DTC    P0560/96    バッテリ異常

準備品一覧


回路説明


  1. IG OFF時でも、エンジンコントロールコンピュータのBATT端子にはバッテリ電源が供給され、ダイアグコード記憶、フリーズフレームデータ記憶等に使用されている。BATT端子系統に異常が発生した場合、エンジンコントロールコンピュータはダイアグコードを検出する。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0560/96
  1. 常時
  2. BATT端子系統の断線または短絡
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ
  1. バッテリ
  2. ワイヤハーネスおよびコネクター
  3. エンジンコントロールコンピュータ


回路図



A236771J01



点検手順


■ 注 意 ■
トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。


手順1ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - バッテリ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。



    A236772J01
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB61およびE52を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。(端子配列は参照)

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E52- 3 (BATT) - B61- 7 (E1)
    常時
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)

結果
結果
飛び先
基準値外
A
基準値内
B



B
手順 4 へ
A


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンルームリレーブロック - エンジンコントロールコンピュータ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. バッテリマイナスターミナルを切り離す。



    A236773J01
  1. エンジンルームリレーブロックからEFIヒューズを取りはずす。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターE52を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    EFIヒューズホルダの2端子 - E52-3 (BATT)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    EFIヒューズホルダの2端子およびE52-3 (BATT) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 
    *1
    エンジンルームリレーブロック
    *2
    EFIヒューズ
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3バッテリ単体点検
SST
09082-00030  
  1. 液量点検

    基準
    規定範囲に液量があり、液量差がないこと



    A086946J02
  1. 比重点検

    1. 各セルのバッテリ比重を点検する。

      基準値
      1.25 to 1.29(液温20°C)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、バッテリを充電する。

  1. 電圧点検

    1. サーフェイス充電分を取り除くために、走行後エンジンを止めてからIG ON(20秒以内)にし電気装置(ヘッドライト、ブロワモータ、リヤデッフォッガ等)のスイッチをONにする。

    2. IG OFFにし、電気装置のスイッチをOFFにする。

    3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ターミナル間のバッテリ電圧を測定する。

      基準値
      1.25 to 1.29(液温20°C)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、バッテリを充電する。

    4. クランキング時のバッテリ電圧値を測定する。

      電圧値
      約9.6V以上



NG
バッテリ交換
OK

電源回路点検 

手順4バッテリ単体点検
SST
09082-00030  
  1. 液量点検

    基準
    規定範囲に液量があり、液量差がないこと



    A086946J02
  1. 比重点検

    1. 各セルのバッテリ比重を点検する。

      基準値
      1.25 to 1.29(液温20°C)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、バッテリを充電する。

  1. 電圧点検

    1. サーフェイス充電分を取り除くために、走行後エンジンを止めてからIG ON(20秒以内)にし電気装置(ヘッドライト、ブロワモータ、リヤデッフォッガ等)のスイッチをONにする。

    2. IG OFFにし、電気装置のスイッチをOFFにする。

    3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ターミナル間のバッテリ電圧を測定する。

      基準値
      1.25 to 1.29(液温20°C)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、バッテリを充電する。

    4. クランキング時のバッテリ電圧値を測定する。

      電圧値
      約9.6V以上



NG
バッテリ交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)