DTC    P0715/37    タービン回転数センサ系統

DTC    P0717/37    回転数センサ系統

準備品一覧


機能説明


トランスアクスルインプット回転数は、コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY に取り付けられたタービン回転数センサ(トランスミッション レボリューション センサ (NT))からエンジンコントロール コンピュータに信号として入力され、 ロックアップ係合圧制御、前後進クラッチ圧制御を行う。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0715/37
  1. トランスミッション レボリューション センサ (NT)異常を検出していない
  2. トランスミッション レボリューション センサ (NT)電圧0.1 V以下または1.9 V越える
  3. 2秒以上継続
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(NTセンサ信号系統)
  2. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(トランスミッション レボリューション センサ (NT))
  3. エンジンコントロール コンピュータ
P0717/37
  1. Dポジションで出力軸回転数が300 rpm以上(車速約7 km/h以上)、トランスミッションレボリューションセンサ(NOUT)回転数が1100 rpm以上かつソレノイドSC OFF又はソレノイドSL ON中かつトランスミッション選択S/W、トランスミッション レボリューション センサ (NT)、ソレノイドSC、SL、SLP、SLSが異常の検出をしていない
  2. トランスミッション レボリューション センサ (NT)の回転数が300 rpm未満
  3. 2秒以上継続
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(NTセンサ信号系統)
  2. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(トランスミッション レボリューション センサ (NT))
  3. エンジンコントロール コンピュータ


回路図



C310562J01



点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1GTSデータ読み取り(タービン回転数/NTセンサ電圧)
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSを使用して、画面表示に従って[データモニタ]画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    [システム選択メニュー:パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    タービン回転数
    タービン回転数を表す/
    表示範囲: 0 to 12750 rpm
    エンジン回転数とほぼ同じ: エンジンアイドル回転時(シフトレバー位置PまたはNポジションで停車時)
    NT信号
    0 rpm: シフトレバー位置Dポジションで停車時
    エンジン回転数と同じ: ロックアップ作動時
    NTセンサ電圧
    NTセンサの出力パルス電圧を表す/
    表示範囲: 0.000 to 5.000 V
    0.600 to 1.500 V: エンジンアイドル回転数(シフトレバー位置PまたはNポジションで停車時)
    NT信号
    結果 
    結果
    飛び先
    データモニタの値が標準値外
    A
    データモニタの値が標準値内
    B



B
手順 6 へ
A


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY - エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤーハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSYのコネクターB88を切り離す。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B88-8(NTO) - B67-125(NTO)
    常時
    1 Ω未満
    B88-2(NTB) - B67-126(NTB)
    常時
    1 Ω未満
    B67-16(E1) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B88-8(NTO)およびB67-125(NTO) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B88-2(NTB)およびB67-126(NTB) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3エンジンコントロール コンピュータ点検(回路点検)
C265778J05
  1. 下表に従って、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B88-2(NTB) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(トランスミッションワイヤ)接続コネクター)

  1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSYのコネクターB88を接続する。



    C266347J03
  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B67-125(NTO) - B67-16(E1)
    常時
    99 to 101 Ω

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (エンジンコントロール コンピュータ)

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
手順 6 へ
OK


手順4コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY交換
  1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSYを交換する。(要領は参照)


次へ


手順5GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了 

手順6エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順7GTS(Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了