DTC    P0013/39    排気VVT OCV系統

準備品一覧


回路説明


VVTシステムは、エンジンコントロール コンピュータ、カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)およびカムシャフトタイミングエキゾーストギヤASSYで構成される。

このVVTシステムは、各走行条件に対する最適なバルブタイミングを供給するために、カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを制御する。この制御は、吸入空気量、スロットルポジション、エンジン冷却水温などの条件をもとに行う。エンジンコントロール コンピュータはそれら各センサからの信号にもとづき、カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)を調整し、その結果としてカムシャフトの相対的位置は最適なものとなりエンジンのトルクおよび燃費が向上し、排気ガス中の有害物質も減少する。またエンジンコントロール コンピュータはクランクポジション センサ NO.1(エキゾースト側)からの信号を使って実際のバルブタイミングを検出し、フィードバック制御を行い理想とするバルブタイミングを達成している。


A245518J29



ダイアグコード
SAE/TCCS
P0013/39
DTC検出条件
診断条件
IG ON
異常状態
カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)回路の断線または短絡
異常期間
1秒以上
トリップ数
1トリップ
検出方法
常時モニター
検出に使用するセンサ/構成部品
カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)
不具合箇所
  1. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)
  2. ワイヤハーネスまたはコネクター
  3. エンジンコントロール コンピュータ


回路図



A332008J02



機能説明


検出概要
このダイアグコードはカムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)回路の断線または短絡を検出する。IG ONまたはエンジン回転中にカムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)のデューティサイクルが異常に高いまたは低い場合、エンジンコントロール コンピュータはチェックエンジンウォーニングランプを点灯し、ダイアグコードを記憶する。

確認走行
確認走行を行うことにより、ダイアグコードの再現確認をすることができる。
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. IG ONにする。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
  5. IG OFFにして、30秒間待機する。
  6. IG ONにして、5秒以上待機する。
  7. GTSをONにする。
  8. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。

    □ 参 考 □
    1. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力する場合は、システムに異常がある。
    2. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力しない場合は、以下に進む。

  9. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認
  10. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  11. 判定結果を確認する。

    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロール コンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
  12. 判定結果が判定中または判定不可の場合は、再度確認走行を実施し、判定結果を確認する。


点検手順


□ 参 考 □
  1. GTSを使用してフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
  2. ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。


手順1ダイアグコード消去
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. ダイアグコードおよびフリーズフレームデータを確認および保存する。(要領は参照)

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにして、30秒間待機する。


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手順2ダイアグコード読み取り
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. エンジンを始動し、アイドリング状態にする。

  1. GTSをONにする。

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果

    結果
    飛び先
    P0013/39が出力される
    A
    ダイアグコードが出力されない
    B



B
常時発生しない問題の点検 (要領は 参照)
A


手順3カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY単体点検(エキゾースト側)
  1. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)の単体点検を実施する。(要領は参照)



NG
カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY交換(エキゾースト側) (要領は 参照)
OK


手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロール コンピュータ - カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側))
  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターを切り離す。

  1. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY(エキゾースト側)のコネクターを切り離す。

  1. 端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値

    点検端子
    点検条件
    基準値
    B67-65(OE1+) - B84-1
    常時
    1Ω未満
    B67-64(OE1-) - B84-2
    常時
    1Ω未満
    B67-65(OE1+)およびB84-1 - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10kΩ以上
    B67-64(OE1-)およびB84-2 - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)