CVTシステム[Super CVT-i](K411)  機能点検

準備品一覧



1. タイムラグ点検

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT油温(50 to 100°C)で行う。
  3. エアコンはOFF状態で行う。

  1. パーキングブレーキを作用させ、輪止めをする。

  2. エンジンを始動する。

  3. ブレーキペダルを踏みながら、アイドル回転でNポジションからDポジションまたはRポジションにシフトし、軽いショックがあるまでの時間を測定する。

    基準値
    N→Dポジション 1.0秒以下
    N→Rポジション 1.2秒以下

    ■ 注 意 ■
    1. 測定は数回行い、平均値をとる。
    2. 連続して測定するときは、1分間の間隔をおく。



2. ストール回転数点検

■ 警 告 ■
ストール回転数点検実施時は、車両が飛びなさないように注意する。

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT油温(50 to 100°C)で行う。
  3. エアコンはOFF状態で行う。
  4. 5秒以上連続して行わない。
  5. タイヤが空転しないように、アスファルト上などのμ(摩擦係数)が高い場所で行う。

  1. パーキングブレーキを作用させ、輪止めをする。

  2. GTSを使用して、画面表示に従い[システム選択メニュー/パワートレイン/エンジン]→[アクティブテスト]→[TC端子ON]を選択し、[データモニタ]→[AT油温1]および[エンジン回転数]を選択する。

    1. AT油温1(CVT油温)が50°Cから100°Cの範囲内にあることを確認する。

  3. 左足でブレーキペダルを強く踏み、シフトレバーをDにし、右足でアクセルペダルをいっぱいに踏み込んだ時のデータモニタ[エンジン回転数]をすばやく読み取る。

    基準値
    2300±400 rpm



3. 油圧点検

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT油温(50 to 100°C)で行う。
  3. エアコンはOFF状態で行う。
  4. 5秒以上連続して行わない。
  5. タイヤが空転しないように、アスファルト上などのμ(摩擦係数)が高い場所で行う。

  1. パーキングブレーキを作用させ、輪止めをする。

  2. GTSを使用して、画面表示に従い[システム選択メニュー/パワートレイン/エンジン]→[アクティブテスト]→[TC端子ON]を選択し、[データモニタ]→[AT油温1]、[AT油圧]および[エンジン回転数]を選択する。

    1. AT油温1(CVT油温)が50°Cから100°Cの範囲内にあることを確認する。

  3. 左足でブレーキペダルを強く踏み、DポジションまたはRポジションにシフトし、ストール回転時における油圧を点検する。

    基準値

    ベルト挟圧 
    シフトレバー位置
    ストール時 油圧[MPa{kgf/cm2} ]
    ストール時 エンジン回転数[rpm]
    Dポジション
    4.2 to 6.7
    {42.8 to 68.3}
    2300±400
    Rポジション
    4.2 to 7.0
    {42.8 to 71.4}

    □ 参 考 □
    1. 油圧が最大または最小になる場合は、各種ソレノイドバルブ、レギュレータバルブまたはモジュレータバルブに異常があると考えられる。
    2. ストール回転の下限値はエンジンの状態により表内の値を外れる場合がある。



4. 変速表

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT油温(50 to 100°C)で行う。
  3. 電気負荷なし、エアコンOFF時およびブレーキOFF時の状態で行う。

□ 参 考 □
  1. CVT油温40℃以下かつ車速60 km/h以下、あるいはCVT油温5°C以下の時にはロックアップ制御はしない。
  2. エンジン冷却液温30℃以下の時にはロックアップ制御はしない。
  3. 電気負荷、エアコン、ブレーキのON·OFF状態によりロックアップOFF車速は変化する。


基準値

シフトレバー位置
[エンジン回転数]
スロットルバルブ開度(車速)
100%
一定開度時
キックダウン
(40 km/h)
(70 km/h)
(100 km/h)
(40 km/h)
(70 km/h)
(100 km/h)
(70 km/h)
Dポジション
[rpm]
4400 to 5400
4900 to 5500
5200 to 5900
800 to 1200
1500 to 1900
2100 to 2600
3000以上
Sポジション
[rpm]
4400 to 5400
4900 to 5500
5200 to 5900
2600 to 3100
3400 to 4000
4000 to 4600
3000以上
Bポジション
[rpm]
4400 to 5400
4900 to 5500
5200 to 5900
3600 to 4100
4700 to 5300
5100 to 5700
3000以上


ロックアップ 
シフトレバー位置
[車速]
ロックアップ制御(スロットル開度)
ロックアップON(5%)
ロックアップOFF(0%)
Dポジション
[km/h]
5 to 30
5 to 35


5. 走行テスト

■ 警 告 ■
道路の安全をよく確認して行う。

■ 注 意 ■
  1. 必ずエンジンの点検および調整を行った後に実施する。
  2. 通常走行状態のCVT油温(50 to 100°C)で行う。
  3. エアコンはOFF状態で行う。


走行テスト一覧 
点検項目
点検および確認要領
トランスミッションコントロールスイッチの作動
車両停車時、シフトレバーをD←→Sと操作し、メータ表示がD←→Sと切り替わることを点検する。
Dポジション変速機能
通常走行において、変速することを点検する。
Pポジションの作動
車両を坂路(約5°以上)に停止し、Pポジションにてパーキングブレーキを作用させ、パーキングブレーキを解除したとき、車両が動かないことを点検する。
異音、振動
走行時および変速時の異音、振動を点検する。
油漏れ
走行テスト後、各部に油漏れがないことを確認する。