EFIシステム(1NZ-FE)  ダイアグコード点検/消去



□ 参 考 □
  1. GTSを使用すると、ノーマルモードだけでなくチェックモードの選択ができ、ノーマルモードに比べて異常検出感度を向上させることができる。
  2. チェックモードによる点検は、各センサの信号系統の異常が考えられるにもかかわらず、ノーマルモードではダイアグコードを出力しない場合に行う。



  1. ダイアグコード点検(GTSによる読み取り)
    1. DLC3にGTSを接続する。

    2. IG ONにする。

    3. GTSをONにする。

    4. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン/ ダイアグコード

    5. ダイアグコード(現在·仮·過去)を確認する。

      □ 参 考 □

      表示項目
      内容
      現在
      異常を示すダイアグコード
      仮
      1. 仮異常を示すダイアグコード
      2. 異常であることは確定していないが異常の可能性を知ることが出来る
      過去
      1. 過去に異常を示したダイアグコード
      2. 連続、非連続(2トリップ)モニターが失敗したときに記録されたダイアグコード

      1. 仮異常とは2トリップで異常を検出するダイアグコード(P0171/25など)において、1トリップ目の異常を仮異常としてエンジンコントロール コンピュータが記憶することを示す。
      2. 現在ダイアグコードおよび過去ダイアグコードのみフリーズフレームデータを記憶する。

    6. モード移行


      1. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン/ 作業サポート / チェックモード移行

      2. GTSの画面表示に従い、チェックモードに移行する。

        ■ 注 意 ■
        1. モード移行すると、それまで記憶されていたダイアグコードやフリーズフレームデータが消去されるので、検出データを保存しておく。
        2. エンジン回転中はモード移行できない。



    1. ダイアグコード点検(チェックエンジンウォーニングランプによる読み取り)
      SST
      09843-18040  

      ■ 注 意 ■
      1. ダイアグコードを確認する前にIG ONにして、チェックエンジンウォーニングランプが点灯することを確認する。
      2. チェックモードの点検はできない。

      1. IG OFFにする。



      2. C152423J85
      3. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNO.2)を使用して、DLC3の13(TC) - 4(CG)端子間を短絡する。
        イラスト内指示文字 
        *1
        DLC3

        ■ 注 意 ■
        1. コネクターの接続位置を間違えると故障の原因となるため、絶対に間違えない。
        2. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNO.2)は専用のものを使用する。



      4. IG ONにして、チェックエンジンウォーニングランプの点滅回数を読み取る。

        □ 参 考 □
        1. 正常の場合、0.25秒点灯、0.25秒消灯を繰り返す。
        2. 異常の場合、0.5秒間隔で点滅する。
          (コード21の場合、2回点滅し1.5秒後、1回点滅する)
        3. ダイアグコードが1つの場合は、4秒の間隔をおいて同一コードを出力する。
        4. 複数のコードを出力する場合は、異なるコードを2.5秒間隔で出力する。また、一巡すると4秒経過後、同様の出力を繰り返す。
        5. 2つ以上のコード番号が出力される場合は、コード番号の小さい順に表示する。


        A179415J10


        ■ 注 意 ■
        TCCSコードに[C2]のようにアルファベットが使用されている場合は、2桁の16進数で表されている。この場合の点滅方法は12回点滅した後、2回点滅する。(点滅間隔は同じ)

        16進数換算表 
        16進数
        点滅回数
        A
        10
        B
        11
        C
        12
        D
        13
        E
        14
        F
        15

        □ 参 考 □
        1. コードを表示しない(ランプが点滅しない)場合は、TC端子系の断線またはエンジンコントロール コンピュータ不良が考えられる。
        2. チェックエンジンウォーニングランプが常時点灯している場合は、ワイヤハーネスのショート(かみ込みなど)またはエンジンコントロール コンピュータ不良が考えられる。
        3. 意味のないコードを出力する場合は、エンジンコントロール コンピュータ不良が考えられる。



      1. ダイアグコード記憶消去(GTSによる消去)
        1. DLC3にGTSを接続する。

        2. IG ONにする。

        3. GTSをONにする。

        4. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン/ ダイアグコード

        5. ダイアグコード確認画面で消去ボタンを選択し、ダイアグコードを消去する。

          ■ 注 意 ■
          1. 消去できない場合は、一度IG OFFにした後、やり直す。
          2. 原因解明までは、GTSによるダイアグコード消去を行わない。



        1. ダイアグコード消去(ヒューズ抜き取りによる消去)


            A331078J01
          1. EFI-MAINヒューズおよびETCSヒューズを取り外し、60秒以上経過後、ヒューズを接続する。
            イラスト内指示文字 
            *1
            エンジンルーム リレーブロック
            *2
            EFI-MAINヒューズ
            *3
            ETCSヒューズ

            ■ 注 意 ■
            1. EFIシステムの点検修理後は、必ずダイアグコードの記憶を一旦消去した後、ダイアグコードが出力されないことを確認する。
            2. 原因解明までは、ヒューズ抜き取りによるダイアグコード消去を行わない。



          1. ダイアグ判定結果確認(GTSによる確認)

            □ 参 考 □
            1. ダイアグコードの判定が完了したかの確認をGTSにて行える。
            2. ダイアグコード出力による不具合の再現テストおよび修理完了後の確認に使用できる。

            1. DLC3にGTSを接続する。

            2. IG ONにする。

            3. GTSをONにする。

            4. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。

            5. IG OFFにして、30秒間待機する。

            6. ダイアグ判定確認を実行するための走行テストを実施する。

            7. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン/ 作業サポート / ダイアグ判定結果確認

            8. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

            9. ダイアグコード判定結果を確認する。

              □ 参 考 □

              表示項目
              内容
              正常
              1. ダイアグコードの判定が完了
              2. システム正常
              異常
              1. ダイアグコードの判定が完了
              2. システム異常
              判定中
              1. ダイアグコードの判定が未完了
              2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
              判定不可
              1. ダイアグコードの判定が実施できない
              2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
              3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

              判定不可の場合は、再度走行テストを実施してからダイアグコード判定結果を確認する。