ディファレンシャル キャリヤASSY RR(4WD)  オーバーホール(脱着·分解)

準備品一覧



1. リヤタイヤ取りはずし


2. ディファレンシャルオイル抜き取り
(要領は参照)


3. スピードセンサ RR LH切り離し(ABS付き)
(要領は参照)


4. スピードセンサ RR RH切り離し(ABS付き)
(要領は参照)

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取りはずす。



5. リヤブレーキ ドラム取りはずし
(要領は参照)


6. パーキングブレーキシューストラットセットLH取りはずし


    C095477
  1. SSTを使用して、テンションスプリングをブレーキシューから切り離し、パーキングブレーキシューストラットLHを取りはずす。



7. リヤアクスル ベアリング リテーナ OUT LH取りはずし
(要領は参照)


8. リヤアクスル ベアリング リテーナ OUT RH取りはずし
(要領は参照)

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取りはずす。



9. リヤアクスル シャフト LH取りはずし
(要領は参照)
SST
09520-00031  


10. リヤアクスル シャフト RH取りはずし
(要領は参照)
SST
09520-00031  

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取りはずす。



11. プロペラシヤフトASSY RR取りはずし
(要領は参照)


12. ディファレンシャル キャリヤASSY RR取りはずし
  1. リヤディファレンシャルキャリヤASSYをジャッキで支える。

    ■ 注 意 ■
    ディファレンシャルは重量物のため、ジャッキで確実に支える。



  2. C098306
  3. ナットおよびスプリングワッシャー各10個をはずし、リヤディファレンシャルキャリヤASSYを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    1. リヤディファレンシャルキャリヤASSYを取りはずす際に、取り付け面を傷つけない。
    2. リヤディファレンシャルキャリヤASSYを取りはずす際に、残留オイルが漏れ出す恐れがある。



13. リヤディファレンシャル キャリア ガスケット取りはずし
  1. リヤディファレンシャルキャリヤガスケットをリヤディファレンシャルキャリアASSYから取りはずす。



14. ディファレンシャル キャリヤASSY RR固定


    C063261
  1. リヤディファレンシャルキャリアASSYをオーバーホールアタッチメントに固定する。



15. デイフアレンシヤルリングギヤ振れ点検
  1. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの背面に直角に取り付ける。



  2. C066482
  3. リングギヤの振れを点検する。

    限度:
    0.07mm

    □ 参 考 □
    振れが限度を超える場合は、ディファレンシャルリングギヤ取りはずし後、リヤディファレンシャルケースの振れ点検を行う。



16. デイフアレンシヤルリングギヤバツクラツシユ点検
  1. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの歯面先端に直角に当てる。



  2. C023765
  3. ディファレンシャルドライブピニオンを固定し、ディファレンシャルリングギヤを動かしてディファレンシャルリングギヤバックラッシュを点検する。

    基準値:
    0.10-0.15mm

    ■ 注 意 ■
    リヤディファレンシャルリングギヤ円周上の3箇所以上で測定する。



17. デイフアレンシヤルサイドギヤとデイフアレンシヤルピニオンのバツクラツシユ点検
  1. ダイヤルゲージをディファレンシャルサイドギヤの歯面先端に直角に当てる。



  2. C023766
  3. ピニオンをディファレンシャルケースの方へ固定し、ディファレンシャルサイドギヤバックラッシュを点検する。

    基準値:
    0.05-0.15mm



18. リヤ ドライブピニオン コンパニオンフランジ RR振れ点検
  1. ダイヤルゲージをリヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの内周面に直角に取り付ける。

  2. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの縦振れを点検する。

    限度:
    0.09mm

  3. ダイヤルゲージをリヤドライブピニオンコンパニオンフランジRR面の図の位置に直角に取り付ける。



  4. C009885
  5. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの横振れを点検する。

    限度:
    0.09mm



19. デイフアレンシヤルドライブピニオンプレロード点検
  1. トルクレンチを使用して、ディファレンシャルドライブピニオンとディファレンシャルリングギヤのバックラッシュの範囲内で起動トルクを点検する。

    T=0.49-0.78N·m{5-8kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    ベアリングをなじませるため、フランジの正転、逆転を数回行ったあとに測定する。

  2. 総合プレロード点検のために、プレロードを記録しておく。



20. 総合プレロード点検


    ZK07427
  1. トルクレンチおよび、ディープソケットレンチ(24mm)を使用して、ディファレンシャルドライブピニオンとディファレンシャルリングギヤ歯面を当てた状態でプレロードを点検する。

    基準値:
    総合プレロード=ディファレンシャルドライブピニオンプレロード+0.29-0.49N·m{+3-5kgf·cm}



21. リヤ ドライブピニオン ナット取りはずし


    C060487
  1. SSTおよびハンマーを使用して、リヤドライブピニオンナットのかしめを解く。

    SST
    09930-00010  

    ■ 注 意 ■
    1. SSTはテーパー面をシャフト側にして使用する。
    2. SSTの先端をグラインダー等で削らない。
    3. ナットのかしめを完全に解く。



  2. C023769
  3. SSTを使用してフランジを固定し、ディープソケットレンチ(24mm)を使用してリヤドライブピニオンナットを取りはずす。

    SST
    09330-00021  



22. リヤ ドライブピニオン コンパニオンフランジ RR取りはずし


    C023770
  1. SSTを使用して、リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを取りはずす。

    SST
    09950-30011   (09951-03010, 09953-03010, 09954-03010, 09955-03030, 09956-03020)

    ■ 注 意 ■
    SSTのセンターボルト(09953ー03010)のねじ部、および先端部に油脂類を塗布して使用する。



23. リヤディファレンシャル ダストデフレクタ取りはずし


    C011828
  1. SSTおよびプレスを使用して、リヤディファレンシャルダストデフレクタを取りはずす。

    SST
    09950-00020  
    09950-60010   (09951-00430)
    09950-70010   (09951-07150)



24. リヤディファレンシャル キャリア オイルシール取りはずし


    ZK07887
  1. SSTを使用して、リヤディファレンシャルオイルシールを取りはずす。

    SST
    09308-10010  



25. リヤディファレンシャル ドライブピニオン オイルスリンガ取りはずし


26. リヤドライブ ピニオン テーパードローラベアリング FR取りはずし


    C023772
  1. SSTを使用して、リヤドライブピニオンテーパードローラーベアリングFRをリヤディファレンシャルキャリヤASSYから取りはずす。

    SST
    09556-12010  



27. リヤディファレンシャル ドライブピニオン ベアリング スペーサ取りはずし


28. リヤディファレンシャル ケースSUB-ASSY取りはずし
  1. ベアリングキャップとディファレンシャルキャリヤに合わせマークを付ける。

  2. ボルト4本をはずし、ベアリングキャップ2個を取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ベアリングキャップとリヤディファレンシャルキャリヤは一体で加工されているため組合せを変えない。



  3. C023810
  4. SSTを使用して、リヤディファレンシャルサイドギヤスラストシム(バックラッシュ調整用)を取りはずす。

    SST
    09504-22011  

  5. リヤディファレンシャルケースをベアリングアウタレースとともに取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    ベアリングアウタレースに左右(背面側、歯面側)の識別マークを付けるかまたは別々に整理する。



29. デイフアレンシヤルドライブピニオン取りはずし


30. リヤドライブ ピニオン テーパードローラベアリング RR取りはずし


    C035125
  1. SSTおよびプレスを使用して、ディファレンシャルドライブピニオンからリヤドライブピニオンテーパードローラベアリングRRを取りはずす。

    SST
    09950-00020  



31. フロントベアリングアウタレース取りはずし


    C097761
  1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、リヤドライブピニオンテーパードローラーベアリングFRアウタレースを軽く均等にたたきながら取りはずす。



32. リヤベアリングアウタレース取りはずし


    C097762
  1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、ドライブピニオンワッシャを軽く均等にたたきながら、ドライブピニオンワッシャおよびリヤドライブピニオンテーパードローラーベアリングRRアウタレースを取りはずす。



33. デイフアレンシヤルリングギヤ取りはずし
  1. リヤディファレンシャルケースとディファレンシャルリングギヤに合わせマークを付ける。

  2. ボルト8本を取りはずす。

  3. プラスチックハンマーを使用して、ディファレンシャルリングギヤ外周を均等にたたいて取りはずす。



34. リヤディファレンシャル ケースSUB-ASSY振れ点検

□ 参 考 □
ディファレンシャルリングギヤ振れ点検で限度を超えた場合のみ行う。

  1. リヤディファレンシャルケースをリヤディファレンシャルキャリヤASSYに取り付ける。

  2. ボルト各2本で、左右のベアリングキャップを取り付ける。

    基準値:
    T=61N·m{620kgf·cm}



  3. C066468
  4. ダイヤルゲージをリヤディファレンシャルケースのフランジ面に直角に取り付ける。

  5. リヤディファレンシャルケースの振れを点検する。

    限度:
    0.07mm

  6. ボルト4本をはずし、ベアリングキャップおよびリヤディファレンシャルケースを取りはずす。



35. リヤディファレンシャルケース ベアリング取りはずし

□ 参 考 □
リヤディファレンシャルケースベアリングまたはリヤディファレンシャルケース交換時以外は、取りはずさない。



    C021021
  1. SSTを使用して、リヤディファレンシャルケースからリヤディファレンシャルケースベアリング2個を取りはずす。

    SST
    09950-60010   (09951-00340)
    09950-40011   (09951-04020, 09952-04010, 09953-04030, 09954-04010, 09955-04061, 09957-04010, 09958-04011)

    ■ 注 意 ■
    1. SSTのセンターボルト(09953ー04030)のねじ部、および先端部に油脂類を塗布して使用する。
    2. ベアリングのケージを変形させない。
    3. リヤディファレンシャルケースの切り欠き部よりベアリングのインナレースにSSTのツメをかける。



36. ディファレンシャルケースASSY分解


    C063262
  1. ピンポンチおよびハンマーを使用して、ピニオンシャフトピンを打ち抜く。

  2. リヤディファレンシャルケースから下記部品を取りはずす。

    1. リヤディファレンシャルピニオン(2個)[A]

    2. リヤディファレンシャルピニオンスラストワッシャ(2枚)[B]

    3. リヤディファレンシャルピニオンシャフト[C]

    4. リヤディファレンシャルサイドギヤ(2個)[D]



    5. C095836
    6. リヤディファレンシャルサイドギヤスラストワッシャNo.1(2枚)[E]



37. デイフアレンシヤルサイドギヤおよびデイフアレンシヤルピニオン摩耗点検


38. デイフアレンシヤルケース亀裂,損傷の有無点検


39. デイフアレンシヤルケースASSY取り付け
  1. スラストワッシャをサイドギヤに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. スラストワッシャ、サイドギヤ、ピニオンなどの取り付け時には、ゴミ、切り粉などの付着がないことを確認する。
    2. サイドギヤまたはピニオンを交換する際、サイドギヤとピニオンは、必ずセットで交換する。
    3. 各摺動部、回転部にハイポイドギヤオイルSXを塗布する。

  2. サイドギヤ(ワッシャ付き)、ピニオン、ピニオンシャフトおよびピニオンスラストワッシャを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ピニオンシャフトの固定用穴とケースの穴を合わせる。

  3. ダイヤルゲージをサイドギヤ歯面に直角に取り付ける。

  4. ピニオンをディファレンシャルケースの方へ固定し、サイドギヤバックラッシュを測定する。

    基準値:
    0.05-0.15mm

  5. サイドギヤのバックラッシュが基準値内になり、かつスムーズに回るよう左右両側とも同じサイズのスラストワッシャを選択し調整する。

    □ 参 考 □
    スラストワッシャーの種類

    品番
    厚さ[mm]
    41361-12010
    1.48-1.52
    41361-12020
    1.53-1.57
    41361-12030
    1.58-1.62
    41361-12040
    1.63-1.67
    41361-12050
    1.68-1.72
    41361-12060
    1.73-1.77



  6. C063130
  7. ピンポンチおよびハンマーを使用して、ピニオンシャフトピンをディファレンシャルリングギヤの歯面側から打ち込む。



  8. C063131
  9. ポンチおよびハンマーを使用して、リヤディファレンシャルケースのピン穴外周をかしめる。



40. デイフアレンシヤルリングギヤ取り付け
  1. リヤディファレンシャルケースのディファレンシャルリングギヤ合わせ面の油脂を十分に清掃する。



  2. ZK08214
  3. ディファレンシャルリングギヤを熱湯などで100°Cに加熱する。

    ■ 警 告 ■
    1. ディファレンシャルリングギヤが高温なので厚手の手袋などで手を保護する。
    2. リヤディファレンシャルケースのリングギヤ合わせ面の水分を十分に清掃する。

  4. リヤディファレンシャルケースとディファレンシャルリングギヤの合わせマークを合わせて、ディファレンシャルリングギヤを素早く取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    リヤディファレンシャルケースのボルト穴のねじ穴を合わせる。

  5. ボルト8本を締め付ける。

    基準値:
    T=69N·m{700kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    1. ボルトの締め付けは、対角線に相対する順に行い、数回に分けて締め付ける。
    2. ボルトはディファレンシャルリングギヤが十分に冷えてから締め付ける。



41. リヤディファレンシャルケース ベアリング取り付け


    C063132
  1. SSTおよびプレスを使用して、リヤディファレンシャルケースにベアリングRHを圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00410, 09951-00420)
    09950-70010   (09951-07150)



42. リヤディファレンシャルケース ベアリング取り付け


    C063133
  1. SSTおよびプレスを使用して、リヤディファレンシャルケースにベアリングLHを圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00410, 09951-00420)
    09950-70010   (09951-07150)



43. デイフアレンシヤルリングギヤ振れ点検
  1. リヤディファレンシャルケースをリヤディファレンシャルキャリヤに取り付け、ベアリングにガタがない程度にスラストシムを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    左右のベアリングアウタレースを間違えないように取り付ける。

  2. ボルト各2本で、左右のベアリングキャップを取り付ける。

    基準値:
    T=61N·m{620kgf·cm}



  3. C066482
  4. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの背面に直角に取り付ける。

  5. リングギヤの振れを点検する。

    限度:
    0.07mm

  6. ボルト各2本で、リヤディファレンシャルケースを取り付ける。



44. フロントベアリングアウタレース取り付け


    C098285
  1. SSTおよびプレスを使用して、リヤドライブピニオンテーパーローラーベアリングFRアウタレースを圧入する。

    SST
    09950-60010   (09951-00610)
    09950-70010   (09951-07150)



45. リヤベアリングアウタレース取り付け


    C098286
  1. SSTおよびプレスを使用して、取りはずし時と同じ厚さのピニオンワッシャ(新品)および、リヤドライブピニオンテーパードローラベアリングRRアウタレースを圧入する。

    SST
    09950-60020   (09951-00730)
    09950-70010   (09951-07150)



46. リヤドライブ ピニオン テーパードローラベアリング RR取り付け


    C023768
  1. SSTおよびプレスを使用して、リヤドライブピニオンテーパードローラベアリングRRをディファレンシャルドライブピニオンに圧入する。

    SST
    09506-35010  



47. デイフアレンシヤルドライブピニオンプレロード調整
  1. ディファレンシャルドライブピニオンおよびリヤドライブピニオンテーパードローラベアリングFRをリヤディファレンシャルキャリヤに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ディファレンシャルリングギヤの歯当たり点検のため、スペーサおよびオイルシールは取り付けず、歯当たり点検·調整後に取り付ける。

  2. リヤドライブピニオンオイルスリンガを取り付ける。



  3. C023783
  4. SSTを使用して、リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを取り付ける。

    SST
    09950-30011   (09951-03010, 09953-03010, 09954-03010, 09955-03030, 09956-03020)

    ■ 注 意 ■
    1. スペーサを取り付けていないので、リヤドライブピニオンコンパニオンフランジはディファレンシャルドライブピニオンのガタが少し残る程度まで取り付ける。
    2. SSTのセンターボルト(09953ー03010)のねじ部および先端部に油脂類を塗布して使用する。



  5. C066892
  6. 新品のリヤドライブピニオンナットのねじ部にハイポイドギヤオイルLSDを塗布する。

  7. SSTを使用してリヤドライブピニオンフランジRRを固定し、ディープソケットレンチ(24mm)およびトルクレンチを使用して新品のリヤドライブピニオンナットを規定のプレロードになるように少しずつ締め付ける。

    SST
    09330-00021  

    限度:
    T=235N·m{2400kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    1. スペーサが入っていないので、ナットは少しずつ締め付け、絶対に締めすぎない。



  8. ZK07427
  9. ディファレンシャルドライブピニオンの起動トルクを点検する。

    基準値:
    T=0.98-1.57N·m{10-16kgf·cm}(ベアリング新品時)
    T=0.49-0.78N·m{5-8kgf·cm}(ベアリング再使用時)

    ■ 注 意 ■
    1. ベアリングをなじませるため、フランジを正転、逆転を数回行ったあとに測定する。
    2. 総合プレロード測定のため、プレロードを記録しておく。



48. リヤディファレンシャル ケースSUB-ASSY取り付け
  1. ケースベアリング(サイドベアリング)にベアリングアウタレースを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ベアリングアウターレースは、左右を間違えない。

  2. リヤディファレンシャルケースをリヤディファレンシャルキャリヤに取り付ける。



49. デイフアレンシヤルリングギヤバツクラツシユ調整
  1. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの歯面先端に直角に取り付ける。

  2. ディファレンシャルリングギヤ背面側にディファレンシャルリングギヤのバックラッシュがほぼ基準値内に入るようなスラストシムを選択して取り付ける。

    基準値:
    0.10-0.15mm

    □ 参 考 □
    サイドベアリングが新品の場合は、スラストシムを厚さの薄いものから選択して取り付ける。
    サイドベアリングが再使用の場合は、スラストシムを分解前と同じ厚さのものから取り付ける。

    スラストシムの種類 
    品番
    厚さ[mm]
    識別マーク
    90564-51035
    2.51-2.53
    52
    90564-51036
    2.54-2.56
    55
    90564-51037
    2.57-2.59
    58
    90564-51038
    2.60-2.62
    61
    90564-51001
    2.63-2.65
    64
    90564-51002
    2.66-2.68
    67
    90564-51003
    2.69-2.71
    70
    90564-51004
    2.72-2.74
    73
    90564-51005
    2.75-2.77
    76
    90564-51006
    2.78-2.80
    79
    90564-51007
    2.81-2.83
    82
    90564-51008
    2.84-2.86
    85
    90564-51009
    2.87-2.89
    88
    90564-51010
    2.90-2.92
    91
    90564-51011
    2.93-2.95
    94
    90564-51012
    2.96-2.98
    97
    90564-51013
    2.99-3.01
    00
    90564-51014
    3.02-3.04
    03
    90564-51015
    3.05-3.07
    06
    90564-51016
    3.08-3.10
    09
    90564-51017
    3.11-3.13
    12
    90564-51018
    3.14-3.16
    15
    90564-51019
    3.17-3.19
    18
    90564-51020
    3.20-3.22
    21
    90564-51021
    3.23-3.25
    24
    90564-51022
    3.26-3.28
    27
    90564-51023
    3.29-3.31
    30
    90564-51024
    3.32-3.34
    33
    90564-51025
    3.35-3.37
    36
    90564-51026
    3.38-3.40
    39
    90564-51027
    3.41-3.43
    42

  3. プラスチックハンマーを使用して、リングギヤを軽くたたき、ベアリングとスラストシムを十分落ち着かせる。

  4. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジを固定し、リングギヤを動かしてバックラッシュを点検する。

    参考値:
    0.10-0.15mm

    ■ 注 意 ■
    ディファレンシャルリングギヤ円周上の3箇所以上で測定する。

  5. 基準値外の場合は、ディファレンシャルリングギヤのバックラッシュが参考値付近になるようにスラストシムを選択して、ディファレンシャルリングギヤ背面側に取り付ける。

  6. ディファレンシャルリングギヤ歯面側のサイドベアリングアウタレース端面とキャリヤのすき間が0mmか、または0mmに近いスラストシムのうち一番厚いものを選択する。

  7. プラスチックハンマーを使用して、ディファレンシャルリングギヤを軽くたたき、ベアリングを十分落ち着かせる。

  8. ダイヤルゲージをリングギヤの歯面先端に直角に当てる。

  9. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを固定し、ディファレンシャルリングギヤを動かしてバックラッシュを点検する。

    基準値:
    0.10-0.15mm



  10. C023765
  11. 基準値外の場合は、左右のスラストシムの厚さを同量ずつ増減させて基準値内にする。



50. ディファレンシャルサイドベアリングプレロード調整
  1. ディファレンシャルリングギヤのバックラッシュ調整後、ディファレンシャルリングギヤ歯面側のスラストシムを取りはずす。

  2. マイクロメーターを使用して、取りはずしたスラストシムの厚さを測定する。

  3. 取りはずしたスラストシムより0.06-0.09mm厚いスラストシムを選択する。

    ■ 注 意 ■
    指で2/3程度まで挿入できるスラストシムを取り付ける。



  4. C023792
  5. SSTおよびハンマーを使用して、スラストシムを打ち込む。

    SST
    09504-22011  

  6. ベアリングキャップとディファレンシャルキャリヤの合わせマークを合わせて、ベアリングキャップを取り付ける。

  7. ボルト各2本で、左右のベアリングキャップを締め付ける。

    基準値:
    T=61N·m{620kgf·cm}

  8. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの歯面先端に当てる。



  9. C023765
  10. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを固定し、ディファレンシャルリングギヤを動かしてバックラッシュを点検する。

    基準値:
    0.10-0.15mm

  11. 基準値外の場合は、左右スラストシムの厚さを同量ずつ増減させて基準値内にする。



51. 総合プレロード測定


    ZK07427
  1. トルクレンチおよびディープソケットレンチ(24mm)を使用して、ディファレンシャルドライブピニオンとディファレンシャルリングギヤの歯面を当てた状態で起動トルクを点検する。

    基準値:
    総合プレロード=ディファレンシャルドライブピニオンプレロード+0.29-0.49N·m{+3-5kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    基準値外の場合はディファレンシャルリングギヤ歯面側のプレートワッシャで調整する。



52. デイフアレンシヤルリングギヤとドライブピニオンの歯当たり点検
  1. ディファレンシャルリングギヤの歯面両側に光明丹を薄く均一に塗布し、ディファレンシャルリングギヤを数回、正転、逆転させる。

    ■ 注 意 ■
    ディファレンシャルリングギヤ円周上4箇所で当たり状態を見る。

    □ 参 考 □
    光明丹が示すパターンが歯当たり位置である。

  2. フェース当たり、フランク当たりの場合は、以下の作業を行う。

    1. 左右のサイドギヤシャフトワッシャの厚さを同量ずつ増減させたものを選択し、リヤディファレンシャルケースベアリングアウタレースを取り付ける。(*1)

    2. ディファレンシャルリングギヤとディファレンシャルドライブピニオンの歯当たり点検を再度行う。

      □ 参 考 □
      正しい歯当たりになっていない場合は、(*1)を再度行う。



    3. ディファレンシャルリングギヤとディファレンシャルドライブピニオンのバックラッシュ点検を再度行う。

      □ 参 考 □
      ディファレンシャルリングギヤとディファレンシャルドライブピニオンのバックラッシュが基準値内にない場合は、ディファレンシャルリングギヤとディファレンシャルドライブピニオンを新品に交換する。



      C064615

  3. ヒール当たり、トー当たりの場合は、以下の作業を行う。

    1. リヤディファレンシャルドライブピニオンワッシャを再度選択し、リヤドライブピニオンテーパードローラベアリングRR取り付けを行う。

      □ 参 考 □
      プレートワッシャーの種類 
      品番
      厚さ[mm]
      識別マーク
      90564ー59026
      2.25-2.27
      A
      90564ー59027
      2.27-2.29
      B
      90564ー59028
      2.29-2.31
      C
      90564ー59029
      2.31-2.33
      D
      90564ー59030
      2.33-2.35
      E
      90564ー59031
      2.35-2.37
      F
      90564ー59032
      2.37-2.39
      G
      90564ー59033
      2.39-2.41
      H
      90564ー59034
      2.41-2.43
      J
      90564ー59035
      2.43-2.45
      K
      90564ー59036
      2.45-2.47
      L
      90564ー59037
      2.47-2.49
      M
      90564ー59038
      2.49-2.51
      N
      90564ー59039
      2.51-2.53
      P
      90564ー59040
      2.53-2.55
      Q
      90564ー59041
      2.55-2.57
      R
      90564ー59042
      2.57-2.59
      S
      90564ー59043
      2.59-2.61
      T



    2. C093600
    3. ディファレンシャルドライブピニオンプレロード調整からディファレンシャルリングギヤとディファレンシャルドライブピニオンの歯当たり調整までの作業を再度行う。



53. リヤ ドライブピニオン ナット取りはずし


54. リヤ ドライブピニオン コンパニオンフランジ RR取りはずし


55. リヤディファレンシャル ドライブピニオン オイルスリンガ取りはずし


56. リヤドライブ ピニオン テーパードローラベアリング FR取りはずし


    C023772
  1. SSTを使用して、テーパードローラーベアリングFRをディファレンシャルキャリヤから取りはずす。

    SST
    09556-12010  



57. リヤディファレンシャル ドライブピニオン ベアリング スペーサ取り付け
  1. リヤディファレンシャルドライブピニオンに新品のスペーサを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    内径の大きい方をリヤ側へ向ける。



58. リヤドライブ ピニオン テーパードローラベアリング FR取り付け


    C063263
  1. SST、鉄片およびプレスを使用して、リヤドライブピニオンテーパードローラベアリングFRを圧入する。

    SST
    09710-22042   (09710-02051)



59. リヤディファレンシャル ドライブピニオン オイルスリンガ取り付け


60. リヤディファレンシャル キャリア オイルシール取り付け
  1. 新品のリヤディファレンシャルキャリアオイルシールリップ部にMPグリースNo.2を塗布する。



  2. C023797
  3. SSTおよびハンマーを使用して、新品のリヤディファレンシャルキャリアオイルシールを打ち込む。

    SST
    09316-60011   (09316-00011, 09316-00051)
    09316-20011  

    基準値:
    2.0±0.3mm(キャリア端面より)

    ■ 注 意 ■
    オイルシールはまっすぐになるように均等にたたいて打ち込む。



61. リヤディファレンシャル ダストデフレクタ取り付け


    C064616
  1. SSTおよびプレスを使用して、新品のリヤディファレンシャルダストデフレクタを圧入する。

    SST
    09223-00010  

    ■ 注 意 ■
    1. 圧入時は、リヤディファレンシャルダストデフレクタを確認しながら、少しずつゆっくりと行い、圧入し過ぎない。
    2. 圧入時にバリが発生した場合は取り除く。



62. リヤ ドライブピニオン コンパニオンフランジ RR取り付け


    C023798
  1. SSTを使用して、リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを取り付ける。

    SST
    09950-30011   (09951-03010, 09953-03010, 09955-03030, 09956-03020)

    ■ 注 意 ■
    SSTのセンターボルト(09953ー03010)のねじ部、および先端部に油脂類を塗布して使用する。



  2. C023784
  3. 新品のリヤドライブピニオンナットのねじ部にハイポイドギヤオイルLSDを塗布する。

  4. SSTを使用してリヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRを固定し、ディープソケットレンチ(24mm)およびトルクレンチを使用して新品のリヤドライブピニオンナットをプレロードを確認しながら締め付ける。

    SST
    09330-00021  

    限度:
    T=235N·m{2400kgf·cm}



63. デイフアレンシヤルドライブピニオンプレロード点検
  1. トルクレンチを使用して、ディファレンシャルドライブピニオンとディファレンシャルリングギヤのバックラッシュの範囲内で起動トルクを点検する。

    基準値:
    T=0.98-1.57N·m{10-16kgf·cm}(ベアリング新品時)
    T=0.49-0.78N·m{5-8kgf·cm}(ベアリング再使用時)

    ■ 注 意 ■
    ベアリングをなじませるため、フランジの正転、逆転を数回行ったあとに測定する。

  2. プレロードが過大の場合は、ベアリングスペーサを交換する。

  3. プレロードが不足の場合は、リヤドライブピニオンナットを5-10°ずつ増し締めしてプレロードを点検し、基準値になるように繰り返し調整する。

  4. リヤドライブピニオンナットの締め付けトルクが限度値(235N·m{2400kgf·cm})を超えてもプレロード不足の場合はリヤドライブピニオンナットを一度ゆるめて、リヤドライブピニオンナットおよびディファレンシャルドライブピニオンのねじ山がつぶれていないか点検する。

  5. 異常がなければ、スペーサを交換し、ねじ部にハイポイドギヤオイルLSDを塗布したのち作業を繰り返す。

  6. 総合プレロード点検のためにプレロードを記録しておく。



64. 総合プレロード点検


    ZK07427
  1. トルクレンチを使用して、ディファレンシャルドライブピニオンとディファレンシャルリングギヤ歯面を当てた状態で起動トルクを点検する。

    基準値:
    総合プレロード=ディファレンシャルドライブピニオンプレロード+0.29-0.49N·m{+3-5kgf·cm}



65. デイフアレンシヤルリングギヤとドライブピニオンのバツクラツシユ点検
  1. ダイヤルゲージをディファレンシャルリングギヤの歯面先端に直角に当てる。



  2. C064833
  3. ディファレンシャルドライブピニオンのリヤドライブピニオンフランジRRを固定し、ディファレンシャルリングギヤを動かして点検する。

    基準値:
    0.10-0.15mm

    ■ 注 意 ■
    ディファレンシャルリングギヤ円周上の3箇所以上で点検する。



66. リヤ ドライブピニオン コンパニオンフランジ RR振れ点検
  1. ダイヤルゲージをリヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの内周面に直角に取り付ける。

  2. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの縦振れを測定する。

    限度:
    0.09mm

  3. ダイヤルゲージをリヤドライブピニオンコンパニオンフランジ面の図の位置に直角に取り付ける。



  4. C009885
  5. リヤドライブピニオンコンパニオンフランジRRの横振れを測定する。

    限度:
    0.09mm



67. リヤ ドライブピニオン ナット取り付け


    ZK07449
  1. タガネおよびハンマーを使用して、リヤドライブピニオンナットをかしめる。



68. リヤディファレンシャル キャリア ガスケット取り付け
  1. 白ガソリンを使用して、リヤディファレンシャルキャリヤASSYおよびリヤアクスルハウジングASSYの接合面のゴミ、油脂を取り除く。

  2. 新品のリヤディファレンシャルキャリヤガスケットの両面および取り付けボルトのねじ部にアドヘシブ1344を塗布する。



69. ディファレンシャル キャリヤASSY RR取り付け
  1. リヤアクスルハウジングASSYに新品のガスケットを取り付ける。

  2. ジャッキにディファレンシャルキャリヤASSYをのせジャッキアップし、リヤアクスルハウジングASSYに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. ディファレンシャルは重量物のため、ジャッキで確実に支える。
    2. ディファレンシャルキャリヤASSYを取り付ける際に、取り付け面を傷つけない。

  3. ナットおよび、スプリングワッシャー各10個にてディファレンシャルキャリヤASSYを取り付ける。

    基準値:
    T=31N·m{314kgf·cm}



70. プロペラシヤフトASSY RR取り付け
(要領は参照)


71. リヤアクスル シャフト LH取り付け
(要領は参照)
SST
09520-00031  


72. リヤアクスル シャフト RH取り付け
(要領は参照)
SST
09520-00031  

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取り付ける。



73. リヤアクスル ベアリング リテーナ OUT LH取り付け
(要領は参照)


74. リヤアクスル ベアリング リテーナ OUT RH取り付け
(要領は参照)

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取り付ける。



75. パーキングブレーキシューストラットセットLH取り付け


    C095477
  1. SSTを使用してパーキングブレーキシューストラットLHをブレーキシューに取り付ける。



76. リヤブレーキ ドラム取り付け
(要領は参照)


77. ブレーキドラムとライニングのすき間調整
(要領は参照)


78. スピードセンサ RR LH取り付け(ABS付き)
(要領は参照)


79. スピードセンサ RR RH取り付け(ABS付き)
(要領は参照)

□ 参 考 □
LH側と同様の手順で取り付ける。



80. ディファレンシャルオイル補充
(要領は参照)


81. ディファレンシャルオイル点検·調整
(要領は参照)


82. リヤタイヤ取り付け


83. テストモード点検(スピードセンサ系統)
(要領は参照)
SST
09991-60101  
09991-60300