ブレーキ  機能点検

準備品一覧



1. ブレーキブースタ簡易点検
  1. ブレーキブースタ気密機能点検

    1. エンジンを始動させ、1-2分間アイドリングして停止する。

    2. 通常にブレーキを使用する程度の踏力でブレーキペダルを数回踏み、ブレーキペダル高さの変化を点検する。

      基準
      1回目に踏んだときより2回、3回踏んだときのブレーキペダルの高さが高くなる(1回目と2回目、2回目と3回目の間隔は5秒以上)

  2. ブレーキブースタ作動点検

    1. エンジンを停止したまま同じ程度の踏力で数回ブレーキペダルを踏み込み、ブレーキペダルの高さが変化しないことを点検する。

    2. ブレーキペダルを踏んだままエンジンを始動して、ブレーキペダルの高さの変化を点検する。

      基準
      ブレーキペダルを踏み込んだ状態でエンジン始動すると、ブレーキペダルが少し奥へ入る

  3. ブレーキブースタ負荷気密機能点検

    1. エンジン回転中にブレーキペダルを踏み込み、その状態でエンジンを停止して30秒間保持し、ブレーキペダルの高さの変化を点検する。

      基準
      ペダルの高さに変化がない



2. ブレーキブースタ機能点検


  1. 点検前準備


    C193077J01


    1. フロントブレーキシリンダーのブリーダープラグを取りはずし、LSPVゲージをニップルNo.3を介して取り付ける。

    2. LSPVゲージのエア抜きを行う。

    3. バキュームホースをブレーキブースターから切り離し、3ウエイを介してマイティバッグを取り付ける。

      □ 参 考 □
      マイティバッグを負圧計として使用する。

    4. 3ウエイのもう一方に同径のバキュームホースを取り付け、ブレーキブースターに接続する。

    5. ブレーキペダルに踏力計を取り付ける。

  2. 気密機能点検

    1. エンジンを始動して、負圧66.7kPa{500mmHg}でエンジン停止し、負圧の変化を点検する。

      基準
      15秒間の負圧の低下がない

  3. 負荷気密機能点検

    1. エンジンを始動してブレーキペダルを踏力196N{20kgf}で踏み、負圧66.7kPa{500mmHg}でエンジン停止して負圧の変化を点検する。

      基準
      15秒間の負圧の低下が3.3kPa{25mmHg}以内

  4. 無倍力作動点検

    1. エンジンを停止してブレーキペダルを数回操作し、負圧がない状態での各踏力の液圧を点検する。

      基準値(ABS無し車)

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      196{20}
      0.3 to 1.5{3.1 to 15.3}
      294{30}
      1.2 to 2.4{12.2 to 24.5}


      基準値(ABS付き車)

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      196{20}
      0.1 to 1.3{1.0 to 13.3}
      294{30}
      1.0 to 2.2{10.2 to 22.4}

  5. 倍力作動点検

    1. エンジンを始動し、ブレーキブースタ内の負圧を66.7kPa{500mmHg}にして、各踏力での液圧を点検する。

      基準値(ABS無し車)

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      49{5}
      1.7 to 2.9{17.3 to 29.6}
      98{10}
      4.7 to 5.9{48.0 to 60.2}
      147{15}
      7.8 to 9.0{79.6 to 91.8}
      196{20}
      8.3 to 9.5{84.7 to 96.9}


      基準値(ABS付き車)

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      49{5}
      2.8 to 4.0{28.6 to 40.8}
      98{10}
      5.8 to 7.0{59.2 to 71.4}
      147{15}
      7.7 to 8.9{78.6 to 90.8}
      196{20}
      8.1 to 9.3{82.7 to 94.9}

      □ 参 考 □
      ブレーキブースタASSY不良の場合は、チェックバルブを点検し、チェックバルブに異常がない場合は、ブレーキブースタASSYを交換する。

  6. LSPVゲージ、踏力計およびマイティバッグを取りはずす。

  7. ブレーキ系統エア抜き

    □ 参 考 □
    要領はプロボックス·サクシード 2002年7月(ブレーキ-ブレーキフルード-エア抜き)参照



3. チェックバルブ点検
  1. クリップをずらし、バキュームホースを切り離す。

  2. バキュームチェックバルブをブレーキブースタASSYから取りはずす。



  3. C133754J01
  4. ブレーキブースタ側からエンジン側に通気があることを、また、エンジン側からブレーキブースタ側に通気がないことを点検する。

    □ 参 考 □
    不良の場合は、新品のバキュームチェックバルブを交換する。

  5. バキュームチェックバルブをブレーキブースタASSYに取り付ける。

  6. クリップで、バキュームホースをバキュームチェックバルブに接続する。