DTC    C1361    モーターフェールセーフリレーショート

DTC    C146C    ABSモーターリレー回路断線

DTC    C146D    ABSモーターリレー回路ショート

準備品一覧


機能説明


モータリレーおよびモータフェールセーフリレーはブレーキアクチュエータASSYに内蔵されている。

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、ABS、TRC、VSCまたはブレーキアシストが作動している間、ABSモータリレーをONにしてブレーキアクチュエータASSY内のポンプモータを作動させる。

モータ系統のダイアグノーシスコードを記憶した場合、モータフェールセーフリレーはモータリレーへの電源供給をカットしてフェイルセーフを行う。

バッテリまたはオルタネータの出力不足によりモータリレー電源(BM端子)への電圧がダイアグノーシスコードの検出条件より低下した場合、これらのコードを記憶する場合がある。


ダイアグコード
検出条件
不具合箇所
C1361
IG ON直後、モータフェールセーフリレーOFF時にリレー内接点ON状態が4秒以上継続
  1. ワイヤハーネスまたはコネクター
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)
C146C
  1. IG1端子電圧9.5V以上でイニシャルチェック中、または制御作動中のモータリレーON時、リレー接点OFF状態が0.12秒以上継続
  2. IG1端子電圧が9.5V未満でモータリレーON時にリレー接点ON状態にならないまま0.12秒以上経過
  1. ABS NO.1ヒューズ
  2. ワイヤハーネスまたはコネクター
  3. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)
C146D
モータリレーOFF時にリレー接点ON状態が4秒以上継続
スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)


回路図



C312509J01



点検手順


■ 注 意 ■
  1. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得を実施する。(要領は参照)


□ 参 考 □
ダイアグノーシスコードC1361、C146CおよびC146Dと同時にC1241またはC1417が検出された場合、先にC1241またはC1417のトラブルシュートを実施すること。(要領はまたは参照)


手順1ワイヤハーネスおよびコネクター点検(モータリレー電源系統)


    C231271J27
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。

    基準
    不具合がない

  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA53を切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。

    基準
    変形および腐食がない

  1. 下表に従って電圧を測定する。

電圧値
点検端子
点検条件
基準値
A53-24(BM) - ボデーアース
常時
11 to 14V

  1. 下表に従って抵抗を測定する。

抵抗値
点検端子
点検条件
基準値
A53-13(GND2) - ボデーアース
常時
1Ω未満

イラスト内指示文字 
*a
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)


NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順2ダイアグノーシスコード再確認
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA53を接続する。

  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)

  1. IG OFFにする。

  1. エンジンを始動し、走行テストを行う。

  1. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)

結果 
結果
飛び先
正常
A
C1361、C146CまたはC146D出力
B

□ 参 考 □
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)はIG ON後、ストップランプスイッチASSY OFFで車速6km/h以上が入力されると、モータリレー回路の自己診断を行う。
  2. ダイアグノーシスコードが出力されない場合、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクター、ワイヤハーネスおよびヒューズに軽く振動を与え、異常コードが出力しないことを確認する。
  3. 加振により異常コードを出力した場合は、該当箇所のコネクターまたはワイヤハーネスを点検、修理する。



B
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は 参照)
A

不具合再現テスト実施 (要領は 参照)