CAN通信システム    EPS ECU通信途絶モード

準備品一覧


機能説明



診断項目
症状
疑わしい箇所
EPS ECU通信途絶モード
どちらかの項目に当てはまる場合
  1. GTSの‘バス診断’画面に‘電動パワステ’が検出されない(要領は参照)
  2. ダイアグコード組み合わせ表の‘EPS ECU通信途絶モード’にあてはまる(要領は参照)
  1. パワーステアリングコンピュータASSY支線断線またはコネクター
  2. パワーステアリングコンピュータASSY電源系統異常
  3. パワーステアリングコンピュータASSY内部異常


回路図



C309652J01



点検手順


■ 注 意 ■
  1. CANバスの抵抗値を測定する場合はIG OFF後、キー操作、スイッチ操作、ドア開閉をせずに1分以上放置してからバッテリを切り離し、再度1分以上経過してから抵抗値を測定する。
  2. CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は必ず「トラブルシュートの進め方」からトラブルシュートを行う。(要領は参照)
  3. 修理完了後、DTC確認手順を実行して、DTCが出力されていないかを確認する。
    DTC確認手順:IG ONにして、5.34秒以上待機し、車速20km/h以上で7秒以上走行。
  4. 修理完了後、CANバス接続ECU確認を行い、CAN通信に接続されているECUおよびセンサが全て表示されていることを確認する。(要領は参照)
  5. IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)


□ 参 考 □
  1. 各コネクターを点検する際、コネクターを切り離す前にコネクターケースを接続方向に押し、かん合のゆるみ、抜けが発生していないことを確認する。
  2. コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する。


手順1CANバス支線断線点検(パワーステアリングコンピュータASSY支線)
  1. バッテリマイナスターミナルを切り離す。



    C251167J10
  1. パワーステアリングコンピュータASSYのコネクターE67およびA51を切り離す。

  1. 下表に従って抵抗を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E67-7(CANH) - E67-8(CANL)
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    54 to 69 Ω

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (パワーステアリングコンピュータASSY)



NG
CANバス支線またはコネクター修理または交換
OK


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ECU電源系統)


    C240535J07
  1. 下表に従って抵抗を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    A51-2(PGND) - ボデーアース
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    1 Ω未満

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (パワーステアリングコンピュータASSY)

  1. バッテリマイナスターミナルを接続する。



    C251167J11
  1. 下表に従って電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    E67-1(IG) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (パワーステアリングコンピュータASSY)



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は 参照)