エンジンを暖機し、エンジンを停止する。[*4]
フルード温度確認
IG OFFで、GTSをDLC3に接続する。
IG ONおよびGTSの電源をONにする。
- ■ 注 意 ■
- エアコン、オーディオ、灯火スイッチなど、電気部品をOFFにする。
GTS のメニュー画面より、パワートレイン / エンジン / データモニタの順番に選択し、エンジン回転数およびAT 油温 1 を表示する。
- ■ 注 意 ■
- フルード油温が85 to 90℃の温度領域のとき、エンジンアイドリング状態で油温が低下する傾向の車両は、90℃以上の油温にしてから作業を実施。
- フルード油温が85 to 90℃の温度領域のとき、エンジンアイドリング状態で油温が上昇する傾向の車両は、85℃以下の油温にしてから作業を実施。
- フルード油温が85 to 90℃の温度領域のとき、エンジンアイドリング状態で油温が変化しない車両は、87.5℃の油温にしてから作業を実施。
ブレーキペダルを踏み込み、保持する。
エンジンを始動する。
シフトレバーをPポジションからDポジションまでゆっくり操作してフルードを各部に循環させた後、再びPポジションにシフトする。
- □ 参 考 □
- 各ポジションは3秒程度保持する。
車両を水平状態に保ちリフトアップする。
- □ 参 考 □
- 車両が傾斜していると正確なフルード量が測定できないため、車両前後左右傾斜 ± 1°以内で作業する。
エンジンアンダ カバー LHを取りはずす。(要領は
参照)
リフィルプラグをゆるめる。
ソケットヘキサゴンレンチ6 mm を使用して、オーバーフロープラグおよびガスケットをはずし、フルードを抜き取る。[*1]
- ■ 警 告 ■
- 排出されるフルードは高温のため注意する。
- ■ 注 意 ■
- オーバーフロープラグをはずす前に、フルード油温が85°C以上90°C以下になっていることおよびエンジンアイドル回転数が別表[*3]の範囲に入っていることを確認する。
- エンジンアイドル回転数の範囲に示す規定追加油量を[*3]にて必ず追加する。
- フルードが流出しない場合は、フルードがオーバーフロー孔から流出してくるまでリフィル孔よりフルードを注入し、オーバーフロープラグを取り付けて、作業を最初[*4]からやり直す。
図を参考に[*2]にてオーバーフロープラグを締め付けるまでの間、油温とエンジンアイドル回転数が同じ範囲であることを確認する。
イラスト内指示文字
*a
| フルード油温
|
*b
| エンジンアイドル回転数
|
*c
| オーバーフロープラグ取りはずし
|
*d
| オーバーフロープラグ取り付け
|
*e
| 時間
|
*f
| 例:エンジンアイドル回転数600 to 700 rpmの間で調整する場合
|
フルードの流出が滴下程度になるまで待機する。
- □ 参 考 □
- フルードの油温が上昇している場合は体積が膨張しているため、フルードの流出が完全に停止することはない。
ソケットヘキサゴンレンチ6 mm を使用し、新品のガスケットを介してオーバーフロープラグを締め付ける。[*2]
-
基準値
-
T = 40 N・m{
408 kgf・cm
}
車両をリフトダウンする。
IG OFFにする。
リフィルプラグおよびガスケットを取りはずす。
ホースおよび、じょうごを図のようにリフィル孔に取り付ける。
- ■ 注 意 ■
- トランスアクスルは最適油量の状態でフルード油温が約40°Cのとき、油面の高さがオーバーフローチューブの先端高さになるように設定してある。トヨタ純正CVTフルードFEを、油温85 to 90°Cにて油量調整するには、熱膨張で増加した体積分を一度流出させ[*1]、下記の表に記す規定追加油量を厳守して追加補充すること。
- フルードの過多、過少はCVTトラブルの原因となるおそれがあるため、規定追加油量を厳守すること。
- リフィル孔にホースを入れ過ぎない。
- ホースがたるまないように、テープなどで固定する。
- □ 参 考 □
- 使用するホースは長さ1250 mm、外径16 mmのものを使用。
フルードを規定の追加油量分リフィル孔から注入する。[*3]
- 規定追加油量
フルード油温
| エンジンアイドル回転数
| 規定追加油量
|
|---|
85 to 90°C
| 550 to 650 rpm
| 300 g (360 cc)
|
650 to 750 rpm
| 300 g (360 cc)
|
750 to 850 rpm
| 300 g (350 cc)
|
- ■ 注 意 ■
- ホースにフルードが残ると規定量が守れないため、ホースにフルードが残らないように確実に補充する。
- トランスアクスルに注入する規定追加油量の許容誤差は、± 20 gまたは± 25 cc
- 表のカッコ内の体積は、計測するフルードの温度が 10 to 30°Cの場合の例
- 注入するフルードはトヨタ純正CVTフルードFEを使用する。
- 注入時に外部に漏れた場合(規定量が守れない状況になった場合)は、作業を最初[*4]からやり直す。
規定追加油量を体積で計測する場合は重量と各温度の密度から体積を計算する。
イラスト内指示文字
*a
| 例として、フルード温度が10 to 30°Cにおける規定追加油量の体積を示す。
| *b
| 密度[g / cc]
|
*c
| 計量するフルードの油温[°C]
| *d
| トヨタ純正CVTフルードFEの油温と密度の関係
|
新品のガスケットを介してリフィルプラグを締め付ける。
-
基準値
-
T = 49 N・m{
500 kgf・cm
}
GTSをDLC3から取りはずす。
車両をリフトアップする。
各部を清掃し、フルード漏れがないことを確認する。
エンジンアンダ カバー LHを取り付ける。(要領は
参照)
車両をリフトダウンする。