DTC    P1585/C1    加速度センサ系統

準備品一覧


機能説明


エンジンコントロール コンピュータは、ヨーレートセンサ(エアバッグ コンピュータASSYに内蔵)からの信号により、車両の勾配を検出しニュートラル制御に使用している。エンジンコントロール コンピュータは、ブレーキ アクチュエータASSY(スキッドコントロールコンピュータ)からの異常信号により、加速度センサの異常を検出した場合、フェイルセーフ機能としてニュートラル制御を中止する。

□ 参 考 □
  1. ブレーキ アクチュエータASSY(スキッドコントロールコンピュータ)は、ヨーレートセンサ(エアバッグ コンピュータASSYに内蔵)の信号から入力した車両の勾配情報をCAN通信にて、エンジンコントロール コンピュータへ送信している。
  2. CAN通信線異常のコードが出力している場合は、先にCAN通信異常のトラブルシュートを行う。



DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P1585/C1
  1. IG ON後
  2. ヨーレートセンサの出力値が-1.5 G以下または1.5 G以上の状態が1.2秒以上継続
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ
  1. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. ブレーキ アクチュエータASSY(スキッドコントロールコンピュータ)
  3. CAN通信システム
  1. IG ON後
  2. ヨーレートセンサの電源電圧が4.4 V以下または5.6 V以上の状態が1.2秒以上継続
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ
  1. IG ON後
  2. ヨーレートセンサ信号の瞬断が7回以上継続
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ
  1. IG ON後
  2. 車両停止状態でヨーレートセンサのGL1、GL2の差が0.6 G以上になった後、0.4 G未満にならない状態が60秒以上継続
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ
  1. IG ON後
  2. 車速3 km/h以上でヨーレートセンサ電源異常状態の信号を10秒以上受信
  3. 3秒以上
  4. 1トリップ


回路図



C264292J06



点検手順


□ 参 考 □
GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、その情報がトラブルシュートする際に役立つ。


手順1CAN通信システム点検
  1. GTSをDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. GTSを使用して、[システム選択メニュー]→[バス診断]によりダイアグコードを確認する。
    結果 
    結果
    飛び先
    異常コードが出力されない
    A
    異常コードが出力される
    B



B
CAN通信システムへ (要領は 参照)
A


手順2GTSデータ読み取り(加速度センサ電圧)
  1. GTSを使用して、画面表示に従って[データモニタ]画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    [システム選択メニュー: パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    (異常時の点検項目)
    加速度センサ電圧
    加速度センサ出力の電圧換算値を示す/
    表示範囲: 0 to 80.000 V
    2.310 to 2.690 V: 車両水平時
    ヨーレートセンサ出力異常
    1.880 to 2.500 V: 減速時
    2.500 to 3.110 V: 加速時
    1.870 V固定: Gセンサ異常時
    1.870 V固定: 通信異常時
    CAN通信

結果 
結果
飛び先
データモニタの値が標準値内
A
データモニタの値が標準値外
B


B
手順 3 へ
A

ブレーキ アクチュエータASSY(スキッドコントロールコンピュータ)交換 (要領は 参照)  

手順3エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレート センサ)交換
  1. エアバッグ コンピュータASSY (ヨーレート センサ)を交換する。(要領は参照)


次へ


手順4GTS(AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習)

■ 注 意 ■
  1. AT/CVT学習値の初期化を行うと、Gセンサ0点学習値およびCVT油圧学習値がクリアされてしまうため、下記の表に記載している部品を交換した場合は、AT/CVT学習値初期化を行った後に、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習の両方を必ず実施する。
    交換部品
    1. コンティニュアスリバリアブル トランスアクスルASSY
    2. エンジンコントロール コンピュータ
    3. オイルプレッシャ センサ
    4. エアバッグ コンピュータASSY(ヨーレートセンサ)
  2. AT/CVT学習値初期化を行った後、必ず先にGセンサ0点学習を実施し、次にCVT油圧学習を実施する。
  3. 必ず車両を水平状態(斜度: 0°± 0.25°)にし、0点学習を実施する。
  4. 0点学習実施中は、車両に振動を与えない。

  1. GTSを使用して、AT/CVT学習値初期化、Gセンサ0点学習およびCVT油圧学習を行う。(要領は参照)

  1. 再度ダイアグコードの確認を行う。


次へ

完了