DTC    C0200/31    スピードセンサFR系統異常

DTC    C0205/32    スピードセンサFL系統異常

準備品一覧


機能説明



  1. C098395
    スピードセンサは車輪スピードを検出し、スキッドコントロールコンピュータに信号を送る。これらの信号はABS制御に使用される。スピードセンサ先端にはコイルと磁石が内蔵されており、センサロータが回転すると磁力変化により回転数に比例した交流電圧を発生させる。この交流電圧の周波数によりスキッドコントロールコンピュータは各車輪速を検出する。


DTCNo.
DTC検出条件
DTC出力関連項目
C0200/31
C0205/32
  1. 車速10km/h以上でスピードセンサ信号回路の断線またはショート状態が15秒以上継続
  2. スピードセンサ信号断線が0.5秒以上継続
  3. 車速35km/h以上でスピードセンサからのパルス信号の瞬間的な欠落が7回以上発生した時
  1. スピードセンサの断線またはショート
  2. スピードセンサ取り付け状態不良またはセンサロータとのすき間異常
  3. ワイヤハーネスの断線またはショート
  4. コネクターの接圧不良、端子の変形、腐蝕
  5. スピードセンサへの異物付着
  6. センサロータ異常(異物付着、歯欠け)
  7. スピードセンサ回路の配線抵抗
  8. ブレーキアクチュエータASSY


回路図



C083336



点検手順

手順1S2000-ECUデータモニター点検
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. SST(S2000)を使用して、異常コードに該当する車輪速センサの出力値を点検する。

    基準:
    車速に応じて出力値が変化する。



OK
手順 6 へ
NG


手順2フロントスピードセンサー取り付け状態点検


    C082152
  1. スピードセンサの取り付け状態を点検する。

    基準:
    正常に取り付けられていること



NG
フロントスピードセンサー取り付け状態修理または交換
OK


手順3フロントスピードセンサ単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  
  1. スピードセンサのコネクターかん合にゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。

  1. スピードセンサのコネクターを切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に変形、腐蝕がないことを点検する。

    基準:
    変形および腐蝕がない

    □ 参 考 □
    車両ハーネス側のコネクターに異常がある場合はコネクターを修理する。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター端子間の抵抗値を点検する。

    基準値:
    1.6±0.2kΩ(20±5°C時)
    参考値:
    0.6-2.5kΩ(-40-120°C時)

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター端子とボデーアース間の抵抗値を点検する。

    基準値:
    1MΩ以上

    A
    OK
    B
    NG(スピードセンサFR RH)
    C
    NG(スピードセンサFR LH)



B
スピード センサ FR RH交換

C
スピード センサ FR LH交換
A


手順4ワイヤハーネス点検(スピードセンサ-ブレーキアクチュエータASSY)
SST
09082-00030  
09083-00150  
  1. スピードセンサのコネクターが接続していることを確認する。

  1. ブレーキアクチュエータASSYのコネクターかん合に不具合がないことを点検する。

  1. IG OFFでブレーキアクチュエータASSYのコネクターを切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に変形、腐蝕がないことを点検する。

    基準:
    変形および腐蝕がない



    C094229
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ブレーキアクチュエータワイヤ端子間の抵抗およびボデーアースとの絶縁を点検する。

    基準:

    抵抗点検 
    点検端子
    抵抗値
    31(FR+)←→32(FR-)9(FL+)←→10(FL-)
    1.6±0.2kΩ(25±5°C時)
    絶縁点検 
    点検端子
    導通
    31(FR+)、32(FR-)、9(FL+)、10(FL-)←→ボデーアース
    導通なし



NG
ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
OK


手順5スピードセンサ出力波形点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    C086652
  1. オシロスコープを使用して、31(FR+)←→32(FR-)端子間、9(FL+)←→10(FL-)端子間の波形を点検する。

    ■ 注 意 ■
    コネクターを接続した状態でコネクターの裏側から点検する。



      C042853
    1. オシロスコープ波形

      基準:
      一定以上の電圧波形を出力

      ■ 注 意 ■
      1. 車速(車輪回転数)が上がるほど周期が短くなり、出力電圧の振幅が大きくなる。
      2. スピードセンサとロータのすき間が大きい場合、出力電圧が低くなる。

      □ 参 考 □
      1. 測定端子 FR+←→FR-、FL+←→FL-
      2. 計器セット 1V/DIV、2ms/DIV
      3. 測定条件 車速約30km/hで走行中



OK
手順 8 へ
NG

スピードセンサおよびセンサロータセレーションの清掃 

手順6テストモード点検(スピードセンサ系統)
  1. テストモード点検を行い、センサチェックコードおよびダイアグノーシスコードを確認する。(要領はXX-XXX参照)

    基準:
    正常コードを出力



NG
手順 2 へ
OK


手順7スピードセンサ出力波形点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    C086652
  1. オシロスコープを使用して、31(FR-)←→32(FR-)端子間、9(FL+)←→10(FL-)端子間の波形を点検する。

    ■ 注 意 ■
    コネクターを接続した状態で、コネクターの裏側から点検する。



      C042853
    1. オシロスコープ波形

      基準:
      一定値以上の電圧波形を出力

      ■ 注 意 ■
      1. 車速(車輪回転数)が上がるほど周期が短くなり、出力電圧の振幅が大きくなる。
      2. スピードセンサとロータのすき間が大きい場合、出力電圧が低くなる。

      □ 参 考 □
      1. 測定端子 FR+←→FR-、FL+←→FL-
      2. 計器セット 1V/DIV、2ms/DIV
      3. 測定条件 車速30km/hで走行中



NG
スピードセンサおよびセンサロータセレーションの清掃
OK

正常復帰 

手順8S2000-ECUデータモニター点検
SST
09991-60101  
09991-60300  
  1. SST(S2000)を使用して、異常コードに該当する車輪速センサの出力値を点検する。

    基準:
    車速に応じて出力値が変化する



NG
ブレーキ アクチュエータASSY交換
OK

正常復帰