DTC    P0842/C8    ベルト挟圧力センサ系統(Low)

DTC    P0843/C8    ベルト挟圧力センサ系統(High)

準備品一覧


機能説明


エンジンコントロール コンピュータはオイルプレッシャ センサが検出するベルト挟圧力の信号により、ベルト挟圧力の学習制御を行う。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0842/C8
  1. エンジンを始動して2秒経過後
  2. オイルプレッシャ センサ回路の短絡
  3. 0.5秒以上連続して検出
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(オイルプレッシャ センサ信号系統)
  2. オイルプレッシャ センサ
  3. エンジンコントロール コンピュータ
P0843/C8
  1. エンジンを始動して2秒経過後
  2. オイルプレッシャ センサ回路の断線
  3. 0.5秒以上連続して検出
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(オイルプレッシャ センサ信号系統)
  2. オイルプレッシャ センサ
  3. エンジンコントロール コンピュータ


回路図



C309767J01



点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1GTSデータ読み取り(エンジン回転数/AT油圧)

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT(50 to 100°C)で行う。
  3. エアコンはOFF状態で行う。
  4. 5秒以上連続して行わない。
  5. タイヤが空転しないように、アスファルト上などのμ(摩擦係数)が高い場所で行う。

  1. パーキングブレーキを作用させ、輪止めをする。

  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. GTSを使用して、画面表示に従い[アクティブテスト]-[TC端子ON]を選択し、[データモニタ]-[AT油圧]および[エンジン回転数]を表示する。

  1. アクティブテストを実行(TC端子ON状態)し、左足でブレーキペダルを強く踏み、アイドル回転数(Nポジション)および、ストール回転時(Dポジション)における油圧を点検する。

    [システム選択メニュー:パワートレイン→エンジン→データモニタ]

    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    (異常時の点検項目)
    エンジン回転数
    エンジン回転数を表す/
    表示範囲: 0 to 16384 rpm
    0 rpm: エンジン停止時(IG ON)
    NE信号
    大きな変動がない: 一定車速走行時
    AT油圧
    CVT油圧を表す/
    表示範囲: -64.000 to 64.000 MPa
    0.200 to 0.800 MPa:
    シフトレバー位置Nポジションアイドル回転時
    PTO信号
    4.000 to 5.000 MPa:
    シフトレバー位置Dポジションストール時

    □ 参 考 □
    シフトレバー位置Dポジションストール時、エンジン回転数2400±400 rpm

    結果 
    結果
    飛び先
    データモニタの値が標準値外
    A
    データモニタの値が標準値内
    B



B
手順 6 へ
A


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オイルプレッシャ センサ - エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. オイルプレッシャ センサのコネクターB71を切り離す。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B71-1(E2) - B67-121(EPTO)
    常時
    1 Ω未満
    B71-2(PTO) - B67-89(PTO)
    常時
    1 Ω未満
    B71-3(VC) - B67-120(VCPT)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B71-1(E2)およびB67-121(EPTO) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B71-2(PTO)およびB67-89(PTO) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B71-3(VC)およびB67-120(VCPT) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3エンジンコントロール コンピュータ点検(VCPT電源)
C125747J29

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. IG ONにする。

  1. 下表に従って、端子間の電圧値を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B71-3(VC) - B71-1(E2)
    IG ON
    4.75 to 5.25 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (オイルプレッシャ センサ接続コネクター)

  1. IG OFFにする。

  1. オイルプレッシャ センサのコネクターB71を接続する。



NG
手順 6 へ
OK


手順4オイルプレッシャ センサ交換
  1. オイルプレッシャ センサを交換する。(要領は参照)


次へ


手順5GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。


次へ

完了 

手順6エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順7GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。


次へ

完了