DTC    P2195/21    O2(A/F)センサリーン固着B1S1

DTC    P2196/21    O2(A/F)センサリッチ固着B1S1

準備品一覧


回路説明


オキシジェン(クウネンヒ)センサは実際の空燃比に応じた電圧(*)を発生させる。このセンサ電圧は、エンジンコントロールコンピュータが空燃比を制御することが出来るよう、エンジンコントロールコンピュータにフィードバックとして送られる。この信号をもとに、エンジンコントロールコンピュータは理論空燃比レベルからの逸脱を判断し、燃料噴射時間を制御する。

オキシジェン(クウネンヒ)センサは平面タイプで、固体電解質(ジルコニア素材)を温めるヒーターと一体になっている。このヒーターはエンジンコントロールコンピュータによって制御されている。吸入空気量が少ない(排気ガス温度が低い)時は、電流がヒーターに流れてセンサを温め、正しい酸素含有検知を容易にする。さらに、センサとヒーター部分は従来のものより狭くなっている。ヒーターによって発生する熱はアルミナを介して固形電解質へ伝わり、それによりセンサ作動が促進される。

排気ガス内の一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)を高い浄化率にするために、三元触媒コンバータは使われる。コンバータの有効的な利用で、空燃比をできるだけ理論的レベルに常に近づくように、空燃比は精密に制御される。

*: 数値はエンジンコントロールコンピュータ内部で変化する。オキシジェン(クウネンヒ)センサは電流出力成分なので、エンジンコントロールコンピュータ内部で電流は電圧に変換される。オキシジェン(クウネンヒ)センサまたはエンジンコントロールコンピュータコネクターで測定すると一定の電圧が表示される。


A236688J01


ダイアグ検出条件
  1. 空燃比フィードバック中、オキシジェンセンサ NO.2がリッチ出力をしているにもかかわらずオキシジェン(クウネンヒ)センサがリーン出力を続けた時に、エンジンコントロールコンピュータはP2195/21のダイアグコードをセットし、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。
    また、空燃比フィードバック中、オキシジェンセンサ NO.2がリーン出力をしているにもかかわらずオキシジェン(クウネンヒ)センサがリッチ出力を続けた時に、エンジンコントロールコンピュータはP2196/21のダイアグコードをセットし、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。
  2. フューエルカット中のオキシジェン(クウネンヒ)センサ電流がおよそ3.6 mA以上(この時P2195/21)または、およそ1.0 mA以下(この時P2196/21)の時、エンジンコントロールコンピュータはダイアグコードをセットし、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。


DTC No.
SAE/TCCS
P2195/21
P2196/21
DTC検出条件
診断条件
P2195/21
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電圧リーン異常
    1. エンジン始動後30秒以上経過後かつ、空燃比フィードバック制御中
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電流異常
    1. 以下の条件がすべて揃った時
      1. エンジン水温が75°C以上
      2. オキシジェン(クウネンヒ)センサ活性化
      3. フューエルカット中(フューエルカット開始3秒後から10秒後までの間)
P2196/21
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電圧リッチ異常
    1. エンジン始動後30秒以上経過後かつ、空燃比フィードバック制御中
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電流異常
    1. 以下の条件がすべて揃った時
      1. エンジン水温が75°C以上
      2. オキシジェン(クウネンヒ)センサ活性化
      3. フューエルカット中(フューエルカット開始3秒後から10秒後までの間)
異常状態
P2195/21
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電圧リーン異常
    1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ出力電圧が3.8 V以上かつ、オキシジェンセンサ NO.2が0.21 V以上
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電流異常
    1. フューエルカット中にオキシジェン(クウネンヒ)センサ電流が3.6 mA以上
P2196/21
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電圧リッチ異常
    1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ出力電圧が2.8 V以下かつ、オキシジェンセンサ NO.2が0.69 V以下
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ電流異常
    1. フューエルカット中にオキシジェン(クウネンヒ)センサ電流が1.0 mA以下
異常期間
10秒以上
トリップ数
2トリップ
検出方法
1トリップ中に1回検出する(判定後は検出を行わない)
検出に使用するセンサ
メイン
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ(B1S1)
  2. オキシジェンセンサ NO.2(B1S2)
サブ
  1. インテークエアフローメータSUB-ASSY
  2. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
点検部位
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. オキシジェン(クウネンヒ)センサ(B1S1)
  3. オキシジェンセンサ NO.2(B1S2)
  4. インテークシステム
  5. 燃料圧力
  6. フューエルインジェクタASSY
  7. フューエルライン
  8. PCVホース接続状態
  9. エンジンコントロールコンピュータ

□ 参 考 □
  1. SST(TaSCAN)を使用してオキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧とF/B補正値を確認することができる。



回路図


回路図は参照。


機能説明


確認走行
確認走行を行う事により、ダイアグコードの再現確認をすることができる。


A181259J23


SST
09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにして30秒間待つ。
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上) (A)
  6. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
  7. シフトレバーを2ポジションにする。(C)
  8. 車両をフューエルカットに適した速度で走行させるために、アクセルペダルを10秒以上踏み込んだ状態で60 km/h以上の速度にする。(D)
  9. アクセルペダルを離し、4秒以上のフューエルカットを実施する。(E)

    □ 参 考 □
    車両速度が35 km/h以上の時に、アクセルペダルを離すとフューエルカットが実行される。(エンジン回転数が約1000 rpm以下でフューエルカットが停止する。)

  10. 車両を10 km/hになるまで減速させる。(F)
  11. (C)から(F)の手順を3回以上繰り返す。
  12. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコード判定結果を確認する。

    ■ 警 告 ■
    この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。

    □ 参 考 □
    ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行後、(C)から(F)の手順を3回以上繰り返した後に、ダイアグコード判定結果を確認する。



点検手順


SST
09991-70201  

□ 参 考 □
アクティブテストの[燃料噴射量]を実施することで不具合箇所を特定することができる。このアクティブテストは燃料噴射量を-12.5%低下または24.8%増加させることができる。
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  3. エンジン回転数を2500 rpmで約3分間保持して、各センサを暖機する。
  4. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択し、[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を選択する。
  5. アイドリングにし、アクティブテストの[燃料噴射量]で燃料噴射量を増減させた時のオキシジェン(クウネンヒ)センサとオキシジェンセンサ NO.2の出力電圧を読み取る。



基準値
オキシジェン(クウネンヒ)センサ、オキシジェンセンサ NO.2の出力電圧が燃料噴射量の増減に従って変化する。

項目
燃料噴射量
オキシジェン(クウネンヒ)センサおよびオキシジェンセンサ NO.2の出力電圧
[A/Fセンサ電圧B1S1]
24.8%増加
3.1 V未満 (リッチ状態)
[A/Fセンサ電圧B1S1]
-12.5%低下
3.4 V以上 (リーン状態)
[O2センサ電圧B1S2]
24.8%増加
0.55 V以上 (リッチ状態)
[O2センサ電圧B1S2]
-12.5%低下
0.4 V未満 (リーン状態)


■ 注 意 ■
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジェンセンサ NO.2の出力電圧には最大約20秒の遅れがある。
  1. センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。



事例
オキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧
オキシジェンセンサ NO.2の出力電圧
点検部位
1
A168046J14
A168045J07
-
2
A168047J05
A168045J07
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ
  2. オキシジェン(クウネンヒ)センサヒータ
  3. オキシジェン(クウネンヒ)センサ回路
3
A168046J14
A168047J05
  1. オキシジェンセンサ NO.2
  2. オキシジェンセンサ NO.2ヒータ
  3. オキシジェンセンサ NO.2回路
4
A168047J05
A168047J05
  1. 燃圧
  2. 排気ガス漏れ(空燃比が極端にリーンまたはリッチ)

■ 注 意 ■
トラブルシュートをする前に、この回路のヒューズを点検する。


□ 参 考 □
SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。


手順1ダイアグコード読み取り
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを読み取る。

    結果 
    結果
    飛び先
    P2195/21またはP2196/21のいずれかが出力される
    A
    P2195/21, P2196/21 のいずれかとP0136/27, P0137/27, P0138/27 のいずれかが出力される
    A
    P2195/21またはP2196/21と、それ以外のダイアグコードが出力される
    B

    □ 参 考 □
    ダイアグコードP2195/21またはP2196/21以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。



B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照)
A


手順2TaSCANデータ読み取り(A/Fセンサ電圧B1S1)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)

  1. エンジン回転数を2500 rpmで約3分間保持して、各センサを暖機する。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[エンジン回転数]を選択する。



  1. エンジンが次の条件になるごとに[A/Fセンサ電圧B1S1]を3回測定する。

    1. アイドリング中(30秒以上測定する)[A]

    2. 回転数が約2500 rpm(エンジン回転数の急激な変化が無い)[B]



    3. シフトレバーを2ポジションで60 km/hまで加速し、そしてスロットルバルブが全閉するようにアクセルペダルを素早く放す。[C]

      [診断メニュー → パワトレ → TCCS → ECUデータモニター] 
      項目名
      条件
      基準値
      参考
      A/Fセンサ電圧B1S1
      [A]および[B]
      約3.3 Vで変化する
      3.1 to 3.4 V
      [C]
      3.8 V以上まで上がる
      エンジン減速中に発生する
      (フューエルカット時)

      □ 参 考 □
      詳細は下記の図を参照する。


      A107161J16

□ 参 考 □
  1. 上記の状態を含めいずれかの状態でオキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧が約3.3 Vのままである場合(図解の不具合状態を参照)、オキシジェン(クウネンヒ)センサに断線回路がある可能性がある。(これはオキシジェン(クウネンヒ)センサヒータが開回路の場合でも発生する。)
  2. いずれかの状態でオキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧が約3.8 V以上または2.8 V以下のままである場合(図解の不具合状態を参照)、オキシジェン(クウネンヒ)センサに短絡回路がある可能性がある。
  3. エンジンコントロールコンピュータはエンジン減速中は燃料噴射を停止する(フューエルカット)。これはリーン状態を引き起こし、オキシジェン(クウネンヒ)センサ出力電圧の一時的な増加という結果となる。
  4. 車両走行時:
    燃料濃縮時はオキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧が2.8 V未満になることがある。車両には、追い越し時にアクセルペダルを完全に踏み込んだ状態の急加速として伝達される。オキシジェン(クウネンヒ)センサは正常に機能している。
  5. オキシジェン(クウネンヒ)センサは電流出力成分である、よってエンジンコントロールコンピュータ内部で電流は電圧に変換される。オキシジェン(クウネンヒ)センサコネクターまたはエンジンコントロールコンピュータコネクターで電圧を測定すると一定の電圧結果が表示される。



NG
手順 9 へ
OK


手順3ダイアグコード消去
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。


次へ


手順4作動確認運転実施
SST
09991-70201  
  1. IG OFFにして30秒間待つ。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。



  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75°C以上) (A)


    A181259J23

  1. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)

  1. シフトレバーを2ポジションにする。(C)

  1. 車両をフューエルカットに適した速度で走行させるために、アクセルペダルを10秒以上踏み込んだ状態で60 km/h以上の速度にする。(D)

  1. アクセルペダルを離し、4秒以上のフューエルカットを実施する。(E)

    □ 参 考 □
    車両速度が35 km/h以上の時に、アクセルペダルを離すとフューエルカットが実行される。(エンジン回転数が約1000 rpm以下でフューエルカットが停止する。)

  1. 車両を10 km/hになるまで減速させる。(F)

  1. (C)から(F)の手順を3回以上繰り返す。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。

  1. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

  1. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がECUに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

    ■ 警 告 ■
    この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。

    □ 参 考 □
    ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行後、(C)から(F)の手順を3回以上繰り返した後に、ダイアグコード判定結果を確認する。



B
手順 8 へ
A


手順5オキシジェン(クウネンヒ) センサ交換
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサを交換する。(要領は参照)


次へ


手順6ダイアグコード消去
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。


次へ


手順7作動確認運転実施
SST
09991-70201  
  1. IG OFFにして30秒間待つ。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。



  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75°C以上) (A)


    A181259J23

  1. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)

  1. シフトレバーを2ポジションにする。(C)

  1. 車両をフューエルカットに適した速度で走行させるために、アクセルペダルを10秒以上踏み込んだ状態で60 km/h以上の速度にする。(D)

  1. アクセルペダルを離し、4秒以上のフューエルカットを実施する。(E)

    □ 参 考 □
    車両速度が35 km/h以上の時に、アクセルペダルを離すとフューエルカットが実行される。(エンジン回転数が約1000 rpm以下でフューエルカットが停止する。)

  1. 車両を10 km/hになるまで減速させる。(F)

  1. (C)から(F)の手順を3回以上繰り返す。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。

  1. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

  1. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    異常
    B

    □ 参 考 □
    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がECUに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

    ■ 警 告 ■
    この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。

    □ 参 考 □
    ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行後、(C)から(F)の手順を3回以上繰り返した後に、ダイアグコード判定結果を確認する。



B
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)
A


手順8過去に燃料切れでエンジン停止したことがあるか
  1. 過去に燃料切れによるエンジン停止(ガス欠状態)をしたことがあるか確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    過去に燃料切れによるエンジン停止をした
    A
    過去に燃料切れによるエンジン停止をしていない
    B



B
常時発生しない問題の点検
A

過去の走行中に発生した燃料切れにより、DTCが記録された 

手順9オキシジェン(クウネンヒ) センサ単体点検
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサの単体点検を行う。(要領は参照)



NG
オキシジェン(クウネンヒ) センサ交換 (要領は 参照)
OK


手順10ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - オキシジェン(クウネンヒ)センサ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB61を切り離す。

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB63を切り離す。(オートマチックトランスアクスル車)

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB64を切り離す。(マニュアルトランスアクスル車)

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-4 (HA1A) - B63-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-4 (HA1A) - B64-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満


    抵抗値(短絡点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-4 (HA1A)およびB63-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-4 (HA1A)およびB64-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順11インテークシステム点検
  1. 吸気系の各部(バキュームホースのはずれ、ガスケットからのエアーの吸い込み)よりエアーの吸い込みがないことを確認する。

    基準
    エアーの吸い込みがない。



NG
インテークシステム修理または交換
OK


手順12燃圧点検
  1. 燃料圧力の点検を行う。



NG
フューエルライン修理または交換
OK


手順13フューエル インジェクタASSY単体点検
  1. フューエルインジェクタASSYの単体点検を行う。



NG
フューエル インジェクタASSY交換
OK


手順14オキシジェン(クウネンヒ) センサ交換
  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサを交換する。(要領は参照)


次へ


手順15ダイアグコード消去
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。


次へ


手順16作動確認運転実施
SST
09991-70201  
  1. IG OFFにして30秒間待つ。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。



  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75°C以上) (A)


    A181259J23

  1. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)

  1. シフトレバーを2ポジションにする。(C)

  1. 車両をフューエルカットに適した速度で走行させるために、アクセルペダルを10秒以上踏み込んだ状態で60 km/h以上の速度にする。(D)

  1. アクセルペダルを離し、4秒以上のフューエルカットを実施する。(E)

    □ 参 考 □
    車両速度が35 km/h以上の時に、アクセルペダルを離すとフューエルカットが実行される。(エンジン回転数が約1000 rpm以下でフューエルカットが停止する。)

  1. 車両を10 km/hになるまで減速させる。(F)

  1. (C)から(F)の手順を3回以上繰り返す。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。

  1. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

  1. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    異常
    B

    □ 参 考 □
    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がECUに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

    ■ 警 告 ■
    この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。

    □ 参 考 □
    ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行後、(C)から(F)の手順を3回以上繰り返した後に、ダイアグコード判定結果を確認する。



B
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)
A


手順17過去に燃料切れでエンジン停止したことがあるか
  1. 過去に燃料切れによるエンジン停止(ガス欠状態)をしたことがあるか確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    過去に燃料切れによるエンジン停止をした
    A
    過去に燃料切れによるエンジン停止をしていない
    B



B
常時発生しない問題の点検
A

過去の走行中に発生した燃料切れにより、DTCが記録された