パワーステアリングシステム  車上点検




  1. 据え切り操舵トルク

    ■ 注 意 ■
    この整備作業には、SRSエアバッグに影響する作業があります。作業前には、必ずSRSエアバッグの注意事項をご確認下さい。(要領は参照)

    1. 車両を平坦な鋪装路に停止させ、直進状態にする。

    2. 電源を切り離す。(要領は参照)

    3. ホーンボタンを取りはずす。(要領は参照)

    4. 電源を接続する。

    5. トルクレンチを使用して、ステアリングホイールセットナットにゆるみがないか点検する。

      基準値:
      T=50N·m{510kgf·cm}

    6. エンジンを始動し、アイドル回転にする。

    7. 直進状態からステアリングホイールを右に1/4回転させ、回転中のトルクを点検する。左回転も同様に点検する。

      参考値:
      T=4-6N·m{38-61kgf·cm}(液温80°C)

    8. フロントホイールを直進状態にする。

    9. 電源を切り離す。(要領は参照)

    10. ホーンボタンを取り付ける。(要領は参照)

    11. 電源を接続する。

    12. ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)

    13. エアバッグウォーニングランプを点検する。(要領は参照)



    1. パワーステアリングシステム油圧点検
      1. フロントタイヤRH取りはずし

      2. エンジンアンダカバーNO.2取りはずし

      3. エンジンアンダカバーNO.1取りはずし

      4. オキシジェンセンサ切り離し(4WD車)

      5. エキゾーストマニホルドヒートインシュレータNO.1取りはずし

      6. エキゾーストパイプASSY FR取りはずし(4WD車)

      7. ベーンポンプステーリア取りはずし

      8. プレッシャフィードチューブASSY切り離し



      9. プレッシャーゲージ取り付け

        ■ 注 意 ■
        プレッシャーゲージのバルブは全開の状態で取り付ける。


        1. アタッチメントを介して、プレッシャーゲージのIN側をベーンポンプのプレッシャポートユニオンに取り付ける。

          □ 参 考 □
          アタッチメントはPSG-FJL(バンザイ扱い)またはPSG-A20(イヤサカ扱い)を使用する。



        2. C062979
        3. アタッチメントを介して、プレッシャーゲージのOUT側をプレッシャフィードチューブASSYに取り付ける。

          □ 参 考 □
          アタッチメントはPSG-FJS(バンザイ扱い)またはPSG-A10(イヤサカ扱い)を使用する。

      10. エキゾーストパイプASSY FR取り付け(4WD車)(要領は参照)

      11. オキシジェンセンサ接続(4WD車)

      12. ベーンポンプVベルト(パワステベルト)調整

      13. Vベルト張力·たわみ量点検

      14. エア抜き(要領は参照)

      15. 油圧点検用の油温の設定


        1. エンジンを始動する。

        2. エンジン回転数が1000r/min以下で、ステアリングホイールのロック ツゥ ロックを繰り返し、フルードの温度を上げる。

          基準値:
          75ー80°C



      16. ベーンポンプ発生油圧点検




        1. C055439
        2. アイドル回転時にプレッシャーゲージのバルブを全閉にして、油圧を測定する。

          基準値:
          5.9ー6.4MPa{60-65kgf·cm2}

          ■ 注 意 ■
          1. 10秒以上プレッシャーゲージのバルブを閉じない。
          2. 油温を85℃以上にしない。



      17. 無負荷時油圧差点検


        1. プレッシャーゲージのバルブを全開にする。



        2. C055440
        3. エンジン回転数が1000r/minと3000r/minで油圧を測定し、油圧差を点検する。基準値外の場合は、ベーンポンプのフローコントロールバルブを交換する。

          基準値:
          0.49MPa{5kgf·cm2}以内

          ■ 注 意 ■
          ステアリングホイールは操作しない。



      18. ステアリングギヤハウジング発生油圧点検


        1. プレッシャーゲージのバルブを全開にする。



        2. C055441
        3. アイドル回転時にステアリングホイールを左および右にいっぱいに切り、油圧を測定する。

          基準値:
          5.9ー6.4MPa{60-65kgf·cm2}

          ■ 注 意 ■
          ステアリングホイールをいっぱいに切った状態で、10秒以上保持しない。

      19. プレッシャーゲージおよびアタッチメント取りはずし

      20. プレッシャフィードチューブASSY取り付け(要領は参照)

      21. オキシジェンセンサ切り離し(4WD車)

      22. エキゾーストパイプASSY FR取りはずし(4WD車)

      23. ポンプステーリア取り付け(要領は参照)

      24. エキゾーストパイプASSY FR取り付け(4WD車)(要領は参照)

      25. オキシジェンセンサ接続(4WD車)

      26. エキゾーストマニホルドヒートインシュレータNO.1取り付け

      27. ベーンポンプVベルト(パワステベルト)調整

      28. Vベルト張力·たわみ量点検

      29. エア抜き(要領は参照)

      30. 排気漏れ点検(4WD車)

      31. エンジンアンダカバーNO.1取り付け

      32. エンジンアンダカバーNO.2取り付け

      33. フロントタイヤRH取り付け

        基準値:
        T=103N·m{1050kgf·cm}



      1. ステアリングホイール遊び点検
        1. エンジンを始動し、車両を直進状態にする。

        2. ステアリングホイールを指で軽く動かして、遊びを点検する。

          限 度:
          30mm以内



        1. オイルリザーバフルードレベル点検
          1. 車両を水平にする。

          2. エンジン回転数が1000r/min以下で、ステアリングホイールのロック ツゥ ロックを繰り返し、フルードの油温を上げる。

            基準値:
            40ー80°C

          3. オイルリザーバカバーをはずし、オイルリザーバキャプを取りはずす。

            □ 参 考 □
            リザーバカバーを先に取りはずす。

          4. オイルリザーバASSYの口から、フルードの泡立ちおよび白濁がないことを確認する。

          5. エンジン回転時と停止時の、フルードレベルの差を測定する。基準値外の場合は、エア抜きを行う。エア抜きで効果がでない場合は、油圧系統のフルード漏れを点検する。

            基準値:
            5mm以内



          6. C058053
          7. フルードレベルが基準内にあることを点検する。基準より少ない場合は、基準範囲内の上限になるように、パワーステアリングフルードを補充する。

            基準:
            図中AのHOTレベルの範囲内(油温40-80°C時)

            □ 参 考 □
            油温が低い(0-20℃)場合は、図中BのCOLDレベルの範囲内にあることを点検する。



          8. C064306
          9. オイルリザーバキャップをリザーバASSYに取り付ける。

          10. オイルリザーバカバーを取り付ける。

            ■ 注 意 ■
            リザーバカバーが浮いていないか確認する。



          1. エア抜き
            1. 車両をリフトアップする。

            2. エンジン停止状態で、ステアリングホイールのロック ツゥ ロックをゆっくり数回行う。

              ■ 注 意 ■
              オイルリザーバのフルードがなくならないように補充しながら行う。

            3. 車両をリフトダウンする。

            4. アクセルペダルを踏まずにエンジンを始動して数分放置する。

            5. エンジン回転数1000r/min以下で、ステアリングホイールのロック ツゥ ロックを数回繰り返す。

            6. エンジン回転数1000r/min以下で、ステアリングホイールの据切り保持(ステアリングホイールをいっぱいに切った状態で5-6秒保持)を、2-3秒間隔で数回繰り返す。

              ■ 注 意 ■
              ステアリングホイールをいっぱいに切った状態で、10秒以上保持しない。

            7. オイルリザーバの泡立ちおよび白濁が消えるまでエンジンを停止して放置した後、再びエンジンを始動しアイドリング回転でのロック ツゥ ロックや据切り保持を行っても泡立ちおよび白濁がないことを確認する。

              ■ 注 意 ■
              エア抜きで効果がでない場合は、油圧系統のフルード漏れを点検する。

            8. オイルリザーバフルードレベル点検を行う。



            1. フルード漏れ点検


              1. 図の場所からフルードが漏れていないか点検する。

                ■ 注 意 ■
                1. ベーンポンプASSYからフルードが漏れている場合は、ベーンポンプASSY内部点検を行い、Oリングおよびオイルシールを交換するか新品のベーンポンプASSYに交換するかを判断する。
                2. プレッシャーフィードチューブASSYまたはオイルリザーバツウポンプハウジングNO.1の接続部からフルードが漏れている場合は、ガスケットまたはクリップを新品に交換。


                C099003