DTC    P0712/38    油温センサ系統(Low)

DTC    P0713/38    油温センサ系統(High)

準備品一覧


機能説明


コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY内に取り付けられた油温センサは、トランスアクスル油圧制御回路内の油温を検出し、エンジンコントロール コンピュータへ油温に応じた信号を出力している。油温センサに異常が発生した場合は、フェイルセーフ機能として、ロックアップ制御を中止する。


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0712/38
  1. 常時
  2. 油温センサ回路の短絡
  3. 0.5秒以上継続
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(油温センサ信号系統)
  2. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(油温センサ)
  3. エンジンコントロール コンピュータ
P0713/38
  1. エンジン始動後10秒以上経過後
    (エンジン始動時のエンジン冷却水温および吸入空気温が-29.375°Cより高い場合)
  2. 油温センサ回路の断線
  3. 0.5秒以上継続
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター(油温センサ信号系統)
  2. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(油温センサ)
  3. エンジンコントロール コンピュータ
  1. エンジン始動後15分以上経過後
    (エンジン始動時のエンジン冷却水温または吸入空気温が-29.375°C以下の場合)
  2. 油温センサ回路の断線
  3. 0.5秒以上継続
  4. 1トリップ


回路図


回路図は参照。


点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY(油温センサ)単体点検


    C264597J28
  1. トランスミッションワイヤのコネクターB88を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B88-1(THO) - B88-7(E2)
    常時
    79 Ω to 156 kΩ
    B88-1(THO)およびB88-7(E2)
    - 他の端子間 およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 
    *a
    コネクター非接続状態
    (コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY)

    □ 参 考 □
    抵抗が下記表の油温の範囲から外れている場合は、車両の操縦性が低下する恐れがある。
    油温
    基準値
    10°C
    5 to 8 kΩ
    25°C
    2.5 to 4.5 kΩ
    110°C
    0.22 to 0.28 kΩ

  1. トランスミッションワイヤのコネクターB88を接続する。



NG
手順 5 へ
OK


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY[トランスミッションワイヤ] - エンジンコントロール コンピュータ)

□ 参 考 □
ワイヤーハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を切り離す。

  1. 下表に従って、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B67-95(THO1) - B67-96(ETHO)
    常時
    79 Ω to 156 kΩ
    B67-95(THO1) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    B67-96(ETHO) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

  1. エンジンコントロール コンピュータのコネクターB67を接続する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3エンジンコントロール コンピュータ交換
  1. エンジンコントロール コンピュータを交換する。(要領は参照)


次へ


手順4GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了 

手順5コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY交換
  1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSYを交換する。(要領は参照)


次へ


手順6GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。(要領は参照)


次へ

完了