DTC    P0110/24    吸気温センサ系統

DTC    P0112/24    吸気温センサ系統(Low)

DTC    P0113/24    吸気温センサ系統(High)

準備品一覧


回路説明


インレットエアテンパラチャセンサは、インテークエアフロー メータSUB-ASSY内に設けてあり、吸入空気温度を感知する。インレットエアテンパラチャセンサ内に組み込まれているサーミスタは、吸入空気温度の変化に伴い抵抗値が変化する。吸入空気温度が低ければ低いほどサーミスタの抵抗値は大きくなり、逆に高ければ高いほど抵抗値は小さくなる。インレットエアテンパラチャセンサは、エンジンコントロールコンピュータと接続されており、エンジンコントロールコンピユータのTHA端子から抵抗Rを経由して5Vの電源電圧が供給される。つまり、抵抗Rとインレットエアテンパラチャセンサは直列で接続されているので、抵抗値は吸入空気温度の変化に伴い変化し、THAターミナルの電位もまた変化する。この信号を基にエンジンコントロールコンピュータは冷間時に燃料噴射量を増やし、ドライバビリティを向上させる。

A032255J20


DTC No.
SAE/TCCS
DTC検出条件
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
  4. その他
点検部位
P0110/24
  1. IG ON
  2. インレットエアテンパラチャセンサ回路の断線または短絡
  3. 0.5秒以上
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. インテークエアフロー メータSUB-ASSY
  3. エンジンコントロールコンピユータ
P0112/24
  1. IG ON
  2. インレットエアテンパラチャセンサ回路の短絡
  3. 0.5秒以上
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. インテークエアフロー メータSUB-ASSY
  3. エンジンコントロールコンピユータ
P0113/24
  1. IG ON
  2. インレットエアテンパラチャセンサ回路の断線
  3. 0.5秒以上
  4. 1トリップ
  1. ワイヤハーネスおよびコネクター
  2. インテークエアフロー メータSUB-ASSY
  3. エンジンコントロールコンピユータ


回路図



A215117J12



点検手順


□ 参 考 □
  1. DTC P0110/24(吸気温センサ系統)、P0115/22(水温センサ系統)、P0120/41(スロットルセンサ系統)、P0550/75(PS圧力センサ系統)が連続して出力されるなら、E2等(アース系統)が断線している可能性がある。
  2. SST(TaSCAN)を使用してフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。


手順1TaSCANデータ読み取り(吸入空気温度)
SST
09991-70201  
  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従い、[ECUデータモニター]-[吸入空気温度]を選択する。

  1. エンジン停止状態でSST(TaSCAN)に表示される吸入空気温度を読み取る。

    結果
    結果
    飛び先
    -40°C(断線)
    A
    140°C(ショート)
    B
    センサ雰囲気温と同等
    C

    □ 参 考 □
    1. SST(TaSCAN)の表示が-40°Cの場合、断線状態である。
    2. SST(TaSCAN)の表示が140°Cの場合、ショート状態である。



B
手順 6 へ

C
常時発生しない問題の点検
A


手順2TaSCANデータ読み取り(ワイヤハーネス断線点検)
SST
09843-18040  
09991-70201  


    A162183J16
  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、インテークエアフロー メータSUB-ASSY B20-4 (THA)端子←→B20- 5 (E2)端子間を短絡する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    インテークエアフロー メータSUB-ASSY
    *2
    エンジンコントロールコンピュータ
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インテークエアフロー メータSUB-ASSY接続コネクター)

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従い、[ECUデータモニター]-[吸入空気温度]を選択する。

  1. SST(TaSCAN)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    基準値
    140°C



NG
手順 3 へ
OK

インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換 

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテークエアフロー メータSUB-ASSY点検)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。



    A148765J07
  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. IG ONにする。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B20-4 (THA) - ボデーアース
    IG ON
    4.5 to 5.5 V

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B20-5 (E2) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満

    イラスト内指示文字 
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インテークエアフロー メータSUB-ASSY接続コネクター)

    結果
    結果
    飛び先
    THA電圧が基準値外の場合
    A
    E2端子とボデーアース間が導通なしの場合
    B



B
手順 5 へ
A


手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(THA回路断線点検)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB60を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B20-4 (THA) - B60-20 (THA)
    常時
    1 Ω未満



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)  

手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E2回路断線点検)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB60を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B20-5 (E2) - B60-28 (E2)
    常時
    1 Ω未満



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)  

手順6TaSCANデータ読み取り(ワイヤーハーネス短絡点検)
SST
09991-70201  


    A162185J20
  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

  1. IG ONにする。

  1. SST(TaSCAN)の画面表示に従い、[ECUデータモニター]-[吸入空気温度]を選択する。

  1. SST(TaSCAN)に表示された吸入空気温度を読み取る。

    基準値
    -40°C
    イラスト内指示文字 
    *1
    インテークエアフロー メータSUB-ASSY
    *2
    エンジンコントロールコンピュータ



NG
手順 7 へ
OK

インテークエアフロー メータSUB-ASSY交換 

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテークエアフロー メータSUB-ASSY - エンジンコントロールコンピユータ)
SST
09082-00030  
09083-00170  

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照。

  1. インテークエアフロー メータSUB-ASSYのコネクターB20を切り離す。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB60を切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    B20-4 (THA)およびB60-20 (THA) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上
    B20-5 (E2)およびB60-28 (E2) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照)