DTC    P2767/61    プライマリシーブ回転数センサ系統

準備品一覧


機能説明


エンジンコントロール コンピュータはトランスミッション レボリューション センサ (NIN)からの信号により、入力軸回転数を検出し、変速制御を行う。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P2767/61
  1. シフトレバー位置Dで出力軸回転数300 rpm以上(車速約7 km/h以上)で走行中
  2. プライマリープーリー回転数センサの回転数が300 rpm未満
  3. 2秒以上連続
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(NINセンサ信号系統)
  2. トランスミッション レボリューション センサ (NIN)
  3. エンジンコントロール コンピュータ


回路図



C264293J10



点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1GTSデータ読み取り(プライマリープーリー回転数)
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSを使用して、画面表示に従って[データモニタ]画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    [システム選択メニュー: パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    (異常時の点検項目)
    エンジン回転数
    エンジン回転数を表す/
    表示範囲: 0 to 16384 rpm
    0 rpm: エンジン停止時(IG ON)
    NE信号
    大きな変動がない: 一定車速走行時
    プライマリープーリー回転数
    プライマリープーリー回転数を表す/
    表示範囲: 0 to 12750 rpm
    停車時: 0 rpm
    NIN信号
    ロックアップON: エンジン回転数と同じ
    ロックアップ状態
    ロックアップ作動中を表す/
    表示範囲: ON-OFF
    ON: ロックアップ作動中
    OFF: ロックアップ非作動時
    VPA電圧
    NT信号
    NOUT信号
    SPD信号
    DSU信号
    SLT信号

    基準
    走行中のプライマリープーリー回転数の値が標準値内である

結果 
結果
飛び先
データモニタの値が標準値外
A
データモニタの値が標準値内
B


B
手順 4 へ
A


手順2トランスミッション レボリューション センサ (NIN)単体点検


    C221276J11
  1. トランスミッション レボリューション センサ (NIN)のコネクターB72を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B72-1 - B72-2
    20°C
    560 to 680 Ω

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (トランスミッション レボリューション センサ (NIN))

  1. トランスミッション レボリューション センサ (NIN)のコネクターB72を接続する。



NG
トランスミッション レボリューション センサ (NIN)交換 (要領は 参照)
OK


手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(トランスミッション レボリューション センサ (NIN)-エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検基準
    基準値
    B67-127(NIN+) - B67-128(NIN-)
    20°C
    560 to 680 Ω
    B67-127(NIN+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ 以上
    B67-128(NIN-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ 以上

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順5GTS(AT/CVT学習値初期化 、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。


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完了