スターティングシステム(1NZ-FE)  車上点検

準備品一覧


□ 参 考 □
  1. 以下の点検は、スタータASSY車両搭載状態で、エンジンクランキング中のマグネットスタータスイッチASSY接点(以下接点)の、接点収束時間(接点接触開始からの安定接触までの時間)を電気的に測定し、良否判定を行うものである。
  2. 接点に異常がある場合、接点の接触抵抗が過大になり、接点が完全にONするまでの時間が長くなる。



1. スタータASSY点検
  1. 接点収束時間測定法

    □ 参 考 □
    1. 接点が磨耗すると接点収束時間は長くなる。なお、通電時の電圧降下がない場合は接点導通不良と判断できる。


    1. ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

      ■ 注 意 ■
      ダイアグコードを検出した場合、コード別トラブルシューティングを行う。

    2. 燃料流出防止作業(要領は参照)

      □ 参 考 □
      1. エンジン冷却水温が60℃以下で作業を行う。
      2. エンジンがかからないことを確認する。

    3. バッテリマイナスターミナルを切り離す。

    4. リレーブロックカバーUPR NO.1を取りはずす。



    5. A333293J01
    6. エンジンルームリレーブロックからSTリレーを取りはずし、SST(点検用リレー)を取り付ける。

      SST
      09810-00020  

      □ 参 考 □
      1. 接点収束時間は、スタータリレーASSYの電流下流側でなければ測定できない。
      2. SST(点検用リレー)は車両取り付け状態で、ボデーアースと導通がある方のリード線が電流下流側となる。

    7. バッテリマイナスターミナルを接続する。



    8. SST(点検用リレー)のリード線(電流下流側)にオシロスコープをセットする。


      A333045J01


      イラスト内指示文字 
      *1
      バッテリ
      *2
      AM2ヒューズ
      *3
      イグニッションORスタータスイッチASSY
      *4
      ニュートラルスタートスイッチASSY
      *5
      STヒューズ
      *6
      SST(点検用リレー)
      *7
      スタータASSY
      -
      -
      *a
      ワイヤハーネス結線図
      -
      -

      □ 参 考 □
      オシロスコープ使用時のトリガ設定
      1. Trigger Mode - Single
      2. Trigger Level - 5 V
      3. Slope - 立ち上がり
      4. Trigger Point - 10%

      測定端子
      点検用リレー電流下流側(テスタープラス側) - ボデーアース(テスターマイナス側)

      ■ 注 意 ■
      測定中にオシロスコープの電圧波形が乱れる場合は、バッテリを充電しながら測定する。



    9. GTSを使用して、クランキング時の接点収束時間を20回測定する。

      基準値
      収束時間:8 ms以下
      通電時の電圧降下があること

      ■ 注 意 ■
      1. 測定中にスタータが停止しなくなった場合、バッテリマイナス端子をはずし、スタータASSYを停止させたのち、イグニションORスタータスイッチASSY、スタータASSY、ワイヤハーネスおよび点検用リレーの点検を行い、故障部位を交換する。

      □ 参 考 □
      1. クランキングは約2秒間行う。
      2. 20回の測定中、一度でも基準値を超えた場合、マグネットスタータスイッチASSY接点を交換する。

        波形例
        点検端子
        計器セット
        点検条件
        点検用リレー電流下流側 - ボデーアース
        5 V/DIV、5 ms/DIV
        クランキング時

      車両状況により、ノイズ波形などが表示される場合がある為、波形例を参考に波形を正しく読み取る。



      A189819J01

    10. バッテリマイナスターミナルを切り離す。

    11. エンジンルームリレーブロックからSST(点検用リレー)を取りはずし、スタータリレーASSYを取り付ける。

    12. リレーブロックカバーUPR NO.1を取り付ける。

    13. バッテリマイナスターミナルを接続する。



    14. エンジンの始動性および始動後に異常がないか確認する。


      A214147J03