DTC    P0100    エアフロメータ系統

準備品一覧


回路説明



  1. インテークエアフロメータには、プラチウムフィラメントが使用されている。構成としては、プラチウムフィラメントから成るヒータとテンパラチャセンサおよび制御回路がハウジング内に組み込まれている。作動としては、ハウジングのバイパス流路内にあるヒータが吸入エア通過により冷却され、その温度変化をテンパラチャセンサが検出する方法を用いており、その回路構成はヒータとテンパラチャセンサがブリッジ回路を形成し、ヒータが決められた温度で維持できるよう制御するパワートランジスタの働き(A、Bの電位差)をインテークエアフロメータの出力電圧として計測している。


    A065379



DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0100
1.イグニッションスイッチ ON
2.インテークエアフロメータ回路の断線または短絡
3.3秒以上
4.1トリップ
  1. ワイヤハーネスまたはコネクタ
  2. インテークエアフロメータS/A
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A069821



点検手順


□ 参 考 □
  1. DTC P0685(メインリレー制御系統)が同時に出力された場合、P0685(メインリレー制御系統)から点検を行う。(要領は参照)
  2. DTC P0100(エアフロメータ系統)、P0340(カムポジションセンサ系統)、P0380(グロープラグ制御系統)、P0403(EGR系統)、P1228(ポンプ異常)、P1271(燃圧レギュレータ系統)、P1420(吸気絞り系統)が連続して出力されるなら、電源系統(+B)のワイヤハーネスが断線している可能性がある。
  3. S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1S2000データ読み取り(吸入空気量)
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. アイドリング状態でSST(S2000)に表示される吸入空気量を読み取る。

    基準値:



    表示内容
    A
    1.49g/s以下
    B
    1.50g/s~120.00g/s
    C
    120.01g/s以上


    □ 参 考 □

    表示内容
    不具合内容
    1.49g/s以下
    1. インテークエアフロメータ電源供給回路の断線
    2. VG回路の断線または短絡
    120.01g/s以上
    1. EVG回路の断線



B
常時発生しない問題の点検

C
手順 5 へ
A


手順2ワイヤハーネスまたはコネクター点検(エアフロメータ電源電圧点検)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069822
  1. インテークエアフロメータS/Aのコネクタを切り離す。

  1. イグニッションスイッチをONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクタ1(+B)端子←→ボデーアース間の電圧を測定する。

    基準値:
    9-14V

  1. イグニッションスイッチをOFFにする。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3ワイヤハーネスまたはコネクター点検(インテークエアフロメータS/A-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069823
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびインテークエアフロメータS/Aのコネクタを切り離す。

  1. 断線点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクタ3(VG)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC8(VG)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり

  1. 短絡点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクタ3(VG)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

      基準:
      導通なし



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4インテークエアフロー メータSUB-ASSY単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069824
  1. 1(+B)端子にバッテリプラス、2(E2G)端子にバッテリマイナスを接続する。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、3(VG)端子にテスターのプラス、2(E2G)端子にテスターのマイナスを接続する。

  1. エアフロメータに空気を吹き込んだとき、基準値の範囲内で変化することを確認する。

    基準値:
    1.1-4.5V



NG
インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ点検および交換 

手順5ワイヤハーネスまたはコネクター点検(インテークエアフロメータS/A-エンジンコントロールコンピュータ間)
(点検要領および注意事項は参照)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069826
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタCおよびインテークエアフロメータS/Aのコネクタを切り離す。

  1. 断線点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの車両側コネクタ2(E2G)端子←→エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタC31(EVG)端子間の導通を点検する。(端子配列は参照)

      基準:
      導通あり



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順6エンジンコントロール コンピュータ単体点検(内部断線点検)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A069825
  1. インテークエアフロメータS/Aのコネクタを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、インテークエアフロメータS/Aの2(E2G)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

    基準:
    導通あり



NG
エンジンコントロール コンピュータ点検および交換
OK

インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換