DTC    C1401    スピードセンサFR比較異常

DTC    C1402    スピードセンサFL比較異常

準備品一覧


機能説明


スピードセンサは車輪速度を検出し、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)に信号を送る。これらの信号はABS制御に使用される。

スピードセンサは、円周方向にN/S極を等配分した磁気ロータの磁界の変化を検出して、車輪速パルスを発生させる。

発生したパルス(電流)の周波数が車輪の回転速度に比例して変化することにより車輪の速度を検出している。

□ 参 考 □
下記の電圧出力は、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)およびスピードセンサに、車両ハーネスコネクターが接続された状態の値を表す。(車両ハーネスコネクター非接続時は、電流出力となる。)



C223506J05



ダイアグコード
検出条件
不具合箇所
C1401
C1402
  1. 車速10km/h以上で、1輪のスピードセンサ出力が他の車輪のセンサに比べて低い状態が15秒以上継続(2WD車)
  2. 車速10km/h以上で、1輪のスピードセンサ出力が他の車輪のセンサに比べて低い状態が30秒以上継続(4WD車)
  3. 車速10km/h以上で、1輪のスピードセンサ出力が0km/hの状態が1秒以上継続
  4. 車速10km/h 以上で、2輪のスピードセンサ出力が0km/hの状態が15秒以上継続(ただし、後輪2輪両方とも0km/hの状態を除く)(2WD車)
  5. 車速10km/h 以上で、2輪のスピードセンサ出力が0km/hの状態が30秒以上継続(ただし、後輪2輪両方とも0km/hの状態を除く)(4WD車)
  1. スピードセンサFR RH/LH
  2. スピードセンサ取り付け不良
  3. センサロータFR RH/LH(フロントアクスルハブベアリングRH/LH)


点検手順

手順1スピードセンサ取り付け状態点検


    C168336J22
  1. スピードセンサの取り付け状態を点検する。

    基準
    正常に取り付けられている

    イラスト内指示文字 
    *a
    正常
    *b
    異常



NG
スピードセンサ取り付け状態修理または交換 (要領は 参照)
OK


手順2スピードセンサおよびセンサロータ点検(異物付着)
  1. 該当輪のスピードセンサおよびセンサロータに異物や油脂の付着およ び破損がないことを点検する。

    基準
    異物や油脂の付着、破損がない

    ■ 注 意 ■
    1. 該当輪のスピードセンサに異物や油脂の付着がある場合は、該当輪のスピードセンサを清掃後、センサロータを点検する。
    2. 該当輪のスピードセンサに破損がある場合は、該当輪のスピードセンサを交換する。



NG
スピードセンサおよびセンサロータ清掃または交換
OK


手順3GTSデータ読み取り(スピードセンサFR、スピードセンサFL)
  1. GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させ る。(要領は参照)

    [GTS画面: シャシ → ABS- VSC- TRC → データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    スピードセンサFR
    フロント右輪の車輪速度を表す
    表示範囲: 0 to 326km/h
    停車時: 0km/h
    一定車速走行時: 大きな変動がない
    スピードセンサFL
    フロント左輪の車輪速度を表す
    表示範囲: 0 to 326km/h
    停車時: 0km/h
    一定車速走行時: 大きな変動がない

  1. 異常コードに該当する車輪速センサの出力値を点検する。

    基準
    車速に応じて出力値が変化する



NG
手順 4 へ
OK

不具合再現テスト実施 (要領は 参照)  

手順4スピードセンサ交換
  1. 該当輪のスピードセンサを交換する。(要領は参照)

    ■ 注 意 ■
    スピードセンサ交換後は、テストモード点検のセンサチェックを行う。(要領は参照)


次へ


手順5ダイアグノーシスコード再確認
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにする。

  1. エンジンを始動し、走行テストを行う。

  1. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    C1401またはC1402出力
    B

    □ 参 考 □
    センサロータはフロントアクスルハブベアリングの構成部品である。
    センサロータを交換する必要がある場合は、 フロントアクスルハブベアリングを交換する。



B
フロントアクスルハブベアリング交換 (要領は 参照)
A

終了