EFIシステム(1NR-FE)    イグニッション信号回路

準備品一覧


回路説明


この車両ではダイレクトイグニッションシステム(S-TDI) が採用されている。S-TDIは点火精度を高めるととも に、高電圧のロスを抑え、イグニッションシステムの全体的な信頼性を高めている。S-TDIは、一つのシリンダにつき一つのイグニッション コイルASSYで点火を行う。エンジンコントロールコンピュータは点火時期を決定し、各シリンダに点火信号(IGT) を出力する。IGT信号を使用して、エンジンコントロールコンピュータはイグナイタ内の電力トランジスタをONおよびOFFにし、これが一次コイルへの電流をONおよびOFFにする。一次コイルへの電流が遮断すると、二次コイルで発生した逆起電力でスパークプラグを点火させる。


回路図



A332723J03



点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。


手順1ワイヤハーネスおよびコネクター点検(イグニッション コイルASSY電源回路)


    A331095J02
  1. イグニッション コイルASSYのコネクターを全数切り離す。

  1. IG ONにする。

  1. 車両側コネクターの電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B26-1(+B) - B26-4(GND)
    IG ON
    11 to 14V
    B25-1(+B) - B25-4(GND)
    IG ON
    11 to 14V
    B24-1(+B) - B24-4(GND)
    IG ON
    11 to 14V
    B23-1(+B) - B23-4(GND)
    IG ON
    11 to 14V

    イラスト内指示文字  
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (イグニッション コイルASSY接続コネクター)



NG
手順 3 へ
OK


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロール コンピュータ - イグニッション コイルASSY)
  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターを切り離す。

  1. イグニッション コイルASSYのコネクターを全数切り離す。

  1. 端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値

    点検端子
    点検条件
    基準値
    B67-57(IGT1) - B26-3(IGT1)
    常時
    1Ω未満
    B67-56(IGT2) - B25-3(IGT2)
    常時
    1Ω未満
    B67-55(IGT3) - B24-3(IGT3)
    常時
    1Ω未満
    B67-54(IGT4) - B23-3(IGT4)
    常時
    1Ω未満
    B67-57(IGT1)およびB26-3(IGT1) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    B67-56(IGT2)およびB25-3(IGT2) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    B67-55(IGT3)およびB24-3(IGT3) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B67-54(IGT4)およびB23-3(IGT4) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)  

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(イグニッション コイルASSY - ボデーアース)
  1. イグニッション コイルASSYのコネクターを全数切り離す。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターを切り離す。

  1. 端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値

    点検端子
    点検条件
    基準値
    B26-4(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    B25-4(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    B24-4(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    B23-4(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(イグニッション コイルASSY - IG2リレー)
  1. イグニッション コイルASSYのコネクターを全数切り離す。

  1. エンジンルーム リレーブロックから、IG2リレーを取りはずす。

  1. 各端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値

    点検端子
    点検条件
    基準値
    B26-1(+B) - リレーホルダ5
    常時
    1Ω未満
    B25-1(+B) - リレーホルダ5
    常時
    1Ω未満
    B24-1(+B) - リレーホルダ5
    常時
    1Ω未満
    B23-1(+B) - リレーホルダ5
    常時
    1Ω未満
    B26-1(+B)および リレーホルダ5 - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    B25-1(+B)および リレーホルダ5 - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    B24-1(+B)および リレーホルダ5 - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    B23-1(+B)および リレーホルダ5 - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順5IG2リレー単体点検
  1. IG2リレーの単体点検を実施する。(要領は参照)



NG
IG2リレー交換
OK

ECU電源系統点検 (要領は 参照)