EBD付きABS&TRC&VSC&BAシステム    ブレーキウォーニングランプ常灯

準備品一覧


機能説明


ダイアグノーシスコードが出力されない状態で、ブレーキウォーニングランプが常灯する場合の故障探求を記す。

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、CAN通信でコンビネーションメータASSY内のランプ制御を行う。


回路図



C309954J01



点検手順


■ 注 意 ■
  1. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得を実施する。(要領は参照)


手順1前点検
  1. 以下のブレーキウォーニングランプ消灯条件が成立していることを確認する。

    1. ABSウォーニングランプが消灯している。

      □ 参 考 □
      ABSウォーニングランプが常灯している場合は、先にABSウォーニングブレーキ常灯を解除する。

    2. ブレーキマスタシリンダリザーバのブレーキフルード量が十分にある。


次へ


手順2ダイアグノーシスコード出力確認(CAN通信システム)
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを点検し、CAN通信システムに異常がないことを確認する。(要領は参照)

結果 
結果
飛び先
正常
A
異常コード出力
B


B
CAN通信システム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は 参照)
A


手順3各部の接続状態点検
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターおよびワイヤハーネスを軽く上下、左右にゆすり、ブレーキウォーニングランプの点灯状態を点検する。

    基準
    ウォーニングランプの表示に変化がない



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4バッテリ点検
  1. 下表に従って電圧を測定する。

    電圧値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    バッテリ
    エンジン始動
    11 to 14V

    結果 
    結果
    飛び先
    OK
    A
    NG(1NR-FE搭載車)
    B
    NG(1NZ-FE搭載車)
    C



B
バッテリおよび充電系統修理または交換 (要領は 参照)

C
バッテリおよび充電系統修理または交換 (要領は 参照)
A


手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(IG電源系統)


    C231271J33
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。

    基準
    不具合がない

  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA53を切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。

    基準
    変形および腐食がない

  1. 下表に従って電圧を測定する。

電圧値
点検端子
点検条件
基準値
A53-34(IG1) - ボデーアース
IG ON
11 to 14V
A53-34(IG1) - A53-1(GND1)
IG ON
11 to 14V

イラスト内指示文字 
*a
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)


NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(GND系統)


    C231271J34
  1. 下表に従って抵抗を測定する。

抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
A53-1(GND1) - ボデーアース
常時
1Ω未満

イラスト内指示文字 
*a
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)


NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順7ブレーキマスタシリンダ リザーバSUB-ASSY点検(フルードレベルウォーニングスイッチ)
  1. フルードレベルが十分な状態でフルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)のコネクターA21を切り離し、ブレーキウォーニングランプの表示を確認する。

    基準
    ブレーキウォーニングランプが消灯しない

    □ 参 考 □
    ランプが消灯した場合は、フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)が内部短絡している。



NG
ブレーキマスタシリンダ リザーバSUB-ASSY交換 (要領は 参照)
OK


手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY - コンビネーションメータASSY)
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。

    基準
    不具合がない

  1. コンビネーションメータASSYのコネクターE64を切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。

    基準
    変形および腐食がない

  1. 下表に従って抵抗を測定する。

抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
A21-1(+) - E64-12(SW)
常時
1Ω未満
A21-1(+) - ボデーアース
常時
10kΩ以上
A21-2(E) - ボデーアース
常時
1Ω未満



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順9GTSデータ読み取り(ブレーキウォーニングランプ)
  1. フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)のコネクターA21を接続する。

  1. コンビネーションメータASSYのコネクターE64を接続する。

  1. GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させる。(要領は参照)

    [GTS 画面: シャシ → ABS- VSC- TRC → データモニタ] 
    項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ブレーキウォーニングランプ
    ブレーキウォーニングランプの状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF: ブレーキウォーニングランプ消灯時
    ON: ブレーキウォーニングランプ点灯時
    -

  1. データモニタの項目“ブレーキウォーニングランプ”の表示を確認する。

結果 
結果
飛び先
データモニタの項目“ブレーキウォーニングランプ”はON表示
A
データモニタの項目“ブレーキウォーニングランプ”はOFF表示
B


B
メーター&ゲージシステム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は 参照)
A

ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は 参照)