トランスファASSY(4WD)  オーバーホール(脱着·分解)

準備品一覧


□ 参 考 □
  1. エンジンASSY構成図は参照
  2. トランスファ構成図は参照



1. エンジンASSY W/トランスアクスル取りはずし


2. エンジンマウンティング ブラケット RR取りはずし


    C097508
  1. ボルト3本をはずし、エンジンマウンティングブラケットRRを取りはずす。



3. マニホルドサポート ブラケット取りはずし


    C097509
  1. ボルト3本をはずし、マニホルドサポートブラケットを取りはずす。



4. トランスファスティフナ プレート CTR取りはずし


    C097510
  1. ボルト5本をはずし、トランスファスチフナプレートCTRを取りはずす。



5. トランスファスティフナ プレート RH取りはずし


    C097511
  1. ボルト5本をはずし、トランスファスチフナプレートRHを取りはずす。



6. トランスファASSY取りはずし
  1. ナット6個を取りはずす。



  2. C094710
  3. トランスファASSYをトランスアクスルASSYから取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    1. トランスファASSYはトランスアクスルASSYから水平に取りはずす。
    2. トランスファASSYの両側のオイルシール部を持って移動させない。



7. トランスファ & トランスアクスル セッティングスタッドボルト取りはずし


    C095884
  1. ダブルナットを使用して、トランスファ&トランスアクスルセッティングスタッドボルト4本を取りはずす。

    □ 参 考 □
    ナットM12×P1.25(品番90179-12068)



8. トランスファケース プラグ NO.2取りはずし
  1. トランスファケースプラグNo.2(フィラープラグ)を取りはずす。



  2. C094711
  3. トランスファケースプラグNo.2からトランスファケースガスケットNo.2を取りはずす。



9. トランスファケース プラグ NO.1取りはずし
  1. トランスファケースプラグNo.1(フィラープラグ)を取りはずす。



  2. C094712
  3. トランスファケースプラグNo.1からトランスファケースガスケットNo.1を取りはずす。



10. トランスファドレン プラグ取りはずし
  1. トランスファドレーンプラグを取りはずす。



  2. C094713
  3. トランスファドレーンプラグからトランスファドレーンプラグガスケットを取りはずす。



11. トランスファ ケース ブリーザプラグ取りはずし
  1. タガネおよびハンマーを使用して、トランスファケースブリーザプラグを少し浮かせる。



  2. C094714
  3. マイナスドライバーで軽くこじて、トランスファケースブリーザプラグをトランスファASSYから取りはずす。



12. トランスファ ケース カバー NO.1取りはずし


    C055348
  1. ボルト8本を取りはずす。



  2. C055349
  3. ブラスバーおよびハンマーを使用して、トランスファケースカバーNo.1をトランスファケースから取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ブラスバーはケースのリブ部に当てる。



13. トランスファダイナミック ダンパ取りはずし


    C095794
  1. ボルト3本をはずし、トランスファダイナミックダンパをトランスファエクステンションハウジングから取りはずす。



14. トランスファ ケース ストレートピン取りはずし


  1. トランスファケースストレートピン4個を取りはずす。


    C095885



15. トランスファASSY固定
  1. トランスファASSYをオーバーホールアタッチメントに固定する。



16. トランスファエクステンションハウジングダスト デフレクタ取りはずし


    C055351
  1. プラスチックハンマーを使用して、トランスファエクステンションハウジングダストデフレクタをトランスファエクステンションハウジングから取りはずす。

    □ 参 考 □
    トランスファエクステンションハウジングダストデフレクタまたはトランスファエクステンションハウジングを交換する場合のみ作業を行う。



17. トランスファ エクステンション ハウジング オイルシール取りはずし


    C094871
  1. SSTを使用して、トランスファエクステンションハウジングオイルシールをトランスファエクステンションハウジングから取りはずす。

    SST
    09308-00010  

    ■ 注 意 ■
    ハウジングのオイルシール圧入面およびブシュ内径部を傷つけないように注意する。



18. トランスファ エクステンション ハウジング取りはずし


    C055352
  1. ボルト4本を取りはずす。



  2. C055353
  3. プラスチックハンマーを使用して、トランスファエクステンションハウジングをトランスファケースから取りはずす。



19. プレロード点検
  1. SSTおよびトルクレンチを使用して、バックラッシュの範囲内で起動トルク(ドリブンピニオンプレロード)を点検する。

    SST
    09326-20011  

    基準値
    T=0.39-0.69N·m{4.0-7.0kgf·cm}
    T'=0.28-0.49N·m{2.9-5.1kgf·cm}(SSTおよびトルクレンチ[0-1.5N·m{0-15kgf·cm}]使用時)



  2. C055354
  3. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンとリングギヤ歯面を当てた状態で起動トルク(総合プレロード)を点検する。

    SST
    09326-20011  

    基準値
    T=ドリブンピニオンプレロード+0.25-0.44N·m{+2.5-4.5kgf·cm}
    T'=ドリブンピニオンプレロード+0.18-0.32N·m{+1.8-3.2kgf·cm}(SSTおよびトルクレンチ[0-1.5N·m{0-15kgf·cm}]使用時)



20. バックラッシュ点検


    C052635
  1. ダイヤルゲージをリングギヤの歯面に直角に当て、ドリブンピニオンを固定し、リングギヤを動かして点検する。

    基準値
    0.10-0.15mm

    ■ 注 意 ■
    リングギヤ円周上の3箇所以上で点検する。



21. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検


    C052771

    C066176

  1. リングギヤの歯面両側に光明丹を薄く均一に塗布し、リングギヤを数回、正回転、逆回転させる。

    ■ 注 意 ■
    1. リングギヤ円周上の4箇所以上で歯当たり状態を見る。
    2. 光明丹は厚く塗りすぎると不正確になるため、全歯にできるだけ薄く塗布する。

    □ 参 考 □
    光明丹が示すパターンが歯当たり位置である。



22. トランスファ ケース オイルシール取りはずし


    C095233
  1. SSTを使用して、トランスファケースオイルシールをトランスファケースから取りはずす。

    SST
    09308-00010  

    ■ 注 意 ■
    ケースのオイルシール圧入面を傷つけない。



23. トランスファ ケース オイルシール RH取りはずし


    C094872
  1. SSTを使用して、トランスファケースオイルシールRHをトランスファケースから取りはずす。

    SST
    09308-00010  

    ■ 注 意 ■
    ケースのオイルシール圧入面を傷つけない。



24. トランスファ アウトプットシャフト スペーサ NO.1取りはずし


    C066131
  1. ボルト2本をはずし、ベアリングキャップを取りはずす。



  2. C094873
  3. SST、マイナスドライバーおよびハンマーを使用して、トランスファアウトプットシャフトスペーサNo.1をトランスファケースから取りはずす。

    SST
    09504-22011  

    ■ 注 意 ■
    ウエスを使用して、ケースを傷つけない。



25. トランスファリングギヤマウンティングケース ワッシャ NO.2取りはずし


26. トランスファ リングギヤ マウンティングケース取りはずし


    C050974
  1. リングギヤマウンティングケースを、リングギヤおよびリングギヤマウンティングケースベアリングと一体でトランスファケースから取りはずす。



27. ドリブンピニオン取りはずし


    C094874
  1. SSTおよびハンマーを使用して、トランスファギヤナットのかしめを解く。

    SST
    09930-00010  

    ■ 注 意 ■
    1. SSTを使用する際、平らな面を外側にして使用する。
    2. SST先端をグラインダー等で絶対に削らない。



  2. C095093
  3. SSTを使用して、トランスファギヤナットを取りはずす。

    SST
    09326-20011  
    09556-16030  



  4. C052642
  5. プレスを使用して、ドリブンピニオン、トランスファドリブンピニオンベアリングRR(インナーレース)およびトランスファピニオンベアリングスペーサを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    1. ケース内にウエスを入れて、ドリブンピニオンの脱落を防ぐ。
    2. 木片などを介して、ケースを水平に保つ。



28. トランスファ ドリブンピニオン ベアリング RR取りはずし


    C052645
  1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)の2箇所を軽くたたいてトランスファケースから取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ブラスバーは、ケースの切り欠き部2箇所に当てる。



29. トランスファ ドリブンピニオン ベアリング FR取りはずし


    C050984
  1. SSTおよびプレスを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングFR(インナーレース)をドリブンピニオンから取りはずす。

    SST
    09950-00020  



  2. C052644
  3. ブラスバーおよびハンマーを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)を軽くたたいてケースから取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ブラスバーは、ケースの切り欠き部2箇所に当てる。



30. トランスファ アウトプットシャフトワッシャ取りはずし


31. リングギヤマウンティングケース ベアリング取りはずし
  1. リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースから取りはずす。



  2. C095094
  3. SSTを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(インナーレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースから取りはずす。

    SST
    09950-40011   (09951-04010, 09952-04010, 09953-04020, 09954-04010, 09955-04061, 09957-04010, 09958-04011)
    09950-60010   (09951-00440)

    ■ 注 意 ■
    SST(09953-04020)のねじ部および先端部に油脂類を塗布して使用する。



  4. C095095
  5. SSTを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(インナーレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースASSYから取りはずす。

    SST
    09950-40011   (09951-04010, 09952-04010, 09953-04020, 09954-04010, 09955-04061, 09957-04010, 09958-04011)
    09950-60010   (09951-00400)

    ■ 注 意 ■
    SST(09953-04020)のねじ部および先端部に油脂類を塗布して使用する。



  6. C055355
  7. ブラスバーおよびハンマーを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)の2箇所を軽くたたいてトランスファケースから取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ブラスバーはケースの切り欠き部2箇所に当てる。

  8. リングギヤマウンティングケースワッシャを取りはずす。



32. リングギヤ振れ点検
  1. トランスファリングギヤマウンティングケースASSYをVブロックの上にのせる。



  2. C050977
  3. ダイヤルゲージを使用して、リングギヤの振れを点検する。

    限 度
    0.06mm



33. リングギヤ取りはずし
  1. トランスファリングギヤマウンティングケースをアルミ板を介して、バイスに固定する。

    ■ 注 意 ■
    バイスを強く締め付けない。

  2. トランスファリングギヤマウンティングケースとリングギヤに合わせマークを付ける。



  3. C095096
  4. ボルト10本を取りはずす。



  5. C050979
  6. プラスチックハンマーを使用して、リングギヤの外周を軽くたたいて取りはずす。

    □ 参 考 □
    リングギヤの歯面を傷つけないようにウエスなどをあてる。



34. トランスファ リングギヤ マウンティングケース振れ点検

□ 参 考 □
リングギヤ振れ点検で限度を超えた場合のみ行う。

  1. トランスファリングギヤマウンティングケースをVブロックの上にのせる。



  2. C066138
  3. ダイヤルゲージを使用して、トランスファリングギヤマウンティングケースの振れを点検する。

    限 度
    0.04mm



35. トランスファ ドリブンピニオン ベアリング RR取り付け
  1. SSTおよびプレスを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)をトランスファケースに圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00620)
    09950-70010   (09951-07150)

    ■ 注 意 ■
    木片などを介して、トランスファケースを水平に保つ。



  2. C095097
  3. トランスファドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)にギヤオイルスーパーを塗布する。



36. トランスファ アウトプットシャフトワッシャ取り付け
  1. トランスファアウトプットシャフトワッシャをトランスファケースに取り付ける。

    □ 参 考 □
    トランスファアウトプットシャフトワッシャは分解前と同じものを取り付ける。

  2. トランスファアウトプットシャフトワッシャにギヤオイルスーパーを塗布する。



37. トランスファ ドリブンピニオン ベアリング FR取り付け
  1. 図の位置にギヤオイルスーパーを塗布する。



  2. C096049
  3. SST、ボルトおよびナットを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)をケースに取り付ける。

    SST
    09950-60010   (09951-00610, 09951-00620, 09951-00650)
    09950-60020   (09951-00680)

    □ 参 考 □
    1. ボルト(M12×P1.25 首下長さ186mm)90101-12159を使用する。
    2. ナット(M12×P1.25)90179-12051を使用する。



  4. C095099
  5. SSTおよびプレスを使用して、トランスファドリブンピニオンベアリングFR(インナーレース)をドリブンピニオンに圧入する。

    SST
    09506-30012  

  6. トランスファドリブンピニオンベアリングFRにギヤオイルスーパーを塗布する。



38. ドリブンピニオン取り付け


    C050996
  1. ドリブンピニオンをトランスファケースに取り付ける。



  2. C066132
  3. 新品のトランスファピニオンベアリングスペーサおよびトランスファドリブンピニオンベアリングRR(インナーレース)をドリブンピニオンに取り付ける。

    □ 参 考 □
    トランスファピニオンベアリングスペーサは、内径の大きい方がフロント側になるように取り付ける。

  4. トランスファドリブンピニオンベアリングRRにギヤオイルスーパーを塗布する。



  5. C095053
  6. 新品のトランスファギヤナットのねじ部および座面にハイポイドギヤオイルLSDを軽く塗布し、SSTを使用して、ドリブンピニオンプレロード調整トルク下限値でトランスファギヤナットを取り付ける。

    SST
    09326-20011  
    09556-16030  

    基準値
    T=295N·m{3008kgf·cm}
    T'=277N·m{2820kgf·cm}(SSTおよびトルクレンチ4200F使用時)

    ■ 注 意 ■
    トランスファギヤナットをかしめない。

    □ 参 考 □
    1. T=295~403N·m{3008~4109kgf·cm}(ドリブンピニオンプレロード調整用トルク)
    2. T’=277~378N·m{2825~3855kgf·cm}(SSTおよびトルクレンチ4200F使用時のドリブンピニオンプレロード調整用トルク)



39. ドリブンピニオンプレロード調整


    C095102
  1. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンの起動トルクを測定する。

    SST
    09326-20011  

    基準値
    ベアリング
    ドリブンピニオンプレロード[N·m{kgf·cm}]
    新品時
    0.69~1.27{7.0~13.0}
    新品時
    0.50~0.92{5.1~9.4}(SSTおよびトルクレンチ[0~1.5{0~15}]使用時)
    再使用時
    0.39~0.69{4.0~7.0}
    再使用時
    0.28~0.50{2.9~5.1}(SSTおよびトルクレンチ[0~1.5{0~15}]使用時)

    ■ 注 意 ■
    1. ベアリングをなじませるため、正転および逆転を数回行なった後に測定する。
    2. プレロード過大の場合は、トランスファピニオンベアリングスペーサを新品と交換する。
    3. プレロード不足の場合は、トランスファギヤナットを5~10°ずつ増し締めしながら、プレロードを測定し基準値になるように繰り返し調整する。
    4. トランスファギヤナットの締め付けトルクが基準値上限締め付けトルクを超えてもプレロード不足の場合は、トランスファギヤナットを一度ゆるめて、トランスファギヤナットおよびドリブンピニオンのねじ山がつぶれていないか点検する。
    5. 異常がなければ、トランスファピニオンベアリングスペーサを交換し、ねじ部にハイポイドギヤオイルLSDを塗布したのち前記作業を繰り返す。



40. リングギヤ取り付け
  1. トランスファリングギヤを熱湯で90~100°Cに加熱する。

  2. トランスファリングギヤとリングギヤマウンティングケースの合わせ面の油脂および水分を十分に清掃する。



  3. C097904
  4. トランスファリングギヤマウンティングケースのねじ穴を清掃する。



  5. C095096
  6. トランスファリングギヤとトランスファリングギヤマウンティングケースの合わせマークを合わせ、素早く取り付ける。

    ■ 警 告 ■
    リングギヤが高温なので厚手の手袋などで手を保護する。

    ■ 注 意 ■
    トランスファリングギヤマウンティングケースのボルト穴とリングギヤのねじ穴を合わせる。

  7. ボルト10本で締め付ける。

    基準値
    T=78N·m{790kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    1. ボルトの締め付けは、対角線に相対する順に行い、数回に分けて締め付ける。
    2. ボルトはリングギヤが十分に冷えてから締め付ける。



41. リングギヤマウンティングケース ベアリング取り付け
  1. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(インナーレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースに圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00510)

  2. リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースに取り付ける。



  3. C050999
  4. リングギヤマウンティングケースベアリングRHにギヤオイルスーパーを塗布する。



  5. C084474
  6. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(インナーレース)をトランスファリングギヤマウンティングケースに圧入する。

    SST
    09223-00010  
    09726-40010  

  7. リングギヤマウンティングケースワッシャをトランスファケースに取り付ける。

    □ 参 考 □
    リングギヤマウンティングケースワッシャは分解前と同じ厚さのものを取り付ける。



  8. C095103
  9. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)をトランスファケースに圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00610)
    09950-70010   (09951-07200)

  10. リングギヤマウンティングケースベアリングLHにギヤオイルスーパーを塗布する。



42. トランスファ リングギヤ マウンティングケース取り付け


    C050974
  1. リングギヤマウンティングケースをトランスファケースに取り付ける。



43. トランスファ アウトプットシャフト スペーサ NO.1取り付け


    C095234
  1. トランスファアウトプットシャフトスペーサNo.1を図のように、トランスファケースの穴とスペーサの切り欠きを合わせて取り付ける。



44. トランスファリングギヤマウンティングケース ワッシャ NO.2取り付け


    C052769
  1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2を取り付ける。

    □ 参 考 □
    トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2は分解前と同じ厚さの新品のものを取り付ける。



  2. C066131
  3. ボルト2本で、ベアリングキャップを取り付ける。

    基準値
    T=63N·m{644kgf·cm}



45. バックラッシュ調整
  1. ダイヤルゲージをリングギヤの歯面に直角に当て、ドリブンピニオンを固定しリングギヤを動かして点検する。

    基準値
    0.10-0.15mm

    ■ 注 意 ■
    リングギヤ円周上の3箇所以上で点検する。



  2. C052635
  3. 基準値外の場合は、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)側のワッシャ(リングギヤマウンティングケースワッシャ)を表から選択し、再度取り付けて基準値にする。

    □ 参 考 □
    バックラッシュが基準値より大きい時は板厚の薄いものを、小さいときは厚いものを選択する。

    リングギヤマウンティングケースワッシャの種類(バックラッシュ調整用) 
    品番
    板厚[mm]
    識別マ-ク
    36265-21350
    2.05
    50
    36265-21360
    2.08
    51
    36265-21370
    2.11
    52
    36265-21380
    2.14
    53
    36265-21390
    2.17
    54
    36265-21400
    2.20
    55
    36265-21410
    2.23
    56
    36265-21420
    2.26
    57
    36265-21430
    2.29
    58
    36265-21440
    2.32
    59
    36265-21450
    2.35
    60
    36265-21460
    2.38
    61
    36265-21470
    2.41
    62
    36265-21480
    2.44
    63
    36265-21490
    2.47
    64
    36265-21500
    2.50
    65
    36265-21510
    2.53
    66
    36265-21520
    2.56
    67
    36265-21530
    2.59
    68
    36265-21540
    2.62
    69
    36265-21550
    2.65
    70
    36265-21560
    2.68
    71
    36265-21570
    2.71
    72
    36265-21580
    2.74
    73
    36265-21590
    2.77
    74
    36265-21600
    2.80
    75
    36265-21610
    2.83
    76
    36265-21620
    2.86
    77
    36265-21630
    2.89
    78
    36265-21640
    2.92
    79
    36265-21650
    2.95
    80
    36265-21660
    2.98
    81
    36265-21670
    3.01
    82
    36265-21680
    3.04
    83
    36265-21690
    3.07
    84



  4. C095104
  5. リングギヤマウンティングケースワッシャ(バックラッシュ調整用)の位置を図に示す。



46. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり調整
  1. リングギヤの歯面両側に光明丹を全歯に均一に薄く塗布し、リングギヤを数回、正回転、逆回転させる。

    ■ 注 意 ■
    1. リングギヤの円周上4箇所で当たり状態をみる。
    2. 光明丹は厚く塗りすぎると不正確になるため、全歯にできるだけ薄く塗布する。

    □ 参 考 □
    光明丹が示すパターンが歯当たり位置である。

  2. フェース当たり、フランク当たりの場合は、以下の作業を行う。

    1. バックラッシュ調整用ワッシャ(リングギヤマウンティングケースワッシャ)により、リングギヤを移動させて調整する。〈*1〉

    2. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検を再度行う。

      □ 参 考 □
      正しい歯当たりになっていない場合は〈*1〉を再度行う。



    3. C052771

      C066176

    4. リングギヤとドリブンピニオンのバックラッシュ点検を行う。

      □ 参 考 □
      リングギヤとドリブンピニオンのバックラッシュが基準値内にない場合は、リングギヤとドリブンピニオンを新品に交換する。

  3. ヒール当たり、トー当たりの場合は、以下の作業を行う。

    1. トランスファドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)側のワッシャ(トランスファアウトプットシャフトワッシャ)を表より選択し、再度取り付ける。

      ■ 注 意 ■
      トランスファピニオンベアリングスペーサは再使用しない。

      □ 参 考 □
      トランスファアウトプットワッシャの種類(歯当たり調整用) 
      品番
      板厚[mm]
      識別マ-ク
      36275-33010
      2.10
      AA
      36275-33030
      2.12
      AC
      36275-33050
      2.14
      BB
      36275-33070
      2.16
      CA
      36275-33090
      2.18
      CC
      36275-33110
      2.20
      DB
      36275-33130
      2.22
      EA
      36275-33150
      2.24
      EC
      36275-33170
      2.26
      FB
      36275-33190
      2.28
      GA
      36275-33210
      2.30
      GC
      36275-33230
      2.32
      HB
      36275-33250
      2.34
      JA
      36275-33270
      2.36
      JC
      36275-33290
      2.38
      KB
      36275-33310
      2.40
      LA
      36275-33330
      2.42
      LC
      36275-33350
      2.44
      MB
      36275-33370
      2.46
      NA
      36275-33390
      2.48
      NC
      36275-33410
      2.50
      PB
      36275-33430
      2.52
      QA
      36275-33450
      2.54
      QC



  4. C066178
  5. トランスファアウトプットシャフトワッシャ(歯当たり調整用)の位置を図に示す。



47. 総合プレロード調整
  1. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンとリングギヤの歯面を当てた状態で起動トルク(総合プレロード)を測定する。

    SST
    09326-20011  

    基準値
    ベアリング
    ピニオンプレロード[N·m{kgf·cm}]
    新品時
    ドリブンピニオンプレロード+0.39~0.59{4.0~6.0}
    新品時
    ドリブンピニオンプレロード+0.30~0.45{3.0~4.6}(SSTおよびトルクレンチ[0~3{0~30}]使用時)
    再使用時
    ドリブンピニオンプレロード+0.25~0.44{2.6~4.5}
    再使用時
    ドリブンピニオンプレロード+0.19~0.34{1.9~3.4}(SSTおよびトルクレンチ[0~3{0~30}]使用時)

    ■ 注 意 ■
    ベアリングをなじませるため、ドリブンピニオンの正回転および逆回転を数回行った後に測定する。



  2. C055357
  3. プレロードが基準値外の場合は、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)側のワッシャ(トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2)を表から選択し、再度組み付ける。
    トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2の種類(プレロード調整用) 
    品番
    板厚[mm]
    識別マ-ク
    36266-33010
    2.47
    A0
    36266-33020
    2.50
    A1
    36266-33030
    2.53
    A2
    36266-33040
    2.56
    A3
    36266-33050
    2.59
    A4
    36266-33060
    2.62
    A5
    36266-33070
    2.65
    A6
    36266-33080
    2.68
    A7
    36266-33090
    2.71
    A8
    36266-33100
    2.74
    A9
    36266-33110
    2.77
    B0
    36266-33120
    2.80
    B1
    36266-33130
    2.83
    B2
    36266-33140
    2.86
    B3
    36266-33150
    2.89
    B4
    36266-33160
    2.92
    B5
    36266-33170
    2.95
    B6
    36266-33180
    2.98
    B7
    36266-33190
    3.01
    B8
    36266-33200
    3.04
    B9
    36266-33210
    3.07
    C0
    36266-33220
    3.10
    C1
    36266-33230
    3.13
    C2
    36266-33240
    3.16
    C3
    36266-33250
    3.19
    C4
    36266-33260
    3.22
    C5
    36266-33270
    3.25
    C6
    36266-33280
    3.28
    C7
    36266-33290
    3.31
    C8
    36266-33300
    3.34
    C9
    36266-33310
    3.37
    D0
    36266-33320
    3.40
    D1
    36266-33330
    3.43
    D2
    36266-33340
    3.46
    D3
    36266-33350
    3.49
    D4
    36266-33360
    3.52
    D5
    36266-33370
    3.55
    D6
    36266-33380
    3.58
    D7
    36266-33390
    3.61
    D8
    36266-33400
    3.64
    D9
    36266-33410
    3.67
    E0
    36266-33420
    3.70
    E1
    36266-33430
    3.73
    E2
    36266-33440
    3.76
    E3
    36266-33450
    3.79
    E4
    36266-33460
    3.82
    E5



  4. C066224
  5. トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2(プレロード調整用)位置を図に示す。

  6. バックラッシュ点検を再度行う。

  7. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検を再度行う。



  8. C052774
  9. 角軸マイナスドライバーおよびハンマーを使用して、トランスファギヤナットをかしめる。

    ■ 注 意 ■
    1. かしめ溝全体にかしめを行う。
    2. トランスファドリブンピニオンのシャフト部に無理な力を加えない。



48. トランスファ ケース オイルシール RH取り付け
  1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のトランスファオイルシールを図の位置までトランスファケースに打ち込む。

    SST
    09950-60010   (09951-00350, 09951-00580, 09952-06010)
    09950-70010   (09951-07150)

    ■ 注 意 ■
    オイルシ-ルを斜めに取り付けない。



  2. C095109
  3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。



49. トランスファ ケース オイルシール取り付け
  1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のトランスファケースオイルシールを図の位置までトランスファケースに打ち込む。

    SST
    09316-60011   (09316-00011)

    ■ 注 意 ■
    オイルシ-ルを斜めに取り付けない。



  2. C095105
  3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。



50. トランスファ エクステンション ハウジング オイルシール取り付け
  1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のトランスファエクステンションハウジングオイルシールを図の位置までエクステンションハウジングに打ち込む。

    SST
    09950-60010   (09951-00350, 09951-00570, 09952-06010)
    09950-70010   (09951-07150)

    ■ 注 意 ■
    オイルシ-ルを斜めに取り付けない。



  2. C050355
  3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。



51. トランスファエクステンションハウジングダスト デフレクタ取り付け


    C050356
  1. SSTおよびプレスを使用して、新品のトランスファエクステンションハウジングダストデフレクタをトランスファエクステンションハウジングに取り付ける。

    SST
    09950-60020   (09951-00810)
    09950-70010   (09951-07150)



52. トランスファ エクステンション ハウジング取り付け
  1. 白ガソリンでトランスファエクステンションハウジングおよびトランスファケースの合わせ面を脱脂する。



  2. C050357
  3. トランスファエクステンションハウジングの図の位置にシールパッキン1281をビード状(φ1.2mm)に連続して塗布する。

    ■ 注 意 ■
    シールパッキン塗布後、10分以内にケースに取り付ける。



  4. C055358
  5. ボルト4本で、トランスファエクステンションハウジングをトランスファケースに取り付ける。

    基準値
    T=26N·m{260kgf·cm}



53. トランスファASSY取りはずし
  1. オーバーホールアタッチメントからトランスファASSYを取りはずす。



54. トランスファ ケース ストレートピン取り付け


  1. プラスチックハンマーを使用して、トランスファケースの図の位置にトランスファケースストレートピンを打ち込む。


    C095886



55. トランスファダイナミック ダンパ取り付け


    C095794
  1. ボルト3本で、トランスファダイナミックダンパをトランスファエクステンションハウジングに取り付ける。

    基準値
    T=26N·m{260kgf·cm}



56. トランスファ ケース カバー NO.1取り付け


C249233J01
  1. 白ガソリンでトランスファケースカバーNo.1およびトランスファケースのあわせ面を脱脂する。

  2. トランスファケースカバーNo.1の図の位置にシールパッキン1281をビード状(φ1.2mm)に連続して塗布する。

    ■ 注 意 ■
    シールパッキン塗布後、10分以内にトランスファケースカバーNo.1を取り付ける。



  3. C064788J01
  4. ボルト8本で、トランスファケースカバーNo.1をトランスファケースに取り付ける。

    基準値
    T = 20 N・m{ 200 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    1. 図のボルト2本(A)はプレコートボルトを使用する。
    2. 1時間以上放置後、トランスファオイルを注入する。



57. トランスファ ケース ブリーザプラグ取り付け


    C094715
  1. SSTを使用して、新品のトランスファケ-スブリーザプラグを打ち込む。

    SST
    09612-10061  



58. トランスファドレン プラグ取り付け


    C094713
  1. 新品のトランスファドレ-ンプラッグガスケットを介して、トランスファドレーンプラグを取り付ける。

    基準値
    T=49N·m{500kgf·cm}



59. トランスファケース プラグ NO.1取り付け


    C094712
  1. 新品のトランスファシールガスケットNo.1を介して、トランスファケースプラグNo.1(フィラープラグ)を取り付ける。

    基準値
    T=49N·m{500kgf·cm}



60. トランスファケース プラグ NO.2取り付け


    C094711
  1. 新品のトランスファケースプラグガスケットNo.2を介して、トランスファケースプラグNo.2(フィラープラグ)を取り付ける。

    基準値
    T=49N·m{500kgf·cm}



61. トランスファ & トランスアクスル セッティングスタッドボルト取り付け


  1. ケースの図の位置にトランスファ&トランスアクスルセッティングスタッドボルトを取り付ける。

    基準値
    T=30N·m{306kgf·cm}

    □ 参 考 □
    図のスタッドボルトは下側がトランスファケース取り付け側となる。



    C095887



62. トランスファASSY取り付け
  1. トランスファASSYをトランスアクスルASSYに取り付ける。



  2. C094710
  3. ナット6個を取り付ける。

    基準値
    T=69N·m{700kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    1. トランスファASSYはトランスアクスルASSYへ水平に取り付ける。
    2. トランスファASSYの両側のオイルシール部を持って移動させない。



63. トランスファスティフナ プレート RH取り付け


    C097511
  1. ボルト5本で、トランスファスチフナプレートRHを取り付ける。

    基準値
    T=34N·m{347kgf·cm}



64. トランスファスティフナ プレート CTR取り付け


    C097510
  1. ボルト5本で、トランスファスチフナプレートCTRを取り付ける。

    基準値
    T=34N·m{350kgf·cm}



65. マニホルドサポート ブラケット取り付け


    C097509
  1. ボルト3本で、マニホルドサポートブラケットを取り付ける。

    基準値
    T=37N·m{377kgf·cm}



66. エンジンマウンティング ブラケット RR取り付け


    C097508
  1. ボルト3本で、エンジンマウンティングブラケットRRを取り付ける。

    基準値
    T=60N·m{612kgf·cm}



67. エンジンASSY W/トランスアクスル取り付け
(要領は 参照)

□ 参 考 □
フロントサスペンションクロスメンバ取り付けからテストモード点検まで参照する。