DTC    P0014/59    排気VVT制御進角異常

DTC    P0015/59    排気VVT制御遅角異常

準備品一覧


回路説明


  1. 回路説明は参照。


ダイアグコード
SAE/TCCS
P0014/59
P0015/59
DTC検出条件
診断条件
エンジン暖機後、エンジン回転数が4000rpm以下
異常状態
P0014/59
進角位置で、エキゾースト側バルブタイミングの固着
P0015/59
遅角位置で、エキゾースト側バルブタイミングの固着
異常期間
5秒以上
トリップ数
P0014/59
2トリップ
P0015/59
1トリップ
検出方法
常時モニター
検出に使用するセンサ/構成部品
メイン
  1. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)
  2. カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY
サブ
  1. クランクポジション センサ
  2. クランクポジション センサ NO.1(エキゾースト側)
  3. E.F.I. ウォータテンパラチャセンサ
不具合箇所
  1. バルブタイミング
  2. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)
  3. カムシャフトベアリングキャップオイルホール ガスケット(OCVフィルタ)
  4. カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY
  5. エンジンコントロール コンピュータ


回路図


  1. 回路図は参照。


機能説明


検出概要
目標のバルブタイミングと実際のバルブタイミングの差が大きく、実際のバルブタイミングの変化量が小さい場合、カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYが固着していると判断し、エンジンコントロール コンピュータはチェックエンジンウォーニングランプを点灯し、ダイアグコードを記憶する。
例:
下記の条件が満たされた時にダイアグコードが記憶される。
  1. バルブタイミングが5°CA変化するのに、5秒間以上要する。
  2. 上記の条件が満たされた後、カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)が63回以上強制駆動される。(アイドル回転時に、この状態になるには約10秒間かかる。)
カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY、カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)の不具合、またはカムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)内への異物混入などにより、このダイアグコードが出力される。

確認走行
確認走行を行うことにより、ダイアグコードの再現確認をすることができる。

■ 警 告 ■
この走行テストを行う時は、制限速度などの道路交通法を必ず守って実施すること。



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  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. IG ONにする。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
  5. IG OFFの状態で、30秒間待機する。
  6. IG ONにする。(A)
  7. GTSをONにする。
  8. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上) (B)
  9. 車両を約60km/hで10分以上走行する。(C)
  10. 3分以上アイドリングする。(D)
  11. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。

    □ 参 考 □
    1. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力する場合は、システムに異常がある。
    2. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力しない場合は、以下に進む。

  12. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認
  13. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  14. 判定結果を確認する。

    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロール コンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
  15. 判定結果が判定中または判定不可の場合は、車両をアイドリング状態から約60km/h(アクセルレータペダルをできるだけ強く踏み込む)に加速し、その後減速するというパターンを10回から15回繰り返した(E)後、3分以上アイドリング(F)する。
  16. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。

    □ 参 考 □
    1. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力する場合は、システムに異常がある。
    2. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力しない場合は、以下に進む。

  17. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認
  18. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  19. 判定結果を確認する。


点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用してフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。


手順1ダイアグコード読み取り
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果 
    結果
    飛び先
    P0014/59、P0015/59のいずれかが出力される
    A
    P0014/59、P0015/59以外にも、ダイアグコードが出力される
    B

    □ 参 考 □
    ダイアグコードP0014/59またはP0015/59以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。



B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照)
A


手順2GTSアクティブテスト実施(排気VVTリニア駆動バンク1)
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. エンジンを始動し、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温75°C以上)

  1. エアコンをONにする。

  1. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / アクティブテスト / 排気VVTリニア駆動バンク1

  1. アイドル回転状態でアクティブテストを実施した時のエンジンの状態を確認する。

    基準

    アクティブテスト
    エンジンの状態
    0%
    通常のアイドル回転数
    0% → 100%
    エンスト、ラフアイドルになる

    □ 参 考 □
    データモニタ / アクティブテストの[排気VVT 変位角バンク1、排気OCV 駆動Duty バンク1]を参照する。(要領は参照)



NG
手順 5 へ
OK


手順3ダイアグコード消去
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにして、30秒間待機する。


次へ


手順4作動確認運転実施
  1. 確認走行を行う。(機能説明の確認走行を参照)

  1. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認

  1. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

  1. 判定結果を確認する。

    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    異常
    B

    □ 参 考 □

    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロール コンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

    □ 参 考 □
    判定結果が判定中または判定不可の場合は、再度確認走行(機能説明の確認走行を参照) 実施し、判定結果を確認する。



B
手順 5 へ
A

常時発生しない問題の点検 (要領は 参照)  

手順5メカニカルシステム点検(タイミングチェーンの歯飛び、伸び確認)
  1. タイミングチェーンの歯飛び、タイミングチェーンの伸びなどのバルブタイミングに関わるメカニカル部分の点検を行う

    基準
    タイミングチェーンの歯飛び、伸びがない。



NG
不具合箇所修理または交換
OK


手順6カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY単体点検(エキゾースト側)
  1. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)の単体点検を実施する。(要領は参照)



NG
カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY交換(エキゾースト側) (要領は 参照)
OK


手順7カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY点検
  1. カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを点検する。(要領は参照)

    □ 参 考 □
    カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを交換した後は修理後点検を行う。(要領は参照)



NG
カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY交換 (要領は 参照)
OK


手順8カムシャフトベアリングキャップオイルホール ガスケット交換(OCVフィルタ)
  1. カムシャフトベアリングキャップオイルホール ガスケット(OCVフィルタ)を交換する。(要領は参照)


次へ


手順9ダイアグコード消去
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにして、30秒間待機する。


次へ


手順10作動確認運転実施
  1. 確認走行を行う。(機能説明の確認走行を参照)

  1. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認

  1. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。

  1. 判定結果を確認する。

    結果 
    結果
    飛び先
    正常
    A
    異常
    B

    □ 参 考 □

    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロール コンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施

    □ 参 考 □
    判定結果が判定中または判定不可の場合は、再度確認走行(機能説明の確認走行を参照) 実施し、判定結果を確認する。



B
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)
A

終了