カムシャフト(1NR-FE)  取り付け

準備品一覧


□ 参 考 □
カムシャフト、カムシャフトNO.2、カムシャフトタイミング ギヤASSY、またはカムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを交換した場合は、修理後点検を行う。(要領は参照)



1. バルブラッシュ アジャスタASSY点検

■ 注 意 ■
  1. 精密部品のためゴミなどの異物を混入させない。
  2. きれいなエンジンオイルを使用する。
  3. エア抜き後、バルブラッシュ アジャスタASSYを倒した場合は、エンジンオイルが漏れてしまうため再度エア抜きを行う。



    A109630J05
  1. エンジンオイルを満たした受け皿にバルブラッシュ アジャスタASSYを入れ、SSTを使用して、チェックボールを押し下げた状態でプランジャを上下に5 to 6回作動させて高圧室のエア抜きを行う。

    SST
    09276-75010  

    基準
    プランジャが上下に作動すること。

    イラスト内指示文字 
    *1
    プランジャ
    *2
    チェックボール
    *3
    低圧室
    *4
    高圧室
    *a
    テーパー部

    ■ 注 意 ■
    高圧室エア抜きの際、チェックボールを押し下げないとエア抜きができない為、SST先端部でチェックボールを押し下げた状態(図のようにSSTのテーパ部でプランジャの先端部を確実に押していること)を確認し作業する。

  2. エア抜き後、SSTを取りはずし指でプランジャ先端を強く早く押す。

    基準
    プランジャがほとんど動かないこと

    □ 参 考 □
    1. プランジャが動く場合は再度エア抜きを行う。
    2. 3回充填を行ってもプランジャが動く場合は、バルブラッシュ アジャスタASSYを新品と交換する。



2. バルブラッシュ アジャスタASSY取り付け
  1. ボデー外周およびプランジャ先端にエンジンオイルを塗布し、バルブラッシュ アジャスタASSY 16個を回転させながら取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    取りはずした元の位置に取り付ける。



3. バルブロッカ アームSUB-ASSY NO.1取り付け


    A333389J01
  1. バルブロッカ アームSUB-ASSY NO.1のローラ部、バルブラッシュ アジャスタASSY先端およびバルブステムキャップ頂部にエンジンオイルを塗布し、バルブロッカ アームSUB-ASSY NO.1 16個を取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *1
    バルブロッカ アームSUB-ASSY NO.1
    *2
    バルブラッシュ アジャスタASSY
    *3
    バルブステム
    *4
    バルブステムキャップ

    ■ 注 意 ■
    取りはずした元の位置に取り付ける。



4. カムシャフト取り付け

□ 参 考 □
カムシャフトを交換した場合は、修理後点検を行う。(要領は参照)



    A199812
  1. カムシャフトのジャーナル部を清掃する。

  2. カムシャフトのジャーナル部に少量のエンジンオイルを塗布し、カムシャフトをカムシャフトハウジング SUB-ASSYに取り付ける。



5. カムシャフト NO.2取り付け

□ 参 考 □
カムシャフト NO.2を交換した場合は、修理後点検を行う。(要領は参照)



    A199813
  1. カムシャフト NO.2のジャーナル部を清掃する。

  2. カムシャフト NO.2のジャーナル部に少量のエンジンオイルを塗布し、カムシャフト NO.2をカムシャフトハウジング SUB-ASSYに取り付ける。



6. オイルコントロールバルブ フィルタ取り付け
  1. オイルコントロールバルブ フィルタをカムシャフトベアリングキャップ NO.1に取り付ける。



7. カムシャフトベアリングキャップ取り付け


    A320152J01
  1. カムシャフトベアリングキャップにエンジンオイルを塗布する。

  2. ボルト5本を仮締めして、カムシャフトベアリングキャップをカムシャフト ハウジングSUB-ASSYに取り付ける。

  3. 図の順序でボルト5本を締め付け、カムシャフトベアリングキャップを取り付ける。

    基準値
    T = 16 N・m{ 163 kgf・cm }
    イラスト内指示文字 
    *1
    カムシャフトベアリングキャップ NO.1
    *2
    カムシャフトベアリングキャップ NO.2
    *3
    カムシャフトベアリングキャップ NO.3
    *4
    カムシャフトベアリングキャップ NO4



8. カムシャフト ハウジングSUB-ASSY取り付け
  1. カムシャフトのカム部およびスラスト部、バルブロッカ アームSUBーASSY NO.1のローラ部にエンジンオイルを塗布する。



  2. A330501J01
  3. カムシャフト ハウジングSUB-ASSYの図の箇所に、シールパッキンブラック(直径3.5 to 4.0mm)を塗布する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    シールパッキン塗布箇所
    (直径3.5 to 4.0mm)
    *b
    オイル通路

    ■ 注 意 ■
    1. 各オイル通路にシールパッキンが入らないよう注意する。
    2. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    3. シールパッキンブラック塗布後3分以内に取り付け、15分以内にカムシャフト ハウジングSUB-ASSYのボルトを締め付ける。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    5. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  4. A199980J01
  5. 図の位置(40°BTDC)に、クランクシャフトのタイミングマークを合わせる。
    イラスト内指示文字 
    *a
    タイミングマーク

    ■ 注 意 ■
    カムシャフト ハウジングSUB-ASSYを取り付けたあと、クランクシャフトを右回転させNO.1シリンダを圧縮上死点にセットする。



  6. カムシャフトおよびカムシャフト NO.2のノックピンを図の位置に合わせる。


    A335965J01


    イラスト内指示文字 
    *1
    ノックピン
    -
    -

  7. 図の順序でボルト18本を均等に締め付け、カムシャフト ハウジングSUB-ASSYおよびカムシャフトベアリングキャップを取り付ける。

    基準値
    T = 28 N・m{ 286 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    1. カムシャフト ハウジングSUB-ASSYを組み付けたとき、カムが図の位置にあることを確認する。
    2. 取り付け途中でボルトを緩めた場合は、カムシャフト ハウジングSUB-ASSYを取りはずして取り付け面を清掃し、シールパッキンブラックを再度、塗布し直す。
    3. 取り付け途中でボルトをゆるめ、カムシャフト ハウジングSUB-ASSYを取りはずした場合、塗布したシールパッキンブラックがエンジンオイル通路に入らないよう注意する。
    4. カムシャフト ハウジングSUB-ASSYを組み付け後、はみ出たシールパッキンブラックは拭き取る。



9. カムシャフトタイミング ギヤASSY取り付け

□ 参 考 □
カムシャフトタイミング ギヤASSYを交換した場合は、修理後点検を行う。(要領は参照)



    A198838J01
  1. カムシャフトにノックピンが取り付いていることを確認する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    ノックピン
    *2
    ノックピン穴

  2. カムシャフトのノックピンとカムシャフトタイミング ギヤASSYのノックピン穴を一致させ、カムシャフトにカムシャフトタイミング ギヤASSYを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. カムシャフトのノックピン先端でカムシャフトタイミング ギヤASSYのシール面を傷つけてシール不良を起こす恐れがあるため、カムシャフトタイミング ギヤASSYを強く押し付けない。
    2. カムシャフトタイミング ギヤASSYを絶対に遅角方向(右回転)に回転させないこと。



  3. A313949J01
  4. カムシャフトのサービス六角部を使用して、カムシャフトタイミング ギヤASSYの取り付けボルトを締め付ける。

    基準値
    T = 54 N・m{ 551 kgf・cm }
    イラスト内指示文字 
    *a
    保持



  5. A313950J01
  6. 締め付け後、カムシャフトタイミング ギヤASSYを遅角方向(右回転)に回転させ、作動することを確認し、さらに可動端でカムシャフトタイミング ギヤASSYがロックすることを確認する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    ロック



10. カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSY取り付け

□ 参 考 □
カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを交換した場合は、修理後点検を行う。(要領は参照)



    A198839J01
  1. カムシャフト NO.2にノックピンが取り付いていることを確認する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    ノックピン
    *2
    ノックピン穴

  2. カムシャフト NO.2のノックピンとカムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYのノックピン穴を一致させ、カムシャフト NO.2にカムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフト NO.2のノックピン先端でカムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYのシール面を傷つけてシール不良を起こす恐れがあるため、カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYを強く押し付けない。



  3. A305915J01
  4. カムシャフト NO.2のサービス用六角部を使用して、カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYの取り付けボルトを締め付ける。

    基準値
    T = 54 N・m{ 551 kgf・cm }
    イラスト内指示文字 
    *a
    保持

  5. 締め付け後、カムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYがロックしていることを確認する。



11. タイミングチェーン ガイド取り付け
  1. ボルト2本で、タイミングチェーン ガイドを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



12. チェーンSUB-ASSY取り付け


    A197608J01
  1. 図の位置(ATDC 90°)に、クランクシャフトのタイミングマークを合わせる。
    イラスト内指示文字 
    *a
    タイミングマーク



  2. A197609J01
  3. 図の位置(ATDC 20°)に、カムシャフトタイミング ギヤASSYおよびカムシャフトエキゾースト ギヤASSYのタイミングマークを合わせる。
    イラスト内指示文字 
    *a
    タイミングマーク

  4. 図の位置(ATDC 20°)に、クランクシャフトのタイミングマークを合わせる。



  5. A197610J02
  6. マークプレート(オレンジ色)とタイミングマークを合わせて、チェーンSUB-ASSYをカムシャフトタイミング ギヤASSYおよびカムシャフトタイミングエキゾースト ギヤASSYに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *1
    マークプレート(オレンジ色)
    *2
    マークプレート(黄色)
    *a
    タイミングマーク

    □ 参 考 □
    1. マークプレートがエンジンフロント側になるように取り付ける。
    2. カムシャフト側のマークプレートはオレンジ色

  7. マークプレート(黄色)とタイミングマークを合わせて、チェーンをクランクシャフトに取り付ける。

    □ 参 考 □
    クランクシャフト側のマークプレートは黄色



13. タイミングチェーンテンション アーム取り付け
  1. ボルトで、タイミングチェーンテンション アームを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }



14. チェーンテンショナ ガスケット取り付け
  1. 新品のチェーンテンショナ ガスケットをシリンダヘッドSUB-ASSYに取り付ける。



15. チェーン テンショナASSY NO.1取り付け
  1. ナット2個で、チェーン テンショナASSY NO.1を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



16. チェーンバイブレーション ダンパ NO.2取り付け
  1. ボルト2本で、チェーンバイブレーションダンパ NO.2を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  2. チェーン テンショナASSY NO.1のピンを取りはずす。



  3. A197611J02
  4. クランクシャフトを20°左回転させ、NO.1シリンダを圧縮上死点をセットし、各マークプレートとタイミングマークが図の位置にあることを確認する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    マークプレート(オレンジ色)
    *2
    マークプレート(黄色)
    *a
    回転
    *b
    タイミングマーク



17. タイミングチェーン カバーASSY取り付け
(要領は参照)