DTC    C1439    舵角センサ初期化異常

DTC    C1445    舵角センサ0点補正未実施

準備品一覧


機能説明


スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、IG ONのたびに車速35km/h以上で約5秒間直進走行することでステアリングセンサ0点を取得し、また、過去の0点位置も記憶している。

バッテリターミナルの切り離しを行わずに、アライメント調整、ステアリングホイール位置調整などを行った場合、もしくは調整後にヨーレートセンサ0点取得を行わなかった場合、走行時のステアリングセンサ0点取得値と記憶値に差があることを検知し、調整不良として舵角センサ0点異常コードを出力する。


ダイアグコード
検出条件
不具合箇所
C1439
電源変動などにより舵角0点の記憶が消去され、0.048秒間連続走行中に舵角0点が再取得できない
  1. ステアリングセンサ(スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ))
  2. ヨーレートセンサおよびGセンサ(エアバッグ コンピュータASSY)
C1445
舵角0点の記憶がない状態で、車速35km/h以上でブレーキをかけずに30 秒以上直進走行して、舵角0点が取得できない時
  1. ステアリングセンサ(スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ))
  2. ヨーレートセンサおよびGセンサ(エアバッグ コンピュータASSY)


点検手順

手順1ダイアグノーシスコード出力確認
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにする。

  1. IG ON後、CAN通信異常のダイアグノーシスコードが出力していないことを確認する。(要領は参照)

  1. エンジンを始動する。

  1. 35km/h以上での直進走行後、通常のハンドル操舵による走行を行う。

  1. 停車後、スピードセンサ異常、ヨーレートセンサ異常およびステアリ ングセンサ異常のダイアグノーシスコードが出力していないことを確認する。(要領は参照)

    □ 参 考 □
    1. CAN通信異常コードが出力された場合は、先にCAN通信の故障探求、修理を行う。
    2. スピードセンサまたはヨーレートセンサおよびGセンサ(エアバッグ コンピュータASSY)に異常がある場合、ステアリングセンサ(スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ))が正常でも異常値を出力する場合がある。
    3. スピードセンサまたはヨーレートセンサ系統の異常コードを同時に出力している場合はそれらを修理後、ステアリングセンサ(スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ))を点検する。
    4. 再度ダイアグノーシスコードを確認し、C1439およびC1445が出力されなかった場合、一時的に電源電圧が降下して舵角0点が消去されたと考えられる。


    結果 
    結果
    飛び先
    C1439またはC1445出力
    A
    CAN通信系統の異常コード出力
    B
    スピードセンサ、ヨーレートセンサまたはステアリングセンサ系統の異常コード出力
    C
    正常
    D



B
CAN通信システム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は 参照)

C
該当ダイアグノーシスコードへ (要領は 参照)

D
不具合再現テスト実施 (要領は 参照)
A


手順2ステアリングセンサ0点取得
  1. 35km/h以上で5秒以上直進走行を行う。

  1. 車両直進状態のとき、ステアリング直進位置が正しいことを確認する。

    基準
    ステアリング直進状態正常

    □ 参 考 □
    ステアリング直進位置異常により、フロントホイールアライメント調整またはステアリング位置調整を行った場合は、作業終了後にヨーレートセンサの0点取得を行う。



NG
フロントホイールアライメントまたはステアリングホイール位置調整 (要領は 参照)
OK


手順3ダイアグノーシスコード再確認
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにする。

  1. エンジンを始動する。

  1. 35km/h以上での直進走行後、通常のハンドル操舵による走行を行う。

  1. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    ヨーレートセンサまたはステアリングセンサ系統の異常コード出力
    B

    □ 参 考 □
    C1439およびC1445が出力されなかった場合、一時的に電源電圧が降下して舵角0点が消去されたと考えられる。



B
該当ダイアグノーシスコードへ (要領は 参照)
A

終了