DTC    P1605    アイドル不安定

準備品一覧


回路説明


エンジン回転数が設定回転数より低下した場合に、DTCが出力される。

DTCが出力された時の状況を、SST(TaSCAN)を使用してフリーズフレームデータを確認することができる。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

また、ガス欠によるアイドル不安定も検出されるため、作業前にガス欠の有無を確認することが必要である。


DTC No.
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P1605
  1. 始動後5秒以上経過、かつエンジン回転中
  2. エンジン回転数が400 rpm以下に低下
  3. -
  4. 1トリップ
  1. インテークシステム接続状態
  2. デュティバキュームスイッチング バルブ
  3. インテークエアフローメータSUB-ASSY
  4. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
  5. サーモスタット
  6. ワイヤハーネスおよびコネクター
  7. オキシジェン( クウネンヒ) センサ
  8. 電源回路(デュティバキュームスイッチング バルブ、フューエルインジェクタASSY、イグニッションコイル NO.1)
  9. フューエルポンプ
  10. フューエルポンプ制御系統
  11. フューエルライン
  12. スロットルボデーASSY
  13. カムタイミングオイルコントロールバルブASSY
  14. VVT-iシステム
  15. ノックコントロールセンサ
  16. イグニッションコイル NO.1
  17. フューエルインジェクタASSY
  18. スパークプラグ
  19. エアコン系統
  20. パワーステアリング系統
  21. 電気負荷信号系統
  22. オートマチックトランスアクスルシステム
  23. ニュートラルスタートスイッチASSY系統
  24. エンジンコントロールコンピュータ


回路図


回路図参照先 
回路
飛び先
デュティバキュームスイッチング バルブ

オキシジェン(クウネンヒ)センサ

フューエルインジェクタ

イグニッションコイル NO.1



点検手順


□ 参 考 □
  1. DTC P1605は従来の部品、回路、システムの故障ダイアグとは異なり、「アイドリングが不安定」等のユーザの指摘に対し、不具合現象·フリーズフレームデータから故障部品を推定するものです。ユーザ操作によりダイアグコードを検出する場合もあるため、ダイアグコードを出力していてもユーザからの不具合の相談がなければ作業を行わず、DTCを消去して車両を返却する。
  2. 他のダイアグコードが表示されている場合は、先に該当するダイアグコードのトラブルシュートを行う。
  3. 問診結果の不具合発生時の状況(再始動時の状況など)があれば、参考にする。

    症状
    予想される不具合箇所
    アクセルペダルを踏んだ状態で始動可能
    空気量不足
    始動後、ラフアイドル
    空燃比異常
  4. SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
  5. 時系列フリーズフレームデータ確認を行う時は、フリーズフレームデータに記録されている不具合発生時の5データを確認する。(要領は参照)
  6. 時系列フリーズフレームデータ確認時、不具合原因に該当する項目が複数あった場合は、該当するすべての診断項目手順を進める。
  7. フリーズフレームデータに記録されている不具合発生時の状況をできるだけ同条件で走行、停車を行う。その時のデータとアイドリング時のデータ(暖機後、無負荷、DおよびNポジション状態)を確認し、フリーズフレームデータと比較する。
  8. 点検は再現していない事を考慮し、不具合発生時の兆候·状況を確認することに重点を置く。
  9. 点検を行う時は、該当するワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
  10. 以下の手順はNo. 1シリンダの点検方法を示してある。No. 1シリンダ以外を点検する場合は、以下の手順を参考に該当シリンダ回路を点検する。


点検の流れ
不具合発生時の症状(FFD)から点検部位の絞り込みを行う。



A217782J01



点検の流れ 
エンジン回転数
考えられる不具合
主な点検部位
手順
ゆっくり低下しエンスト
空燃比異常
エアーの吸い込み
  1. インテークシステム接続状態
  2. デュティバキュームスイッチング バルブ系統
3から4
センサ不良(リーン側に誤判定)
  1. インテークエアフローメータSUB-ASSY
  2. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
  3. オキシジェン(クウネンヒ)センサ系統
  4. サーモスタット
5から14
センサ不良(リッチ側に誤判定)
23から32
燃料供給不良
  1. フューエルポンプ制御系統
  2. デュティバキュームスイッチング バルブ系統
  3. フューエルライン
  4. エンジンコントロールコンピュータ
15から22
吸入空気量不足
空気通路の閉塞
  1. スロットルボデーASSY
  2. カムタイミングオイルコントロールバルブASSY
  3. VVT-iシステム
33から37
点火時期のずれ
狙い通り作動しない
  1. ノックコントロールセンサ
  2. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
  3. インテークエアフローメータSUB-ASSY
38から40
急激に低下しエンスト
点火·噴射時期
一時的に遮断
  1. 電源回路(フューエルインジェクタASSY、イグニッションコイル NO.1)
41から44
外部部品の故障
負荷の増大
  1. エアコン系統
  2. 電気負荷信号系統
  3. パワーステアリング系統
  4. オートマチックトランスアクスルシステム
  5. ニュートラルスタートスイッチASSY系統
45から46

手順1ダイアグコード読み取り
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    P1605のみ出力する
    A
    P1605以外のコードも出力する
    B



B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照)
A


手順2フリーズフレームデータ確認(F/B補正値バンク1、F/B学習値バンク1)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)


結果 
不具合現象
時系列フリーズフレームデータ項目
考えられる不具合要因
飛び先
エンジン回転数
F/B補正値バンク1とF/B学習値バンク1の合計
エンジン回転数がゆっくり低下したケース
ゆっくり低下(*1)
すべて+15 %以上(*2)
  1. エアーの吸い込み
  2. センサ不良(リーン側に誤判定)
  3. 燃料供給不良
A
1つでも-15 %以下(*3)
センサ不良(リッチ側に誤判定)
B
すべて-15 %から+15 %
  1. 吸入空気量不足
  2. 点火時期のずれ
C
エンジン回転数が急激に低下したケース
急激に低下(*1)
-
  1. 噴射停止、点火停止
  2. 外部負荷
D

A217776J01

□ 参 考 □
  1. *1: 急激なエンジン回転数の低下の原因として、全気筒、複数気筒の同一配線の電源系異常、外部負荷の増大などが考えられる。以下のいずれかに該当する時は、エンジン回転数が急激に低下したと判断する。
    それ以外は、ゆっくり低下したと判断する。
    1. フリーズフレームデータにおいて、エンジン回転数の低下量が、#3から#4または、#4から#5で100 rpm以上の場合。
  2. *2: DTC検出時、リーン状態のため、F/Bはプラス補正
  3. *3: DTC検出時、リッチ状態のため、F/Bはマイナス補正



B
手順 23 へ

C
手順 33 へ

D
手順 41 へ
A


手順3インテークシステム点検(接続状態)
  1. 吸気系の各部(バキュームホースのはずれ、亀裂、ガスケットなど)よりエアーの吸い込みがないことを確認する。

    □ 参 考 □
    1. レーシング後にアクセル全閉にすると吸気管負担が大きく、エアーの吸い込み音も大きくなるため確認しやすくなる。
    2. F/B補正量、F/B学習値が、アイドル時(吸入空気量が少ない)に正常時との差が大きく、レーシング時(吸入空気量が多い)に正常時との差が小さい場合、エアーの吸い込みの可能性がある。

    基準
    エアーの吸い込みがない



NG
インテークシステム修理または交換(接続状態)
OK


手順4デュティバキュームスイッチング バルブ点検
  1. デュティバキュームスイッチング バルブのバキュームホース(キャニスタ側)を切り離す。

  1. エンジンを始動させる。

  1. アイドリングにする。

  1. デュティバキュームスイッチング バルブのコネクターを切り離す。

  1. デュティバキュームスイッチング バルブの通気状態を確認する。

    基準
    通気なし

    □ 参 考 □
    この点検を行うとチェックエンジンウォーニングランプが点灯する可能性があるので、作業完了後にコード確認、消去する。



NG
システム点検(エバポパージ制御系統)
OK


手順5フリーズフレームデータ確認(エンジン負荷値、A/Fセンサ電圧B1S1)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    エンジン負荷
    正常値の90 %未満(*1)
    インテークエアフローメータSUB-ASSY
    A
    A/Fセンサ電圧B1S1
    3.25 V以上(*2)
    1. オキシジェン( クウネンヒ) センサ
    2. ワイヤハーネスまたはコネクター
    B
    上記、時系列フリーズフレームデータ項目
    数値がそれぞれ上記以外
    -
    C

    □ 参 考 □
    1. *1: インテークエアフローメータSUB-ASSYが故障により、正規の吸入空気量よりも少なく誤計量した場合、エンジン負荷は少なく表示される。
    2. *2: オキシジェン(クウネンヒ)センサが故障により、常時リーン出力をした場合、空燃比がリッチになりエンストする可能性がある。



B
手順 7 へ

C
手順 10 へ
A


手順6インテークエアフロー メータSUB-ASSY点検


    A163516J01
  1. インテークエアフローメータSUB-ASSYを取りはずす。

  1. インテークエアフローメータSUB-ASSYの流路内のプラチウムフィラメント(ヒータ部)に異物がないことを確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    目視できる異物がある
    A
    目視できる異物がない
    B

イラスト内指示文字 
*1
プラチナムフィラメント(ヒータ)

□ 参 考 □
結果が正常の場合でもインテークエアフローメータSUB-ASSYに異常があった可能性があるので、続けて手順22まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はインテークエアフローメータSUB-ASSYを交換する。(手順47を参照)



B
手順 10 へ
A

インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換 

手順7TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。

  1. アイドリングにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。

    [診断メニュー → パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 
    項目名
    内容
    制約条件
    燃料噴射量
    燃料噴射量の増減
    テスト開始時の噴射量を0として、-12.5 to 24.8 %の範囲で0.2 %ごとに増減が可能
    3000 rpm以上または高温高負荷時はテスト中止



    A238072J01
  1. 燃料噴射量を増減させた時のオキシジェン( クウネンヒ) センサの出力電圧を読み取る。

    電圧値
    テスター項目
    基準値
    燃料噴射量(+24.8 %)
    オキシジェン( クウネンヒ) センサの出力電圧は3.1 V未満
    燃料噴射量(-12.5 %)
    オキシジェン( クウネンヒ) センサの出力電圧は3.4 V以上

    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもオキシジェン( クウネンヒ) センサに異常があった可能性があるので、続けて手順22まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はオキシジェン( クウネンヒ) センサを交換する。(手順47を参照)



B
手順 10 へ
A


手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オキシジェン(クウネンヒ)センサ電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. オキシジェン( クウネンヒ) センサのコネクターB63を切り離す。(オートマチックトランスアクスル車)

  1. オキシジェン( クウネンヒ) センサのコネクターB64を切り離す。(マニュアルトランスアクスル車)

  1. IG ONにする。



    A079114J21
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B63-2 (+B) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    電圧値
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B64-2 (+B) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (オキシジェン(クウネンヒ)センサ接続コネクター)
    *b
    オートマチックトランスアクスル車
    *c
    マニュアルトランスアクスル車

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
電源回路修理(オキシジェン(クウネンヒ)センサ電源回路) (要領は 参照)
OK


手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - オキシジェン(クウネンヒ)センサ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB61を切り離す。

  1. オキシジェン( クウネンヒ) センサのコネクターB63を切り離す。(オートマチックトランスアクスル車)

  1. オキシジェン( クウネンヒ) センサのコネクターB64を切り離す。(マニュアルトランスアクスル車)

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+) - B63-3 (AF+)
    常時
    1 Ω未満
    B61-30 (A1A-) - B63-4 (AF-)
    常時
    1 Ω未満
    B61-4 (HA1A) - B63-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+) - B64-3 (AF+)
    常時
    1 Ω未満
    B61-30 (A1A-) - B64-4 (AF-)
    常時
    1 Ω未満
    B61-4 (HA1A) - B64-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満


    抵抗値(短絡点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+)およびB63-3 (AF+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-30 (A1A-)およびB63-4 (AF-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-4 (HA1A)およびB63-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+)およびB64-3 (AF+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-30 (A1A-)およびB64-4 (AF-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-4 (HA1A)およびB64-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

オキシジェン(クウネンヒ)センサ交換 (要領は 参照)  

手順10フリーズフレームデータ確認(始動時水温、外気温、始動時吸気温)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    飛び先
    始動時水温、外気温、始動時吸気温
    それぞれの温度差が10°C未満(*1)
    A
    それぞれの温度差が10°C以上(*2)
    B

    □ 参 考 □
    1. *1: エンジン停止後から長時間経過している。
    2. *2: エンジン停止後から短時間しか経過していない。



B
手順 13 へ
A


手順11フリーズフレームデータ確認(始動時水温、エンジン冷却水温、エンジン始動後経過時間)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。



  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)


    A172618


    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    始動時水温、エンジン冷却水温、エンジン始動後経過時間
    イラストAの範囲
    1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    2. サーモスタット
    A
    イラストBの範囲
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    B
    イラストCの範囲
    -
    C



B
手順 14 へ

C
手順 15 へ
A


手順12サーモスタット単体点検
  1. サーモスタットの単体点検を行う。

結果 
結果
飛び先
異常
A
正常
B


B
手順 14 へ
A

サーモスタット交換 

手順13フリーズフレームデータ確認(外気温、エンジン冷却水温)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    エンジン冷却水温
    120°C以上
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    A
    エンジン冷却水温、外気温
    エンジン冷却水温が外気温より15°C以上低い
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    上記、時系列フリーズフレームデータ項目
    数値がそれぞれ上記以外
    -
    B



B
手順 15 へ
A


手順14E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ単体点検
  1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサの単体点検を行う。(要領は参照)

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもE.F.I.ウォータテンパラチャセンサに異常があった可能性があるので、続けて手順22まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はE.F.I.ウォータテンパラチャセンサを交換する。(手順47を参照)



NG
E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換
OK


手順15フリーズフレームデータ確認(パージVSV駆動Duty)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    パージVSV駆動Duty
    1つでも0 %以外
    デュティバキュームスイッチング バルブ
    A
    すべて0 %
    -
    B

    □ 参 考 □
    デュティバキュームスイッチング バルブが故障により閉固着した場合、パージによるA/F補正が誤補正し、空燃比がリーン状態となり、エンストする可能性がある。



B
手順 20 へ
A


手順16TaSCANアクティブテスト実施(パージVSV)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [パージVSV]を選択する。

    [診断メニュー → パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 
    項目名
    内容
    制約条件
    パージVSV
    パージ制御VSVの通電/非通電(通電時デューティー比 30 %)
    IG ON

  1. デュティバキュームスイッチング バルブのバキュームホース2本を切り離す。



    A236723J01
  1. デュティバキュームスイッチング バルブを作動させ、通気があるかを確認する。

    基準
    アクティブテスト
    (パージVSV)
    基準
    ON
    EポートからFポートへ通気あり
    OFF
    EポートからFポートへ通気なし

    イラスト内指示文字 
    *a
    VSV ON
    *b
    VSV OFF
    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. 結果が正常の場合でもデュティバキュームスイッチング バルブに異常があった可能性があるので、続けて手順22まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はデュティバキュームスイッチング バルブを交換する。(手順47参照)



B
手順 20 へ
A


手順17デュティバキュームスイッチング バルブ単体点検
SST
09082-00030  
09083-00170  


    A236724J01
  1. デュティバキュームスイッチングバルブのコネクターB19を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    1 - 2
    20°C
    27 to 33 Ω

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (デュティバキュームスイッチングバルブ)



NG
デュティバキュームスイッチング バルブ交換
OK


手順18ワイヤハーネスおよびコネクター点検(デュティバキュームスイッチング バルブ電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. デュティバキュームスイッチング バルブのコネクターB19を切り離す。

  1. IG ONにする。



    A107917J30
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B19-2 - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (デュティバキュームスイッチング バルブ接続コネクター)

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
電源回路修理(デュティバキュームスイッチング バルブ電源回路) (要領は 参照)
OK


手順19ワイヤハーネスおよびコネクター点検(デュティバキュームスイッチング バルブ - エンジンコントロールコンピュータ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. デュティバキュームスイッチング バルブのコネクターB19を切り離す。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB60を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B19-1 - B60-12 (PRG)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B19-1およびB60-12 (PRG) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)  

手順20TaSCANアクティブテスト実施(サーキットリレー)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [サーキットリレー]を選択する。

    [診断メニュー → パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 
    項目名
    内容
    制約条件
    サーキットリレー
    フューエルポンプのON/OFF
    エンジン停止時、IG ON

  1. アクティブテストを実行したときの、フューエルポンプの作動音を確認する。

    基準
    サーキットリレー
    基準
    ON
    作動音あり
    OFF
    作動音なし

    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. アクティブテスト実行中に、配管からの燃料漏れ、漏れ痕、燃料臭がないことを確認する。
    3. フューエルポンプの作動音が異常の場合も、手順21へ進む。



B
手順 22 へ
A


手順21フューエル ポンプ単体点検
SST
09082-00030  
09083-00170  


    A171472J04
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    1 - 2
    20°C
    2.0 to 3.0 Ω

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (フューエルポンプ)



NG
フューエル ポンプ交換
OK

フューエルポンプ制御系統点検 

手順22フューエルシステム点検
  1. フューエルポンプ周辺(フューエルポンプ、フューエルポンプフィルタ、フューエルタンクASSY内)に鉄粉などの異物や、フューエルポンプに噛み込みの跡がないか確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    異物がある、または噛み込みの跡がある
    A
    異物がなく、噛み込みの跡がない
    B

    □ 参 考 □
    フューエルポンプ、フューエルポンプフィルタ、フューエルタンクASSYに鉄粉などの異物がある場合は、取り除く。



B
手順 47 へ
A

フューエルシステム修理または交換 

手順23フリーズフレームデータ確認(エンジン負荷値、A/Fセンサ電圧B1S1)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    エンジン負荷
    正常値の110 %以上(*1)
    インテークエアフローメータSUB-ASSY
    A
    A/Fセンサ電圧B1S1
    3.25 V未満(*2)
    1. オキシジェン(クウネンヒ)センサ
    2. ワイヤハーネスまたはコネクター
    B
    上記、時系列フリーズフレームデータ項目
    数値がそれぞれ上記以外
    -
    C

    □ 参 考 □
    *1: インテークエアフローメータSUB-ASSYが故障により正規の吸入空気量よりも多く誤計量した場合、エンジン負荷は大きく表示される。
    *2: オキシジェン(クウネンヒ)センサが故障により常時リッチ出力をした場合、空燃比がリーンになりエンストする可能性がある。



B
手順 25 へ

C
手順 28 へ
A


手順24インテークエアフロー メータSUB-ASSY点検


    A163516J01
  1. インテークエアフローメータSUB-ASSYを取りはずす。

  1. インテークエアフローメータSUB-ASSYの流路内のプラチウムフィラメント(ヒータ部)に異物がないことを確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    目視できる異物がある
    A
    目視できる異物がない
    B

イラスト内指示文字 
*1
プラチナムフィラメント(ヒータ)

□ 参 考 □
結果が正常の場合でもインテークエアフローメータSUB-ASSYに異常があった可能性があるので、続けて手順32まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はインテークエアフローメータSUB-ASSYを交換する。(手順47を参照)



B
手順 28 へ
A

インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換 

手順25TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。

  1. アイドリングにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。

    [診断メニュー → パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 
    項目名
    内容
    制約条件
    燃料噴射量
    燃料噴射量の増減
    テスト開始時の噴射量を0として、-12.5 to 24.8 %の範囲で0.2 %ごとに増減が可能
    3000 rpm以上または高温高負荷時はテスト中止



    A238072J01
  1. 燃料噴射量を増減させた時のオキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧を読み取る。

    電圧値
    テスター項目
    基準値
    燃料噴射量(+24.8 %)
    オキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧は3.1 V未満
    燃料噴射量(-12.5 %)
    オキシジェン(クウネンヒ)センサの出力電圧は3.4 V以上

    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもオキシジェン(クウネンヒ)センサに異常があった可能性があるので、続けて手順32まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はクウネンヒセンサを交換する。(手順47を参照)



B
手順 28 へ
A


手順26ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オキシジェン(クウネンヒ)センサ電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB63を切り離す。(オートマチックトランスアクスル車)

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB64を切り離す。(マニュアルトランスアクスル車)

  1. IG ONにする。



    A079114J21
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B63-2 (+B) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    電圧値
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B64-2 (+B) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (オキシジェン(クウネンヒ)センサ接続コネクター)
    *b
    オートマチックトランスアクスル車
    *c
    マニュアルトランスアクスル車

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
電源回路修理(オキシジェン(クウネンヒ)センサ電源回路) (要領は 参照)
OK


手順27ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - オキシジェン(クウネンヒ)センサ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB61を切り離す。

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB63を切り離す。(オートマチックトランスアクスル車)

  1. オキシジェン(クウネンヒ)センサのコネクターB64を切り離す。(マニュアルトランスアクスル車)

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+) - B63-3 (AF+)
    常時
    1 Ω未満
    B61-30 (A1A-) - B63-4 (AF-)
    常時
    1 Ω未満
    B61-4 (HA1A) - B63-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+) - B64-3 (AF+)
    常時
    1 Ω未満
    B61-30 (A1A-) - B64-4 (AF-)
    常時
    1 Ω未満
    B61-4 (HA1A) - B64-1 (HT)
    常時
    1 Ω未満


    抵抗値(短絡点検)
    オートマチックトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+)およびB63-3 (AF+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-30 (A1A-)およびB63-4 (AF-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-4 (HA1A)およびB63-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    マニュアルトランスアクスル車 
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B61-31 (A1A+)およびB64-3 (AF+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-30 (A1A-)およびB64-4 (AF-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B61-4 (HA1A)およびB64-1 (HT) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

オキシジェン(クウネンヒ)センサ交換 (要領は 参照)  

手順28フリーズフレームデータ確認(始動時水温、外気温、始動時吸気温)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    飛び先
    始動時水温、外気温、始動時吸気温
    それぞれの温度差が10°C未満(*1)
    A
    それぞれの温度差が10°C以上(*2)
    B

    □ 参 考 □
    1. *1: エンジン停止後から長時間経過している。
    2. *2: エンジン停止後から短時間しか経過していない。



B
手順 31 へ
A


手順29フリーズフレームデータ確認(始動時水温、エンジン冷却水温、エンジン始動後経過時間)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。



  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)


    A172618


    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    始動時水温、エンジン冷却水温、エンジン始動後経過時間
    イラストAの範囲
    1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    2. サーモスタット
    A
    イラストBの範囲
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    B
    イラストCの範囲
    -
    C



B
手順 32 へ

C
手順 48 へ
A


手順30サーモスタット単体点検
  1. サーモスタットの単体点検を行う。

結果 
結果
飛び先
異常
A
正常
B


B
手順 32 へ
A

サーモスタット交換 

手順31フリーズフレームデータ確認(外気温、エンジン冷却水温)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    エンジン冷却水温
    120°C以上
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    A
    エンジン冷却水温、外気温
    エンジン冷却水温が外気温より15°C以上低い
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    上記、時系列フリーズフレームデータ項目
    数値がそれぞれ上記以外
    -
    B



B
手順 48 へ
A


手順32E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ単体点検
  1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサの単体点検を行う。(要領は参照)
    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもE.F.I.ウォータテンパラチャセンサに異常があった可能性があるので、他の部品に異常がない場合はE.F.I.ウォータテンパラチャセンサを交換する。(手順47を参照)



B
手順 47 へ
A

E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換 

手順33フリーズフレームデータ確認(ISC流量学習値、ISCフィードバック量)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    ISC流量学習値とISCフィードバック量の合計
    正常値の80 %未満(*1)
    スロットルボデーASSY
    A
    正常値の120 %以上(*2)
    B
    正常値の80から120 %
    -
    C

    □ 参 考 □
    1. *1: 一時的にスロットルボデーASSYが全閉不良を起こした場合、吸入空気量が多くなりエンジン回転数が上昇する。そのため、ISC補正量は正規より少なくなる。この時に、スロットルボデーASSYが正常復帰し、全閉状態になると、吸入空気量が不足し、エンストする可能性がある。
    2. *2: スロットルボデーASSYにカーボンが堆積して吸入空気量が低下すると、アイドル回転数を保持するためにISC補正量を増加させる。この状態がさらに続き、ISC補正量が上限に張り付いた時には、アイドル回転数を維持できずにアイドル不安定、エンストを起こす可能性がある。



B
手順 35 へ

C
手順 36 へ
A


手順34スロットル ボデーASSY点検
  1. スロットルボデーASSYに異物などの噛み込み、噛み込み痕、操作時の引っかかり、シャフトの摺動不良がないことを点検する。
    結果 
    結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもスロットルボデーASSYに異常があった可能性があるので、続けて手順40まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はスロットルボデーASSYを交換する。(手順47を参照)



B
手順 36 へ
A

スロットル ボデーASSY交換 

手順35スロットル ボデーASSY点検
  1. 空気通路にカーボンが付着していないことを点検する。
    結果 
    結果
    飛び先
    カーボンが付着している
    A
    カーボンが付着していない
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもスロットルボデーASSYに異常があった可能性があるので、続けて手順40まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はスロットルボデーASSYを交換する。(手順47を参照)



B
手順 36 へ
A

スロットル ボデーASSY交換 

手順36ダイアグコード消去
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。


次へ


手順37TaSCANアクティブテスト実施(VVTリニア駆動バンク1)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. エンジン停止状態で、IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従い、[アクティブテスト]-[VVT リニア駆動バンク1]を選択する。

    [診断メニュー → パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 
    項目名
    内容
    制約条件
    VVTリニア駆動バンク1
    -100(遅角側) to 0(保持) to 100%(進角側)の範囲に増減が可能
    エンジン始動後、アクセルペダル踏まず

  1. エンジンアイドル回転状態にして、アクティブテストを実施する。
    結果 
    アクティブテスト
    基準
    0 %
    通常のアイドル回転数
    0 → 100 %
    エンスト、ラフアイドルになる

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. アクティブテスト実行時(遅角側/進角側)の作動音を確認し、バルブの戻り不良、固着および異常の兆候がないか点検する。



NG
カムタイミングオイルコントロールバルブASSY交換
OK


手順38フリーズフレームデータ確認(点火時期#1、ノック補正学習値)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    考えられる不具合要因
    飛び先
    点火時期#1
    ノック補正学習値
    正常値との差が10°以上
    3°未満
    1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
    2. インテークエアフローメータSUB-ASSY
    3. ノックコントロールセンサ
    A
    3°以上
    -
    正常値との差が10°以内
    -
    -
    B

    □ 参 考 □
    結果が正常の場合でもノックコントロールセンサに異常があった可能性があるので、他の部品に異常がない場合はノックコントロールセンサを交換する。(手順47を参照)



B
手順 47 へ
A


手順39E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ単体点検
  1. E.F.I.ウォータテンパラチャセンサの単体点検を行う。(要領は参照)



NG
E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換
OK


手順40インテークエアフロー メータSUB-ASSY点検(インレットエアテンパラチャセンサ点検)
  1. インテークエアフローメータSUB-ASSY(インレットエアテンパラチャセンサ)の点検を行う。

    □ 参 考 □
    インテークエアフローメータSUB-ASSY(インレットエアテンパラチャセンサ)の故障により、正規吸気温よりも高くエンジンコントロールコンピュータに出力した場合、点火時期が遅角する可能性がある。



NG
インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換(インレットエアテンパラチャセンサ)
OK

ノックコントロール センサ交換 (要領は 参照)  

手順41ワイヤハーネスおよびコネクター点検(フューエルインジェクタASSY電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. フューエルインジェクタASSYのコネクターB28を切り離す。

  1. IG ONにする。



    A201049J46
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B28-1 - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (フューエルインジェクタASSY接続コネクター)

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。
    3. 急激なエンジン回転数の低下の原因として、全気筒、複数気筒の異常が考えられる。(全気筒同一配線の電源系異常の可能性が考えられる。)



NG
電源回路修理(フューエルインジェクタASSY電源回路)
OK


手順42ワイヤハーネスおよびコネクター点検(イグニッションコイルNO.1電源回路)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. イグニッションコイル NO.1のコネクターB26を切り離す。

  1. IG ONにする。



    A054393J62
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B26-1 (+B) - B26-4 (GND)
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (イグニッションコイル NO.1接続コネクター)

    □ 参 考 □
    1. ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。
    2. ワイヤハーネスに無理な力がかかっていないか点検する。
    3. 急激なエンジン回転数の低下の原因として、全気筒、複数気筒の異常が考えられる。(全気筒同一配線の電源系異常の可能性が考えられる。)



NG
電源回路修理(イグニッションコイルNO.1電源回路) (要領は 参照)
OK


手順43フリーズフレームデータ確認(アイドル安定化進角(1 to 4気筒))
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    結果
    考えられる不具合要因
    飛び先
    アイドル安定化進角(1 to 4気筒)
    4°以上の気筒がある
    1. フューエルインジェクタ系統
    2. イグニッションコイル NO.1系統
    A
    すべての気筒で4°未満
    -
    B



B
手順 45 へ
A


手順44TaSCANデータ読み取り(アイドル安定化進角(1 to 4気筒))
SST
09991-70201  
  1. 手順43においてアイドル安定化進角(1 to 4気筒)が4°以上だった気筒のイグニッションコイル NO.1の配置を変更する。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[ECUデータモニター] - [アイドル安定化進角(1 to 4気筒)]を確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    手順41の結果から変化しない
    A
    手順41の結果から変化した
    B

    □ 参 考 □
    ワイヤハーネスおよびコネクターを振って、常時発生しない不具合検出をより確実に行う。



B
イグニッション コイル NO.1交換
A


手順45フリーズフレームデータ確認(エアコン信号、ISCエアコン補正量、パワステSW)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    考えられる不具合要因
    飛び先
    エアコン信号、ISCエアコン補正量
    ISCエアコン補正量
    パワステSW
    エアコン信号の表示がOFFからONに変化している、またはISCエアコン補正量の表示が増加している(ISC流量学習値(正常時*1)の20 %以上)
    数値が入っている
    -
    エアコン系統
    C
    数値が入っていない
    OFFから変化なし
    -
    A*2
    B*3
    OFFからONに変化している
    パワーステアリング系統
    エアコン信号の表示がOFFから変化しない、またはISCエアコン補正量の表示が増加していない(ISC流量学習値(正常時*1)の20 %以下)
    -
    OFFからONに変化している
    OFFから変化なし
    -

    □ 参 考 □
    1. *1: ISC流量学習値の正常値は、排気量(リットル)×0.9
    2. *2: オートマチックトランスアクスル車
    3. *3: マニュアルトランスアクスル車
    4. 結果が正常の場合でもエアコン系統、パワーステアリング系統に異常があった可能性があるので、続けて手順46まで点検を行い、他の部品に異常がない場合はエアコン系統、パワーステアリング系統を点検する。(点検47を参照)



B
パワーステアリング点検

C
エアコンディショナー点検
A


手順46フリーズフレームデータ確認(電気負荷信号、ISC電気負荷補正量、シフトポジションR(2、L、D)レンジ、ニュートラルスタートSW)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、時系列フリーズフレームデータでDTC検出時の車両状況を確認する。(要領は参照)

    結果 
    時系列フリーズフレームデータ項目
    考えられる不具合要因
    飛び先
    電気負荷信号
    ISC電気負荷補正量
    シフトポジションRレンジ、
    シフトポジション2レンジ、
    シフトポジションLレンジ、
    シフトポジションDレンジ
    ニュートラルスタートSW
    電気負荷信号の表示がOFFからONに変化している(*1)または、電気負荷補正量の表示が増加している(*1)(ISC学習量(正常時*2)の20 %以下)
    数値が入っている
    -
    -
    電気負荷信号系統
    A
    数値が入っていない
    すべて OFF
    OFF
    ニュートラルスタートスイッチASSY系統
    B
    ON
    オートマチックトランスアクスルシステム(U441E)系統
    C
    オートマチックトランスアクスルシステム(U340E·U340F)系統
    D
    1つ ON
    ON
    ニュートラルスタートスイッチASSY系統
    B
    OFF
    オートマチックトランスアクスルシステム(U441E)系統
    C
    オートマチックトランスアクスルシステム(U340E·U340F)系統
    D
    2つ以上 ON
    -
    -
    E
    電気負荷信号の表示がOFFから変化しない、または電気負荷補正量の表示が増加していない(ISC学習量(正常時*2)の20 %以下)
    -
    すべて OFF
    OFF
    ニュートラルスタートスイッチASSY系統
    B
    ON
    オートマチックトランスアクスルシステム(U441E)系統
    C
    オートマチックトランスアクスルシステム(U340E·U340F)系統
    D
    1つ ON
    ON
    ニュートラルスタートスイッチASSY系統
    B
    OFF
    オートマチックトランスアクスルシステム(U441E)系統
    C
    オートマチックトランスアクスルシステム(U340E·U340F)系統
    D
    2つ以上 ON
    -
    -
    E

    □ 参 考 □
    1. *1: 電気負荷信号がOFFからONに変化、またはISC電気負荷補正量が増加している場合は、電気負荷変化による不具合の可能性があるため、オルタネータおよびオルタネータとエンジンコントロールコンピュータ間の抵抗、コネクターの接続状態を点検する。
    2. *2: ISC流量学習値の正常値は、排気量(リットル)×0.9
    3. 結果が正常の場合でも電気負荷信号系統、ニュートラルスタートスイッチASSY系統、オートマチックトランスアクスルシステム系統に異常があった可能性があるので、他の部品に異常がない場合は電気負荷信号系統、ニュートラルスタートスイッチASSY系統、オートマチックトランスアクスルシステム系統を点検する。(手順47を参照)



B
ニュートラルスタートスイッチ系統点検

C
電子制御式オートマチックトランスアクスル[ECT](U441E)点検

D
電子制御式オートマチックトランスアクスル[ECT](U340E·U340F)点検

E
手順 47 へ
A

システム点検(電気負荷信号系統) 

手順47不具合部品交換
  1. 手順3から22までの点検で不具合が特定できなかった場合、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を交換する。

    点検を行った手順
    点検、交換部品
    手順6
    インテークエアフローメータSUB-ASSY交換
    手順7
    オキシジェン(クウネンヒ)センサ交換
    手順14
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ交換
    手順16
    デュティバキュームスイッチング バルブ交換

  1. 手順23から32までの点検で不具合が特定できなかった場合、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を交換する。

    点検を行った手順
    点検、交換部品
    手順24
    インテークエアフローメータSUB-ASSY交換
    手順25
    オキシジェン(クウネンヒ)センサ交換
    手順32
    E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ交換

  1. 手順33から40までの点検で不具合が特定できなかった場合、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を交換する。

    点検を行った手順
    点検、交換部品
    手順34、35
    スロットルボデーASSY交換
    手順38
    ノックコントロールセンサ交換

  1. 手順41から46までの点検で不具合が特定できなかった場合、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を点検、修理する。

    点検を行った手順
    点検、交換部品
    手順45
    エアコン系統点検、修理
    パワーステアリング系統点検、修理
    手順46
    電気負荷系統点検、修理
    ニュートラルスタートスイッチASSY系統点検、修理
    オートマチックトランスアクスルシステム系統点検、修理

    □ 参 考 □
    表を参照して、点検を行った手順の部品を点検、修理、交換する。


次へ


手順48ダイアグコード消去
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコードを消去する。


次へ


手順49作動確認運転実施
  1. アイドル不安定の症状がでるか確認する。

    □ 参 考 □
    アイドル不安定の症状が発生したら、再度DTCおよびフリーズフレームデータを確認、点検を行う。



NG
不具合箇所点検、修理
OK

終了