ECU制御システムのトラブルシューティングの方法  不具合症状確認とDTC点検




□ 参 考 □
診断システムには様々な機能がある。ECUへの信号回路内で不具合が発生するとECUメモリーにコードで記憶し、トラブルシューティング時に、ダイアグコードとして出力される。この診断機能を駆使し、不具合が起きている範囲を素早く絞り込み、トラブルシューティングを効果的に行うことができるように、下記のシステムに診断機能が組み込まれている。

システム
ダイアグコードチェック
(ノーマルモード)
ダイアグコードチェック
(テストモード/チェックモード)
アクティブテスト
EFIシステム(1NZ-FE·2NZ-FE)
○
○
○
ECDシステム(1ND-TV)
○
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○
EBD付きABSシステム
○
○
○
電子制御式オートマチックトランスアクスル[ECT]
○
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○
SRSエアバッグ&プリテンショナー付きシートベルトシステム
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“ワイドマルチAVステーションⅡ”システム
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ダイアグコード点検では、ダイアグコードにより示されている不具合がまだ発生しているのか、過去に発生したが今は正常に戻っているのかを判断することが大変重要である。また、ダイアグコードにより示されている不具合が不具合現象に直接関係があるのかどうかを不具合現象点検で確認することが必要になる。

この理由から、現在の状況を判断するためにダイアグコードを不具合現象の確認前後に点検することが必要である。これを怠ると、場合によっては正常な作動システムにも関わらず不必要なトラブルシューティングを行うことになり、不具合がどこにあるのか見つけるのが困難になり、不具合に関係ない修理を行うことになる。そのため、常に正しい作業手順でダイアグコードを点検する必要がある。

□ 参 考 □
  1. 下記にダイアグコード点検を使用したトラブルシューティングがどのように進むかをフローチャートで示す。
  2. このフローチャートはダイアグコード点検を効果的に活用する方法を示しており、結果をよく点検することにより、ダイアグコードのトラブルシューティングまたは不具合現象一覧表のトラブルシューティングへと進む方法を示している。




手順1不具合指摘(問診)






    手順2ダイアグコード確認

      A
      ダイアグコードなし
      B
      ダイアグコードあり


    A.
    手順6へ
    B


    手順3ダイアグコードおよびフリーズフレームデータ保存






      手順4ダイアグコードおよびフリーズフレームデータ消去






        手順5走行テスト、ダイアグコード確認

          A
          正常なコードの表示
          B
          ダイアグコード表示


        A.
        不具合シミュレーション方法を用いたシミュレーションテスト実施
        B

        ダイアグコード別フローにてトラブルシューティングを実施


        手順6不具合現象の確認

        1. 問診結果およびECUデータモニターを活用し、不具合かそうでないかの判定を行う。



        OK.
        システム正常
        NG

        症状別フローにてトラブルシューティング実施