CAN通信システム  システム説明




  1. 概要


    1. CAN(Controller Area Network)とは、リアルタイム·アプリケーション向けのシリアル通信で、優れたデータ通信速度とエラー検出能力を持つ車載向けの多重通信である。


      C238999J01

    2. CANはCAN-H、CAN-Lの2本の線を1対とし、差動電圧(2本の信号線にはベースとなる電圧を加えており、通信時に電位差を発生させる)にて通信を実施している。

    3. 車両には多くのECU(センサ)が装備されているが、それらは単独で作動しているわけではなく、CAN通信を利用し、他のECU(センサ)と情報を共有して連携しながら作動している。

    4. CAN通信の本線には、通信伝達に必要な抵抗が2個入っている。



    1. 用語の定義
      1. 本線


        1. バス(通信線)上に2つ配置された終端回路間のハーネスを本線と定義する。

      2. 支線


        1. CANバスの基幹バスである本線から、ECUまたはセンサへ分岐された線を支線と定義する。

      3. 終端回路


        1. この通信電流をバス電圧に変換するために置かれる、抵抗とコンデンサからなる回路を終端回路という。終端回路はバス本線両端に1個ずつ、合計2個用意する必要がある。

      4. CAN ジャンクションコネクター


        1. CAN通信線用のジャンクションコネクターをCAN ジャンクションコネクターと定義する。



      1. 回路説明
        1. Vバスで構成されている。(結線回路は参照)

        2. CANバスはそれぞれ終端回路に120 Ωの抵抗を使用している。