DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0505/33
  1. アイドル回転時
  2. 目標アイドリングスピードから連続して大きく変化
  3. 10秒以上
  4. 2トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSY(ISCV)
  3. エンジンコントロールコンピュータ
P0511/33
  1. アイドル回転時
  2. ISCV回路の断線または短絡
  3. 10秒以上
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSY(ISCV)
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A236728J01



点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


□ 参 考 □
  1. DTC P0031/21(O2(A/F) センサヒータ性能低下B1S1)、P0037/27(O2 センサヒータ性能低下B1S2)、P0100/31(エアフロメータ系統)、P0505/33(ISCV系統)が連続して出力されるなら、+B等(電源系統)が断線している場合がある。
  2. SST(TaSCAN) を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。


手順1TaSCANアクティブテスト実施アクティブテスト実施(ISCデューティー比)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従い、[アクティブテスト]-[ISCデューティー比]を選択し、実行する。

    ■ 注 意 ■
    連続して10秒以上駆動させない

    基準
    エンジン回転数がISCデューティー比の変化に反応して、高くなったり、低くなったりする。

    結果
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B



B
常時発生しない問題の点検
A


手順2ワイヤハーネスまたはコネクター点検(電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  


    A236739J01
  1. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSYのコネクターB5を切り離す。

  1. IG ONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B5-2 (B) - B5-3 (GND)
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSY接続コネクター)



NG
電源回路点検
OK


手順3ワイヤハーネスまたはコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSY)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は 参照。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB60を切り離す。

  1. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSYのコネクターB5を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B60-5 (RSD) - B5-1 (RSD)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B60-5 (RSD)およびB5-1 (RSD) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4スロットルボデー アイドルスピードコントロール バルブASSY点検

■ 注 意 ■
  1. ISCV内にIC回路を内蔵し、エンジンコントロールコンピュータからのデューティ信号を駆動信号に変換しているため、抵抗点検および単体での作動点検はできない。
  2. 点検後、ダイアグノーシスコードを消去する。

□ 参 考 □
ISCV系統不良時(固着を除く)には、ダイアグコードが検出される。

  1. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSYを取りはずす。



    A236742J01
  1. 作動点検(イニシャルチェック)

    1. スロットルボデーアイドルスピードコントロールバルブASSYのコネクターを接続する。

    2. IG ONにして、バルブの作動を確認する。

      基準
      中立(50%開)→全閉→全開→中立(50%開)

      □ 参 考 □
      0.5秒以内で作動する。

      イラスト内指示文字 
      *1
      バルブ
      *a
      開
      *b
      閉



NG
スロットルボデー アイドルスピードコントロール バルブASSY交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)