ブレーキ  機能点検

準備品一覧



1. ブレーキブースタ簡易点検
  1. ブレーキブースタ気密機能点検

    1. エンジンを始動させ、1 to 2分間アイドリングして停止する。

    2. 通常にブレーキを使用する程度の踏力でブレーキペダルを数回踏み、ブレーキペダル高さの変化を点検する。

      基準
      1回目に踏んだときより2回、3回踏んだときのブレーキペダルの高さが高くなる(1回目と2回目、2回目と3回目の間隔は5秒以上)

  2. ブレーキブースタ作動点検

    1. エンジンを停止したまま同じ程度の踏力で数回ブレーキペダルを踏み込み、ブレーキペダルの高さが変化しないことを点検する。

    2. ブレーキペダルを踏んだままエンジンを始動して、ブレーキペダルの高さの変化を点検する。

      基準
      ブレーキペダルを踏んだ状態でエンジン始動すると、ブレーキペダルが少し奥へ入る

  3. ブレーキブースタ負荷気密機能点検

    1. エンジン回転中にブレーキペダルを踏み込み、その状態でエンジンを停止して30秒間保持し、ブレーキペダルの高さの変化を点検する。

      基準
      ペダルの高さに変化がない



2. ブレーキブースタ機能点検


  1. 点検前準備


    C264328J01


    イラスト内指示文字 
    *1
    SST(LSPVゲージ)
    *2
    SST(No.1ニップル)
    *3
    マイティバック(負圧計として使用)
    *4
    踏力計
    *5
    バキュームアダプタ#2
    *6
    ブレーキバキュームチェックバルブASSY
    *7
    バキュームアダプタ#1
    -
    -

    1. フロントディスクブレーキシリンダのブリーダプラグを取りはずし、SST(LSPVゲージ)をSST(No.1ニップル)を介して取り付ける。

      SST
      09709-29018   (09709-00060)

    2. SST(LSPVゲージ)のエア抜きを行う。

    3. ブレーキバキュームチェックバルブASSYをブレーキブースタASSYから取りはずす。

    4. ブレーキバキュームチェックバルブASSYにバキュームアダプタ#1を取り付け、3ウエイを介してマイティバックを取り付ける。

      □ 参 考 □
      マイティバックを負圧計として使用する。

    5. 3ウエイのもう一方に同径のバキュームホースとバキュームアダプタ#2を接続して、ブレーキブースタASSYに取り付ける。

    6. ブレーキペダルに踏力計を取り付ける。

  2. 気密機能点検

    1. エンジンを始動して、負圧66.7kPa{500mmHg}でエンジン停止し、負圧の変化を点検する。

      基準
      15秒間の負圧の低下がない

  3. 負荷気密機能点検

    1. エンジンを始動してブレーキペダルを踏力196N{20kgf}で踏み、負圧66.7kPa{500mmHg}でエンジン停止して負圧の変化を点検する。

      基準
      15秒間の負圧の低下が3.3kPa{25mmHg}以内

  4. 無倍力作動点検

    1. エンジンを停止してブレーキペダルを数回操作し、負圧がない状態での各踏力の液圧を点検する。

      基準値

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      200{20.4}
      0.4 to 1.2{4.1 to 12.2}
      300{30.6}
      1.1 to 1.9{11.3 to 19.3}

  5. 倍力作動点検

    1. エンジンを始動し、ブレーキブースタASSY内の負圧が各状態の時、各踏力での液圧を点検する。

      基準値(負圧66.7kPa{500mmHg}時)

      踏力[N{kgf}]
      液圧[MPa{kgf/cm2}]
      50{5.1}
      2.8 to 3.6{28.6 to 36.7}
      100{10.2}
      6.1 to 6.9{62.3 to 70.3}
      150{15.3}
      7.3 to 8.1{74.5 to 82.5}
      200{20.4}
      7.7 to 8.5{78.6 to 86.6}

      □ 参 考 □
      ブレーキブースタASSY不良の場合は、ブレーキバキュームチェックバルブASSYを点検し、ブレーキバキュームチェックバルブASSYに異常がない場合は、ブレーキブースタASSYを交換する。

  6. 踏力計およびマイティバックをはずし、ブレーキバキュームチェックバルブASSYをブレーキブースタASSYに取り付ける。

  7. SST(LSPVゲージ)およびSST(No.1ニップル)を取りはずし、ブリーダプラグをフロントブレーキシリンダーに取り付け、ブレーキ系統エア抜きを行う。(要領は参照)



3. ブレーキ バキュームチェック バルブASSY点検
  1. クリップをずらし、バキュームホースを切り離す。

  2. ブレーキブースタASSYからブレーキバキュームチェックバルブASSYを取りはずす。

  3. チェックバルブグロメットをブレーキブースタASSYから取りはずす。



  4. C233649J01
  5. ブレーキブースタASSY側からエンジン側に通気があることを、また、エンジン側からブレーキブースタASSY側に通気がないことを点検する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    通気あり
    *b
    通気なし

    □ 参 考 □
    不良の場合は、ブレーキバキュームチェックバルブASSYを交換する。

  6. 新品のチェックバルブグロメットをブレーキブースタASSYに取り付ける。



  7. C236325J02
  8. ブレーキバキュームチェックバルブASSYを図の位置になるようにブレーキブースタASSYに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    30°±20°

  9. クリップで、バキュームホースをブレーキバキュームチェックバルブASSYに接続する。