ワイヤレスドアロックコントロールシステム    ワイヤレス機能のみ作動しない

準備品一覧


回路説明


ドアコントロールトランスミッタモジュールセットからの信号をドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)が受信し、ドアロックおよびドアアンロック信号を各ドアロックアクチュエータへ送り制御する。


回路図



B382202J01



点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


手順1電気式ドアロックシステム点検
  1. パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYのドアコントロールスイッチを操作したとき、ドアロックがロック←→アンロック作動することを点検する。
    結果 
    結果
    飛び先
    ドアロックが正常に作動する場合
    A
    ドアロックが正常に作動しない場合
    B



B
電気式ドアロックシステムへ(症状別一覧) (要領は 参照)
A


手順2キー抜き忘れウォーニング吹鳴点検
  1. キー抜き忘れウォーニングブザーが正常に作動することを点検する。(要領は参照)
    結果 
    結果
    飛び先
    キー抜き忘れウォーニングブザーが正常に作動する場合
    A
    キー抜き忘れウォーニングブザーが正常に作動しない場合
    B

    □ 参 考 □
    アンロックウォーニングスイッチ回路が正常であるか確認する。



B
キー抜き忘れウオーニングシステムへ(症状別一覧) (要領は 参照)
A


手順3自己診断モードに移行する

B383207J01

□ 参 考 □
イラストを参考に下記の手順で自己診断モードへ移行する。

  1. 車両が通常モードであることを確認する。

  1. キーをイグニッションキーシリンダーに差し込み、キーを抜く。

  1. キーを抜いた後、5秒以内に、イグニッションキーをキーシリンダーに再度差し込む。

  1. 挿入後、30秒以内にイグニッション·スイッチの ON-OFF を9回繰り返すと、自己診断モードに移行する。

    □ 参 考 □
    1. ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)がドアアンロック(ACT-)を出力することによって自己診断モードに移行したことが確認できる。
    2. 自己診断モード中に、イグニッション·スイッチをONにすると通常モードに移行する。通常モードに移行した場合も、ドアアンロック(ACT-)を出力する。
    3. 自己診断モードの間、ドアをロックまたはアンロックしない。
    4. 自己診断モード中、通常のワイヤレスドアロックは機能しない。


次へ


手順4自己診断モードによる確認


  1. ドアコントロールトランスミッタモジュールセットのスイッチを押し続けたときのダイアグ出力を点検する。

    □ 参 考 □
    ダイアグ出力の確認はドアアンロック(ACT-)の出力で確認する。


    B383206J01

    結果 
    結果
    飛び先
    正常電波を受信した
    A
    識別コードの不一致
    B
    ダイアグ出力なし
    C



B
手順 5 へ

C
手順 6 へ
A

ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)交換 (要領は 参照)  

手順5識別コード登録
  1. 識別コードの登録書き換えモードまたは追加モードに入れることができ、登録できることを点検する。(識別コード登録は参照)



NG
ドア コントロール トランスミッタ モジュール セット交換 (要領は 参照)
OK

終了(機能点検実施) 

手順6自己診断モードによる確認
  1. 新品または正常品の同型車のドアコントロールトランスミッタモジュールセットのスイッチを押し続けたとき、識別コードの不一致ダイアグを出力するか点検する。
    結果 
    結果
    飛び先
    ダイアグを出力する
    A
    ダイアグを出力しない
    B



B
手順 10 へ
A


手順7トランスミッタバッテリ電圧点検
B265632
B268913
  1. 作動しないトランスミッタのバッテリを取り外し、マイナスターミナルにリード線 ( 皮膜を含め0.6mm以下 ) をテープなどで貼り付ける。

    □ 参 考 □
    リード線をターミナルに巻きつけたり、挟み込んだり、半田付けしないこと。ターミナルが変形、破損したり、バッテリが正常に組み付かなくなる恐れがある。

  1. リード線を図に示す位置から引き出すように注意して、先程取り外したトランスミッタバッテリの電圧を点検する。

    □ 参 考 □
    バッテリの電圧を測定する時は、ドアコントロールトランスミッタモジュールセットの、ロックかアンロックどちらかのスイッチを操作しながら最低電圧の測定を行う。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    トランスミッタバッテリプラス - トランスミッタバッテリマイナス
    IG OFF, 全ドア閉, ドアコントロールトランスミッタモジュールセットのスイッチON時
    2.5 to 3.2 V

□ 参 考 □
電波チェッカーがある場合は、電波環境確認(要領は参照)の手順に従ってトランスミッタバッテリの点検をすることができる。



NG
手順 8 へ
OK

ドア コントロール トランスミッタ モジュール セット交換 (要領は 参照)  

手順8トランスミッタ バッテリ交換
新品のトランスミッタバッテリに交換する。(要領は参照)

次へ


手順9自己診断モードによる確認
  1. ドアコントロールトランスミッタモジュールセットのスイッチを押し続けたときのダイアグ出力を点検する。
    結果 
    結果
    飛び先
    正常電波を受信した
    A
    識別コードの不一致またはダイアグ出力なし
    B



B
ドア コントロール トランスミッタ モジュール セット交換 (要領は 参照)
A

終了(トランスミッタバッテリ不良) 

手順10電波環境確認
  1. ドアコントロールトランスミッタモジュールセットをドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)に近づけてワイヤレス操作を行い、作動を確認する。(ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)の位置はを参照)

    □ 参 考 □
    1. ドアコントロールトランスミッタモジュールセットをドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)に近づけることで外来電波の影響を受けにくくなるため、外来電波の影響かどうかの確認ができる。
    2. 電波チェッカーがある場合は、電波環境確認(要領は参照)の診断手順に従って外来電波の影響かどうかの絞り込みができる。

    結果 
    結果
    飛び先
    ワイヤレス機能が正常に作動しない場合
    A
    ワイヤレス機能が正常に作動する場合
    B

□ 参 考 □
点検結果により作動確認ができた場合、外来電波およびドアコントロールトランスミッタモジュールセットの出力低下による可能性が高い。(特定の場所·時間帯のみ作動しない場合は外来電波による可能性が高い。)また、販売店装着部品等から外来電波の影響を受ける可能性もあるため、販売店装着部品等がある場合は部品を取り外して作動確認を行う。



B
外来電波による影響(車室内外)
A


手順11ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)点検(電源、アース系)


    B382581J01
  1. ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)のコネクターE90を切り離す。

  1. 下表に従って抵抗および電圧を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E90-11 (E) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E90-2 (+B) - ボデーアース
    常時
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)接続コネクター)



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

ドアコントロール コンピュータASSY(レシーバ ツキ)交換 (要領は 参照)