DTC    P0560/96    バッテリ異常

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回路説明


  1. IG OFF時でも、エンジンコントロール コンピュータのBATT端子にはバッテリ電源が供給される。これはダイアグコード記憶、フリーズフレームデータ記憶等に使用されている。BATT端子系統に異常が発生した場合、エンジンコントロール コンピュータはダイアグコードを出力する。


ダイアグコード
SAE/TCCS
P0560/96
DTC検出条件
診断条件
常時
異常状態
BATT端子系統の断線または短絡
異常期間
3秒以上
トリップ数
1トリップ
検出方法
常時モニター
検出に使用するセンサ/構成部品
エンジンコントロール コンピュータ
不具合箇所
  1. バッテリ
  2. ワイヤハーネスまたはコネクター
  3. エンジンコントロール コンピュータ


回路図



A332007J01



機能説明


検出概要
BATT端子系統に不具合が発生した場合、エンジンコントロール コンピュータは次回のエンジン始動時にチェックエンジンウォーニングランプを点灯し、ダイアグコードを記憶する。

確認走行
確認走行を行うことにより、ダイアグコードの再現確認をすることができる。
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. IG ONにする。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
  5. IG OFFにして、30秒間待機する。
  6. IG ONにして、5秒以上待機する。
  7. GTSをONにする。
  8. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。

    □ 参 考 □
    1. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力する場合は、システムに異常がある。
    2. ダイアグコード(現在ダイアグコードおよび仮ダイアグコード)が出力しない場合は、以下に進む。

  9. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。: パワートレイン / エンジン / 作業サポート / ダイアグ判定結果確認
  10. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  11. 判定結果を確認する。

    表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロール コンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
  12. 判定結果が判定中または判定不可の場合は、再度確認走行を実施し、判定結果を確認する。


点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


□ 参 考 □
  1. GTSを使用してフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
  2. ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。


手順1バッテリ単体点検
  1. バッテリの単体点検を実施する。(要領は参照)



NG
バッテリ充電または交換
OK


手順2バッテリターミナル点検
  1. バッテリターミナルの接続状態を点検する。(要領は参照)



NG
バッテリターミナル修理または交換
OK


手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロール コンピュータ - バッテリ)


    A255690J15
  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターを切り離す。

  1. 車両側コネクターの電圧を測定する。(端子配列は参照)

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    A54-1(BATT) - ボデーアース
    常時
    11 to 14V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロール コンピュータ接続コネクター)



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4ダイアグコード消去
  1. DLC3にGTSを接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSをONにする。

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにして、30秒間待機する。


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手順5作動確認運転実施
  1. 確認走行を行う。(機能説明の確認走行を参照)

  1. GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果 
    結果
    飛び先
    P0560/96が出力される
    A
    ダイアグコードが出力されない
    B



B
常時発生しない問題の点検 (要領は 参照)
A

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)