DTC    P0746/62    SL1/DS1ソレノイド系統(機能異常)

DTC    P0776/63    SL2/DS2ソレノイド系統(機能異常)

DTC    P2714/77    ライン圧制御リニアSOL系統

準備品一覧


機能説明


エンジンコントロール コンピュータは、エンジン回転数、車速、アクセル開度、各プーリーの回転数、ベルト挟圧力、車両加速度などの入力値を元に、変速制御ソレノイド(DS1およびDS2)、ライン圧制御ソレノイド(SLT)、ベルト挟圧力制御ソレノイド(SLS) およびロックアップ係合圧制御ソレノイド(SLU)などを用いてトランスアクスルを制御している。

エンジンコントロール コンピュータは、目標変速比に対する実変速比の追従性を検出し、異常と判定した場合P0746/62またはP0776/63を出力する。また、ベルト挟圧力の異常や加速度の異常を検出した場合は、P2714/77を出力する。

他の変速用ソレノイド(DS1およびDS2系統)またはベルト挟圧力センサ系統のダイアグコードが同時に出力した場合は、P0746/62、P0776/63およびP2714/77以外のダイアグコードからトラブルシュートを行うことが、必要である。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0746/62
  1. エンジン暖機後、シフトレバー位置Dにて、発進または加速中
  2. 目標変速比に対しアップシフトしていない
  3. 2秒以上継続
  4. 2トリップ
コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
  1. エンジン暖機後、シフトレバー位置Dにて、減速または停止中
  2. 目標変速比に対しダウンシフトしていない
  3. 1秒以上継続
  4. 2トリップ
P0776/63
  1. エンジン暖機後、シフトレバー位置Dにて、減速または停止中
  2. 目標変速比に対しダウンシフトしていない
  3. 1秒以上継続
  4. 2トリップ
コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
  1. エンジン暖機後、シフトレバー位置Dにて、発進または加速中
  2. 目標変速比に対しアップシフトしていない
  3. 2秒以上継続
  4. 2トリップ
P2714/77
  1. アップシフト機能が正常で、65 km/h以上で定常走行中、目標変速比が最Hi指示
  2. 変速比が目標変速比より高い
  3. 2秒以上継続
  4. 2トリップ
コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
  1. 発進時8 km/hまで
  2. トランスミッションレボリューションセンサ(NIN)回転数とトランスミッションレボリューションセンサ(NOUT)回転数の比率が規定値を超えている
  3. 0.2秒以上継続
  4. 2トリップ


点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1ダイアグコード確認
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSの画面表示に従いダイアグコードを読み取る。(要領は参照)
    結果 
    結果
    飛び先
    P0746/62、P0776/63およびP2714/77が出力する
    A
    P0746/62、P0776/63およびP2714/77以外も出力する
    B



B
該当するダイアグコードへ (要領は 参照)
A


手順2コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY交換
  1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSYを交換する。(要領は参照)


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手順3GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


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完了