CAN通信システム トラブルシュートの進め方 |
参照)
参照)CAN通信異常コードは本線および支線の他、CAN通信採用システムのECU、センサの内部異常および電源異常によっても出力するため、該当システムの内部異常および電源異常のコードが同時に出力している場合は留意する。
DLC3端子を点検することにより、DLC3支線およびVバス本線回路の異常を確認することができる。
GTSを使用してCANバス接続ECUを確認することにより、CANバス回路に接続しているECU、センサの内、支線が断線しているものを確認することができる。(DLC3支線およびVバス本線回路正常時)
Vバスの過去通信異常の場合は、出力している通信異常ダイアグコードの組み合わせにより通信途絶となっていたECU、センサを特定する。
断線異常の不具合が検出された場合、関連コネクターを切り離して点検する前に、コネクターケースを接続方向に押してかん合のゆるみ、抜けなどが発生していないことを確認する。
コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する。
| 手順1 | 車両入庫 |
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| 手順2 | 問診および現象確認 |
不具合時の車両の現象や状態を確認することにより不具合箇所の特定に役立つ。
| 現象 |
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| メータ警告灯 |
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| 手順3 | 診断ツールGTS点検 |
GTSをDLC3へ接続する。
IG ONにする。
GTSの電源をONにする。
IG ONでGTSと車両側が通信できることを確認する。
| 結果 | 飛び先 |
|---|---|
| OK(GTSを車両に接続し、通信ができる) | A |
| OK(GTSを車両に接続しても通信ができないが、他の車両に接続したら、通信ができる) | B |
| NG(GTSを車両および他の車両に接続しても、通信ができない) | C |
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| 手順4 | ダイアグコード確認 |
GTSを使用して、‘ヘルスチェック’を実施し、現在および過去ダイアグコードを読み取り、記録する。
GTSでフリーズフレームデータを読み取り、記録する。
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| 手順5 | 通信異常DTC確認 |
GTSの‘バス診断’→‘通信異常DTC確認’画面を表示させる。
各ECU、センサが記憶しているダイアグコードをすべて記録する。
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| 手順6 | バス診断(GTSによる接続状態確認) |
GTSを使用して、‘バス診断’画面を再度表示させる。
画面表示を約2分間確認し、接続ECU、センサの表示を確認する。
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| 手順7 | DLC3支線、Vバス本線断線および線間短絡点検(CANH - CANL) |
バッテリマイナスターミナルを切り離す。
![]() |
SSTを使用し、下表に従って抵抗を測定する。
| 点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
|---|---|---|
| E38-6(CANH) - E38-14(CANL) | バッテリマイナスターミナル切り離し | 54 to 69 Ω |
| *1 | DLC3 |
| 結果 | 飛び先 |
|---|---|
| OK(54 to 69Ω) | A |
| NG(70Ω以上) | B |
| NG(54Ω未満) | C |
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| 手順8 | VバスGND短絡点検(CG - CANH、CANL) |
![]() |
SSTを使用し、下表に従って抵抗を測定する。
| 点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
|---|---|---|
| E38-6(CANH) - E38-4(CG) | バッテリマイナスターミナル切り離し | 200 Ω以上 |
| E38-14(CANL) - E38-4(CG) | バッテリマイナスターミナル切り離し | 200 Ω以上 |
| *1 | DLC3 |
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| 手順9 | Vバス+B短絡点検(BAT - CANH、CANL) |
![]() |
SSTを使用し、下表に従って抵抗を測定する。
| 点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
|---|---|---|
| E38-6(CANH) - E38-16(BAT) | バッテリマイナスターミナル切り離し | 6 kΩ以上 |
| E38-14(CANL) - E38-16(BAT) | バッテリマイナスターミナル切り離し | 6 kΩ以上 |
| *1 | DLC3 |
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| 手順10 | バス診断(GTSによる接続状態確認)結果 |
手順6の点検結果、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を点検、修理する。
| 結果 | 飛び先 |
|---|---|
| CAN通信に接続しているすべてのECU、センサが画面上で検出されている (CANバス回路現在正常) | A |
| CAN通信(Vバス)に接続しているはずのECU、センサで画面上に検出されないものが1つある (ECU、センサの支線断線または通信途絶) | B |
| CAN通信に接続しているはずのECU、センサで画面上に検出されないECU、センサに加え、確認中に、検出状況が変化(検出←→非検出)するECU、センサがある (ECU、センサの支線片側断線) | C |
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| 手順11 | 通信異常DTC確認結果 |
手順5の点検結果、不具合と考えられるもの(点検を行った手順)を点検、修理する。
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| 手順12 | ダイアグコード組み合わせ表確認 |
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| 手順13 | 不具合再現テスト(Vバス本線過去異常) |
バッテリマイナスターミナルを接続する。
GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。
不具合シミュレーション点検により、異常ダイアグコードを出力する部位を確認し、不具合箇所を特定する。
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| 手順14 | 調整、修理または交換 |
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| 手順15 | 確認テスト |
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