DTC    P0705/C2    T/MコントロールSW不良

準備品一覧


機能説明


エンジンコントロール コンピュータは、ニュートラルスタート スイッチASSYおよびシフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミッションコントロールスイッチ)からの信号により、シフト位置を検出している。シフトレバー位置がPまたはNポジション時のみエンジンを始動することができる。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0705/C2
  1. IG ON、バッテリ電圧10.5 V以上
  2. シフトレバー位置(P、N、R、D、B)のうち2つ以上の信号が同時にON
  3. 2秒以上継続
  4. 2トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. ニュートラルスタート スイッチASSY
  3. シフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミションコントロールスイッチ)
  4. エンジンコントロール コンピュータ
  1. IG ON、バッテリ電圧10.5 V以上
  2. シフトレバー位置(NSW、P、R、N、D、B)すべての信号がOFF
  3. 60秒以上継続
  4. 2トリップ
  1. IG ON、バッテリ電圧10.5 V以上
  2. シフトレバー位置S以外でSDSW信号がON
  3. 2秒以上継続
  4. 2トリップ


回路図



C310559J01



点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


手順1GTSデータ読み取り(シフトポジションP·R·N·D·B)
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSを使用して、画面表示に従って[データモニタ]画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    [システム選択メニュー:パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    (異常時の点検項目)
    ニュートラルスタートSW
    シフトレバー位置PおよびNポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置PまたはNポジション
    OFF: シフトレバー位置PおよびNポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(NSW)信号
    シフトポジションPレンジ
    シフトレバー位置Pポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置Pポジション
    OFF: シフトレバー位置Pポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(P)信号
    シフトポジションRレンジ
    シフトレバー位置Rポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置Rポジション
    OFF: シフトレバー位置Rポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(R)信号
    シフトポジションNレンジ
    シフトレバー位置Nポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置Nポジション
    OFF: シフトレバー位置Nポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(N)信号
    シフトポジションDレンジ
    シフトレバー位置Dポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置DまたはSポジション
    OFF: シフトレバー位置DおよびSポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(D)信号
    シフトポジションBレンジ
    シフトレバー位置Bポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置Bポジション
    OFF: シフトレバー位置Bポジション以外
    ニュートラルスタート スイッチASSY(B)信号
    結果 
    結果
    飛び先
    データモニタの値が標準値内
    A
    データモニタの値が標準値外
    B



B
手順 7 へ
A


手順2GTSデータ読み取り(スポーツドライブSW)
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSを使用して、画面表示に従って[データモニタ]画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    [システム選択メニュー:パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    (異常時の点検項目)
    スポーツドライブSW
    シフトレバー位置Sポジションを表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: シフトレバー位置Sポジション
    OFF: シフトレバー位置Sポジション以外
    SDSW信号
    結果 
    結果
    飛び先
    データモニタの値が標準値内
    A
    データモニタの値が標準値外
    B



B
手順 3 へ
A

常時発生しない問題の点検 (要領は 参照)  

手順3シフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミッションコントロールスイッチ)単体点検


    C193928J23
  1. シフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミッションコントロールスイッチ)のコネクターE80を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    1(NSSD) - 2(AT3)
    シフトレバー位置SまたはBポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置SおよびBポジション以外
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (シフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミッションコントロールスイッチ))



NG
シフトロックコントロール ユニットASSY交換 (要領は 参照)
OK


手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(トランスミッションコントロールスイッチ-エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターA54およびB67を切り離す。

  1. 下表に従って、各端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E80-1(NSSD) - B67-81(D)
    常時
    1 Ω未満
    E80-2(AT3) - A54-58(SDSW)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E80-1(NSSD)およびB67-81(D) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    E80-2(AT3)およびA54-58(SDSW) - 他の端子間 およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターA54およびB67を接続する。

  1. シフトロックコントロール ユニットASSY(トランスミッションコントロールスイッチ)のコネクターE80を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順5エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順6GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了 

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バッテリ - ニュートラルスタート スイッチASSY)

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。



    C193930J31
  1. ニュートラルスタート スイッチASSYのコネクターB78を切り離す。

  1. IG ONにする。

  1. 下表に従って、端子間の電圧値を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B78-1(RB) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ニュートラルスタート スイッチASSY接続コネクター)

  1. IG OFFにする。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順8ニュートラルスタート スイッチASSY単体点検


    C193931J15
  1. 下表に従って、各端子間の抵抗値を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B78-4(B) - B78-9(L)
    シフトレバー位置PまたはNポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置PおよびNポジション以外
    10 kΩ以上
    B78-1(RB) - B78-3(PL)
    シフトレバー位置Pポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置Pポジション以外
    10 kΩ以上
    B78-1(RB) - B78-2(RL)
    シフトレバー位置Rポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置Rポジション以外
    10 kΩ以上
    B78-1(RB) - B78-8(NL)
    シフトレバー位置Nポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置Nポジション以外
    10 kΩ以上
    B78-1(RB) - B78-7(DL)
    シフトレバー位置DまたはSポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置DおよびSポジション以外
    10 kΩ以上
    B78-1(RB) - B78-5(2L)
    シフトレバー位置Bポジション
    1 Ω未満
    シフトレバー位置Bポジション以外
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (ニュートラルスタート スイッチASSY)



NG
ニュートラルスタート スイッチASSY交換 (要領は 参照)
OK


手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ニュートラルスター ト スイッチASSY-エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、各端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B78-3(PL) - B67-99(P)
    常時
    1 Ω未満
    B78-2(RL) - B67-79(R)
    常時
    1 Ω未満
    B78-8(NL) - B67-97(N)
    常時
    1 Ω未満
    B78-7(DL) - B67-81(D)
    常時
    1 Ω未満
    B78-5(2L) - B67-98(B)
    常時
    1 Ω未満
    B78-4(B) - B67-63(NSW)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B78-3(PL)およびB67-99(P) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B78-2(RL)およびB67-79(R) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B78-8(NL)およびB67-97(N) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B78-7(DL)およびB67-81(D) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B78-5(2L)およびB67-98(B) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B78-4(B)およびB67-63(NSW) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

  1. ニュートラルスタート スイッチASSYのコネクターB78を接続する。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順10エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順11GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了