CAN通信システム  ダイアグノーシスシステム




  1. CAN通信採用システム(ECU、センサ)搭載状態の確認
    1. Vバス回路接続ECU、センサ


      1. エンジンコントロールコンピュータ

      2. ブレーキアクチュエータASSY

      3. コンビネーションメータASSY

      4. スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)

      5. エアバッグ コンピュータASSY

      6. エアコンディショナアンプリファイアASSY

      7. パワーステアリングコンピュータASSY

    2. CAN通信採用システム(ECU、センサ)は、型式、オプション設定により異なるため、作業車両にどのシステム(ECU、センサ)が搭載されているか確認する。


      1. GTS表示および搭載仕様

        ECU/センサ名
        GTS (バス診断)表示名
        搭載仕様
        エンジンコントロールコンピュータ
        エンジン
        全車に搭載
        ブレーキアクチュエータASSY
        ABS-VSC-TRC
        全車に搭載
        コンビネーションメータASSY
        メータ
        全車に搭載
        スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
        スパイラルケーブル、ステアリングセンサ(舵角センサ)
        全車に搭載
        エアバッグ コンピュータASSY
        エアバッグ
        全車に搭載
        エアコンディショナアンプリファイアASSY
        A/C
        全車に搭載
        パワーステアリングコンピュータASSY
        電動パワステ
        全車に搭載



    1. CANバス診断(バス診断)

      □ 参 考 □
      GTSは、正常にCAN通信へ接続されているECU、センサを表示させることができる。

      1. GTSのシステム選択画面で‘バス診断’を選択する。

      2. 画面が表示され、現在正常に接続されているECU、センサが表示される。

        □ 参 考 □
        本来接続されているはずのECU、センサが表示されない場合は、そのECU、センサの通信途絶である。

      3. コンボボックスのデフォルト表示は‘ALL’である。バス毎に接続ECU、センサを確認する場合は、コンボボックスをプルダウンし、ドロップダウンリストから確認するバスを選択する。ドロップダウンリストには、‘ALL’、‘Vバス’、‘サブバス名称’が表示される。
        コンボボックス
        表示内容
        ALL
        CANバスに接続している全てのECU、センサを表示する
        Vバス
        Vバスに接続しているECU、センサを表示する
        サブバス
        選択したサブバスに接続しているECU、センサを表示する

        ■ 注 意 ■
        1. バス別表示で、ECU、センサのないサブバスが選択できる場合があるが、異常ではない。(ゲートウェイ機能付きECUの監視するサブバスにオプション装着品がない場合)
        2. サブバス表示は各車両ごとのゲートウェイ機能付きECUすべてが表示される(例:LIN通信も表示される)。このため、CAN通信で必要なサブバス名称の確認はCAN通信システムの結線回路図を参照すること。(要領は参照)

        □ 参 考 □
        表示されたECU、センサの背景色によって、下記の接続状況を表す。

        バス診断画面の説明 
        バスの種類
        背景色
        接続状況
        Vバス
        白
        バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
        黄
        バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
        赤
        バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
        表示しない
        バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
        サブバス
        (履歴データモニタがないゲートウェイ機能付きECU)*2
        白
        バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
        黄
        バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
        赤
        バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
        表示しない
        バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
        サブバス
        (履歴データモニタがあるゲートウェイ機能付きECU)*3
        白
        バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
        黄
        バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
        赤
        現在、通信途絶中(以下のいずれか)
        1. バス診断開始から現在まで通信途絶が継続
        2. バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない
        表示しない
        以下のいずれか
        1. ゲートウェイ機能付きECU自体が通信途絶の場合は、サブバス名称およびその配下にあるサブバス接続ECU、センサは表示されない
        2. サブバスに接続されているECU、センサがない場合は‘バス上にECU/センサは検出されませんでした’と表示される。

        □ 参 考 □
        1. ゲートウェイ機能付きECUは、異なるバスに接続されたECU間のデータ中継を行う。
        2. *1:車両にECU、センサは存在するが、バス診断画面上では表示されない。
        3. *2:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶していない。
        4. *3:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶している。
        5. 接続ECU、センサが全く無し、またはGTSへの車両側の応答が全く無い場合は、DLC3支線およびVバス本線異常を点検する。

      4. 接続応答画面を約2分間確認し、接続ECU、センサの接続状況に変化がないか確認する。

        □ 参 考 □
        1. いずれかの支線(DLC3を除く)で片側断線している場合、断線していないもう一方の通信線出力が不安定となり、他のECU、センサの応答(表示)に障害をおよぼす場合がある。
        2. 確認中、接続状況が変化する場合は、まったく応答のない(検出されない)ECU、センサの支線片側断線を修理し、再度接続ECU確認を行う。



      1. CANバス診断画面(バス診断)の見方
        1. CAN通信異常再現時はバス診断により、以下の方法で故障部位を推定する。

          ■ 注 意 ■
          以下のCAN結線図は説明用のイラストにすぎず、本車両の実際のCAN結線図とは異なる。

          □ 参 考 □
          1. 通信異常再現時は通信異常ダイアグコードよりも、バス診断の方が故障部位を推定しやすい。
          2. IG ON(または不具合が再現する運転条件)にして、バス診断を選択し、2分程度待つ。この時、画面上の各ECU、センサの通信状況を観察する。



        2. バス診断画面上で、単一のECU、センサの通信異常が示されている場合は、そのECU、センサの通信途絶を推測する。
          例:VバスのECU Bの支線両側断線


          C237380J01


          イラスト内指示文字 
          *a
          Vバス
          *b
          サブバス
          *c
          終端抵抗
          *d
          不具合箇所
          *e
          表示されないまたは背景色が赤色または黄色に変化
          *f
          バス診断画面

          □ 参 考 □
          通信途絶の場合、バス診断画面上では表示されなくても車両にECU、センサは存在している。



        3. C238048J01
        4. バス診断画面上で、複数のECU、センサの通信異常が示されている場合は、より重度の途絶を示しているECU、センサ(表示されないECU、センサ)の通信途絶を推測する。
          例:VバスのECU Dの支線片側断線
          イラスト内指示文字 
          *a
          背景色が時々黄色または赤色に変化
          *b
          表示されないまたは背景色が黄色または赤色
          *c
          表示されない
          バス診断画面の説明 
          バスの種類
          背景色
          接続状況
          Vバス
          白
          バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
          黄
          バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
          赤
          バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
          表示しない
          バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
          サブバス
          (履歴データモニタがないゲートウェイ機能付きECU)*2
          白
          バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
          黄
          バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
          赤
          バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
          表示しない
          バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
          サブバス
          (履歴データモニタがあるゲートウェイ機能付きECU)*3
          白
          バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
          黄
          バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
          赤
          現在、通信途絶中(以下のいずれか)
          1. バス診断開始から現在まで通信途絶が継続
          2. バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない
          表示しない
          以下のいずれか
          1. ゲートウェイ機能付きECU自体が通信途絶の場合は、サブバス名称およびその配下にあるサブバス接続ECU、センサは表示されない
          2. サブバスに接続されているECU、センサがない場合は‘バス上にECU/センサは検出されませんでした’と表示される。

          □ 参 考 □
          1. ゲートウェイ機能付きECUは、異なるバスに接続されたECU間のデータ中継を行う。
          2. *1:車両にECU、センサは存在するが、バス診断画面上では表示されない。
          3. *2:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶していない。
          4. *3:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶している。
          5. 例示したバス診断画面上ではECU Dの支線片側断線の影響で、CANバス上にノイズ(断線していないもう一方の通信線出力が不安定となり)が発生し、ECU Cの通信も不安定になっている。またこの例でECU Cはゲートウェイ機能を有しており、その配下のサブバス接続ECUとVバスとの通信も不安定になる。
          6. バス診断画面上の例ではECU Dが表示されず、より重度の通信途絶を示している。この場合ECU Dの通信途絶を推測する。



        5. C238021J01
        6. バス診断画面上でVバス、サブバスの両方に通信異常が示されている場合は、Vバスの表示を優先して通信途絶箇所を推測する。
          (例:VバスのECU Cの支線両側断線)
          イラスト内指示文字 
          *a
          表示されないまたは背景色が赤色に変化

          □ 参 考 □
          1. バス診断は、GTSをVバス上のDLC3に接続 し、まずはVバス上の各ECUおよびセンサの通信状況を確認する。サブバスは、Vバスのゲートウェイ機能付きECUが認識しているサブバス内で通信可能なECUを確認することにより行う。
          2. ゲートウェイ機能付きECUが通信異常の場合、配下のサブバス接続ECUもその影響を受け通信途絶を示す。
          3. 例示したバス診断画面では、ECU Cがゲートウェイ機能を有しており、ECU Cの通信途絶を推測する。



        7. C238022J01
        8. バス診断画面上で、サブバス内でのみ通信異常が示されている場合は、そのサブバス内の通信途絶を推定する。
          (例:サブバスのECU Gの支線両側断線)
          イラスト内指示文字 
          *a
          背景色が赤色に変化

          □ 参 考 □
          1. サブバスの通信異常はVバスおよび他のバスに影響しない。
          2. ゲートウェイ機能付きECUが監視をしているサブバス接続ECU、センサを記憶している場合は、その配下のECU、センサが通信異常の場合、背景色が赤色または黄色で表示される。(表示が消えることはない)



        9. Vバス本線両側断線の場合、バス診断画面上にはDLC3から見て断線箇所より遠くのECU、センサが通信途絶を示す。
          (この場合、ECU AおよびBが表示されない、または背景色が赤色になる)


          C238005J01


          イラスト内指示文字 
          *a
          Vバス
          *b
          サブバス
          *c
          終端抵抗
          *d
          不具合箇所
          *e
          表示されない、または背景色が赤色
          *f
          バス診断画面

          □ 参 考 □
          あるECU、センサが通信途絶の場合、車両にECU、センサは存在していても、バス診断画面上では表示されない。



        10. サブバス本線の両側断線の場合、バス診断画面上ではゲートウェイ機能付きECUから見て断線箇所より遠くのECUが通信途絶を示す。
          (この場合、ECU IおよびJが表示されない、または背景色が赤色になる)


          C238018J01


          イラスト内指示文字 
          *a
          Vバス
          *b
          サブバス
          *c
          終端抵抗
          *d
          不具合箇所
          *e
          表示されない、または背景色が赤色
          *f
          バス診断画面
          *g
          ゲートウェイ機能付きECU
          -
          -



        11. C238049J01
        12. 以下の不具合が発生した場合は、CAN通信が成立せず、バス診断画面上でそのバス内の多くのECU、センサ(ほとんどすべて)が通信異常を示す。
          イラスト内指示文字 
          *a
          Vバスに以下の不具合が発生した場合
          *b
          サブバスに以下の不具合が発生した場合
          *c
          表示されない
          不具合内容 
          CAN-H、CAN-Lの線間ショート
          CAN-Hと+Bの短絡、またはCAN-Lと+Bの短絡
          CAN-HとGNDの短絡、またはCAN-LとGNDの短絡
          各バスの本線片側断線

          □ 参 考 □
          1. Vバス内での不具合は、VバスおよびサブバスのほとんどすべてECU、センサの通信異常を示す(各ECU、センサが表示されない)。Vバスに接続されているゲートウェイ機能付きECUが通信途絶になるため、監視をしているサブバス接続ECU、センサも通信途絶を示す(表示されない)。
          2. サブバス内での不具合は、サブバスのほとんどすべてECU、センサが通信異常を示す。
          3. サブバス内での不具合はVバスおよび他のバスに影響しない。
          4. 線間ショートおよび短絡点検を行うことで故障部位を確認できる。



        1. バス診断(通信異常DTC確認)

          □ 参 考 □
          GTSは、CAN通信に関する異常ダイアグコードのみ、ECU別に表示させることができる。

          1. GTSのシステム選択画面で‘バス診断’を選択する。

          2. バス診断画面の‘通信異常DTC確認’を選択する。

          3. 画面が表示され、CAN通信に関する異常ダイアグコードがECU別に表示される。

            □ 参 考 □
            異常ダイアグコードが無い場合は、何も表示されない。



          1. 通信異常のダイアグコード(U****)の見方


            1. CAN通信異常不再現時はCAN接続ECUに記憶されたダイアグコードにより、以下の方法で故障部位を推定する。

              □ 参 考 □
              通信異常のダイアグコード(U****)はそれを記憶しているECUと、ダイアグコードが指し示すECUとの間の通信異常を表す。




              1. 複数のECUが、ある特定のECUとの通信途絶を示すダイアグコードを揃って記憶している場合、その特定ECUの通信途絶を推定する。


                C238013J01


                イラスト内指示文字 
                *a
                注目箇所
                -
                -

                ■ 注 意 ■
                1. この表は説明用に他車種の、メインボデーECU支線断線時の出力ダイアグコードを例示したもので、本車両の実際のダイアグコード出力を表すものではない。
                2. ある特定のECUとの通信異常を意味するダイアグコードであっても、そのダイアグコードを記憶しているECUによってはGTSに表示されるDTC名称が異なることがある。(出力DTCの内容は手順6、ECU 別ダイアグコード一覧を参照)

                □ 参 考 □
                複数のECUが揃ってメインボデーECUとの通信途絶を指し示しているため、メインボデーECUが通信途絶をしていた可能性が高い。



              2. あるECUに設定されているほとんどの通信異常ダイアグコードが記憶されていた場合、そのECUの通信途絶を疑う。


                C238014J01


                イラスト内指示文字 
                *a
                注目箇所
                -
                -

                ■ 注 意 ■
                1. この表は説明用に他車種の、メインボデーECU支線断線時の出力ダイアグコードを例示したもので、本車両の実際のダイアグコード出力を表すものではない。
                2. ある特定のECUとの通信異常を意味するダイアグコードであっても、そのダイアグコードを記憶しているECUによってはGTSに表示されるDTC名称が異なることがある。(出力DTCの内容は手順6、ECU別ダイアグコード一覧を参照)

                □ 参 考 □
                1. メインボデーECUに設定されているほとんどすべてのダイアグコードを記憶しているため、メインボデーECUが通信途絶をしていた可能性が高い。
                2. CAN通信異常時は多くのダイアグコードが出力される。「通信異常以外のダイアグコード(C****、B****コードなど)、ABS系の通信異常ダイアグコード」は重要な診断情報であるが、一旦、これらのダイアグコードを除いて全体をみると故障部位が理解しやすい場合もある。



            2. サブバスの通信異常部位の推定は、ゲートウェイ機能付きECUが記憶している通信途絶ダイアグコードを優先する。


              C237958J02


              イラスト内指示文字 
              *a
              注目箇所
              *b
              エンジンコントロールコンピュータ
              *c
              ゲートウェイ機能付きECU
              *d
              不具合箇所
              *e
              Vバス
              *f
              サブバス

              ■ 注 意 ■
              この表はVバス、サブバス両方にECUが接続されている例で、説明用に他車種のエンジンコントロールコンピュータのサブバス本線断線時の出力ダイアグコードを例示したもので、本車両の実際のダイアグコード出力を表すものではない。

              □ 参 考 □
              1. ゲートウェイ機能付きECUは、サブバスに接続されるすべてのECU、センサからの信号を監視している。このため、ゲートウェイ機能付きECUはより適確に通信途絶をしているECU、センサを検知することができる。
              2. ゲートウェイ機能付きECU(ゲートウェイ)が通信途絶になると、他のバスのECU、センサ(Vバス等)との通信が途絶する。このため、他のバスの接続ECUも通信異常のダイアグコードが記憶される。

            3. 以下の不具合が発生した場合は、多くのECUが多くのダイアグコードを出力することがあり、故障部位の推定が容易でないことがある。

              1. CAN-H、CAN-Lの線間ショート
              2. CAN-HとGNDの短絡、またはCAN-LとGNDの短絡
              3. CAN-Hと+Bの短絡、またはCAN-Lと+Bの短絡
              4. ECUの支線片側断線
              5. 終端回路を持つ2つのECU間の本線片側断線



            1. ECU別ダイアグコード一覧

              □ 参 考 □
              1. GTSにてCAN通信系ダイアグコードをECU別に表示させることができる。
              2. CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は、ダイアグコードからだけでは不具合を特定することができないため、‘トラブルシュートの進め方’からトラブルシュートを行う。(要領は参照)
              3. 表内の“DTC 確認手順” は、故障が継続している場合のみ手順に従うとダイアグコードが出力される。

              1. ブレーキアクチュエータASSY/ABS-VSC-TRC(GTS表示名)

                DTC
                診断項目(GTS表示名称)
                DTC検出条件
                DTC検出前提条件
                DTC 確認手順
                ウォーニング表示
                DTC記憶方法
                U0073
                CAN通信異常
                下記の1から4の何れかを検出した時:
                1. ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧(IG1端子電圧)が10 to 17.4 Vを満たさない状態が5秒以上継続
                2. エアバッグ コンピュータASSYまたはスパイラルケーブルSUB-ASSY( センサツキ)( ステアリングセ ンサ)からブレーキアクチュエータASSYへの通信応答無効状態が1秒以上継続
                3. 以下の状態が60秒以内に10回連続して発生した時:
                  1. エアバッグ コンピュータASSYまたはスパイラルケーブルSUB-ASSY( センサツキ)( ステアリングセンサ)からブレーキアクチュエータASSYへの通信応答無効状態が5秒間に1回以上発生
                4. ブレーキアクチュエータASSYがデータ送受信出来ない状態(バスオフ状態)を5秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、1秒以降
                2. ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧(IG1端子電圧)が10 to 17.4 V
                IG ONにして、60秒以上待機
                1. ABSウォーニングランプ点灯
                2. スリップインジケータランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0100
                エンジンECU通信異常
                ブレーキアクチュエータASSYがエンジンコントロールコンピュータからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、1秒以降
                2. 車速15km/h以上
                3. ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧(IG1端子電圧)が10 to 17.4 V
                車速15km/h以上で、3秒以上走行
                スリップインジケータランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0124
                Gセンサ通信異常
                下記の1、2の何れかを検出した時:
                1. ブレーキアクチュエータASSYがエアバッグ コンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
                2. 以下の状態が60秒以内に10回以上連続して発生した時:
                  1. ブレーキアクチュエータASSYがエアバッグ コンピュータASSYからのデータ受信不能な状態が5秒間に1回以上発生
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、1秒以降
                2. ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧(IG1端子電圧)が10 to 17.4 V
                3. 車速7km/h以上
                1. IG ONにして、60秒以上待機
                2. 車速7km/h以上で、2秒以上走行
                1. ABSウォーニングランプ点灯
                2. スリップインジケータランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0126
                舵角センサ通信異常
                下記の1、2のいずれかを検出した時:
                1. ブレーキアクチュエータASSYがスパイラルケーブルSUB-ASSY( センサツキ)( ステアリングセ ンサ)からのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
                2. 以下の状態が60秒以内に10回以上連続して発生した時:
                  1. ブレーキアクチュエータASSYがスパイラルケーブルSUB-ASSY( センサツキ)( ステアリングセ ンサ)からのデータ受信不能な状態が5秒間に1回以上発生
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、1秒以降
                2. ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧(IG1端子電圧)が10 to 17.4 V
                IG ONにして、60秒以上待機
                スリップインジケータランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶

                □ 参 考 □
                ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。

              2. コンビネーションメータASSY/メータ(GTS表示名)

                DTC
                診断項目(GTS表示名称)
                DTC検出条件
                DTC検出前提条件
                DTC 確認手順
                ウォーニング表示
                DTC記憶方法
                U0100
                エンジンECU通信異常
                コンビネーションメータASSYがエンジンコントロールコンピュータからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 to 11.5 V以上
                IG ONにして、2秒以上待機
                -
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0129
                ブレーキ ECU通信異常
                コンビネーションメータASSYがブレーキアクチュエータASSYからのデータを受信不能な状態が2秒または3秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 to 11.5 V以上
                IG ONにして、3秒以上待機
                -
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0131
                EPS ECU通信途絶
                コンビネーションメータASSYがパワーステアリングコンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が3秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 to 11.5 V以上
                IG ONにして、3秒以上待機
                EPSウォーニングランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0151
                エアバッグECU通信途絶
                コンビネーションメータASSYがエアバッグ コンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が10秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 to 11.5 V以上
                IG ONにして、10秒以上待機
                エアバッグウォーニングランプ点灯
                ツールによる消去作業を行うまで記憶

                □ 参 考 □
                ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。

              3. エンジンコントロールコンピュータ/エンジン(GTS表示名)

                □ 参 考 □
                エンジンコントロールコンピュータはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。

              4. スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)/スパイラルケーブル、ステアリングセンサ(舵角センサ)(GTS表示名)

                □ 参 考 □
                ステアリングセンサはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。

              5. エアバッグ コンピュータASSY/エアバッグ(GTS表示名)

                □ 参 考 □
                エアバッグ コンピュータASSYはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。

              6. エアコンディショナアンプリファイアASSY/A/C(GTS表示名)

                DTC
                診断項目(GTS表示名称)
                DTC検出条件
                DTC検出前提条件
                DTC 確認手順
                ウォーニング表示
                DTC記憶方法
                U0100
                EFI通信途絶
                エアコンディショナアンプリファイアASSYがエンジンコントロールコンピュータからのデータを受信不能な状態が5秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. エアコンディショナアンプリファイアASSYの電源電圧が10V以上
                IG ONにして5秒以上待機
                -
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0131
                EPS通信途絶
                エアコンディショナアンプリファイアASSYがパワーステアリングコンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が2.5秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. エアコンディショナアンプリファイアASSYの電源電圧が10V以上
                IG ONにして2.5秒以上待機
                -
                ツールによる消去作業を行うまで記憶
                U0155
                メータ通信途絶
                エアコンディショナアンプリファイアASSYがコンビネーションメータASSYからのデータを受信不能な状態が5秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON
                2. エアコンディショナアンプリファイアASSYの電源電圧が10V以上
                IG ONにして5秒以上待機
                -
                ツールによる消去作業を行うまで記憶

                □ 参 考 □
                ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。

              7. パワーステアリングコンピュータASSY/電動パワステ(GTS表示名)

                DTC
                診断項目(GTS表示名称)
                DTC検出条件
                DTC検出前提条件
                DTC 確認手順
                ウォーニング表示
                DTC記憶方法
                U0100
                エンジンECU通信異常
                パワーステアリングコンピュータASSYがエンジンコントロールコンピュータからのデータを受信不能な状態が5秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、2秒以降
                2. 車速20km/h以上
                3. パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9V以上
                車速20km/h以上で、7秒以上走行
                EPSウォーニングランプ点灯
                故障継続時のみ記憶
                U0129
                ブレーキECU通信異常
                パワーステアリングコンピュータASSYがスキッドコントロールコンピュータからのデータを受信不能な状態が2.34秒以上継続
                以下の全ての条件が成立した時:
                1. IG ON後、2秒または3秒以降
                2. パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9V以上
                IG ONにして、5.34秒以上待機
                EPSウォーニングランプ点灯
                故障継続時のみ記憶

                □ 参 考 □
                ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。



              1. ダイアグコード組み合わせ表(Vバス断線)
                1. Vバスに接続しているECU、センサの過去通信異常(この場合はバス診断では正常を表示するが、通信異常ダイアグコードを出力)は以下組み合わせ表を参考に不具合が発生していた箇所を推定する。

                  □ 参 考 □
                  1. CAN通信に接続されている各ECUが出力するダイアグコードから下の表をもとに、通信途絶している部位を推定することができる。
                  2. 現在、発生中の支線断線、通信途絶に関しては、GTSを使用して‘バス診断’を行うことにより、断線した支線に接続するECU、センサが応答しない(画面に表示しない)ことでより解りやすく、故障部位を確認することができる。


                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス支線片側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  ブレーキアクチュエータASSY(参照)
                  パワーステアリングコンピュータASSY(参照)
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY(参照)
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  ▲
                  X
                  X
                  U0100
                  ▲
                  X
                  X
                  U0124
                  ▲
                  X
                  X
                  U0126
                  ▲
                  X
                  X
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  X
                  X
                  X
                  U0129
                  ▲
                  X
                  X
                  U0131
                  X
                  ▲
                  X
                  U0151
                  X
                  X
                  X
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  X
                  X
                  ▲
                  U0131
                  X
                  ▲
                  ▲
                  U0155
                  X
                  X
                  ▲
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  X
                  ▲
                  X
                  U0129
                  ▲
                  ▲
                  X
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -
                  -

                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス支線片側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  エアバッグ コンピュータASSY(参照)
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)(参照)
                  DLC3
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  ▲
                  X
                  X
                  U0100
                  X
                  X
                  X
                  U0124
                  ▲
                  X
                  X
                  U0126
                  X
                  ▲
                  X
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  X
                  X
                  X
                  U0129
                  X
                  X
                  X
                  U0131
                  X
                  X
                  X
                  U0151
                  ▲
                  X
                  X
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  X
                  X
                  X
                  U0131
                  X
                  X
                  X
                  U0155
                  X
                  X
                  X
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  X
                  X
                  X
                  U0129
                  X
                  X
                  X
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -
                  -

                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス本線片側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  エンジンコントロールコンピュータ(参照)
                  コンビネーションメータASSY(参照)
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  X
                  ▲
                  U0100
                  ▲
                  X
                  U0124
                  X
                  X
                  U0126
                  X
                  X
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  ▲
                  ▲
                  U0129
                  X
                  ▲
                  U0131
                  X
                  ▲
                  U0151
                  X
                  ▲
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  ▲
                  X
                  U0131
                  X
                  X
                  U0155
                  X
                  ▲
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  ▲
                  X
                  U0129
                  X
                  X
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -

                  □ 参 考 □
                  1. ▲: ダイアグコードを出力する可能性が高い
                  2. ×: ダイアグコードを出力する可能性が低い
                  3. -: ダイアグコードを出力しない
                  4. CANバス支線の片側断線のときは、特に故障部位と関係のないダイアグコードが出力したり(ダイアグコードの表示が乱れる)、GTS上へ通信エラーのメッセージが表示されることがある。


                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス本線片側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  ブレーキアクチュエータASSY(参照)
                  パワーステアリングコンピュータASSY(参照)
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY(参照)
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  ○
                  -
                  -
                  U0100
                  ○
                  -
                  -
                  U0124
                  ○
                  -
                  -
                  U0126
                  ○
                  -
                  -
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  -
                  -
                  -
                  U0129
                  ○
                  -
                  -
                  U0131
                  -
                  ○
                  -
                  U0151
                  -
                  -
                  -
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  -
                  -
                  ○
                  U0131
                  -
                  ○
                  ○
                  U0155
                  -
                  -
                  ○
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  -
                  ○
                  -
                  U0129
                  ○
                  ○
                  -
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -
                  -

                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス支線両側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  エアバッグ コンピュータASSY(参照)
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)(参照)
                  DLC3
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  ○
                  -
                  -
                  U0100
                  -
                  -
                  -
                  U0124
                  ○
                  -
                  -
                  U0126
                  -
                  ○
                  -
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  -
                  -
                  -
                  U0129
                  -
                  -
                  -
                  U0131
                  -
                  -
                  -
                  U0151
                  ○
                  -
                  -
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  -
                  -
                  -
                  U0131
                  -
                  -
                  -
                  U0155
                  -
                  -
                  -
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  -
                  -
                  -
                  U0129
                  -
                  -
                  -
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -
                  -

                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス本線両側断線
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  エンジンコントロールコンピュータ(参照)
                  コンビネーションメータASSY(参照)
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  -
                  -
                  U0100
                  ○
                  -
                  U0124
                  -
                  -
                  U0126
                  -
                  -
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  ○
                  ○
                  U0129
                  -
                  ○
                  U0131
                  -
                  ○
                  U0151
                  -
                  ○
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  ○
                  -
                  U0131
                  -
                  -
                  U0155
                  -
                  ○
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  ○
                  -
                  U0129
                  -
                  -
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -

                  □ 参 考 □
                  1. ○: ダイアグコードを出力
                  2. -: ダイアグコードを出力しない


                  -
                  トラブル内容(通信途絶モード)
                  ダイアグ結果
                  Vバス線間ショート
                  VバスGNDショート
                  出力元ECU
                  出力DTC
                  CANH to CANL
                  CANH to GND
                  CANL to GND
                  Vバス
                  ブレーキアクチュエータASSY
                  U0073
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0100
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0124
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0126
                  ○
                  ○
                  ○
                  コンビネーションメータASSY
                  U0100
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0129
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0131
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0151
                  ○
                  ○
                  ○
                  エアコンディショナアンプリファイアASSY
                  U0100
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0131
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0155
                  ○
                  ○
                  ○
                  パワーステアリングコンピュータASSY
                  U0100
                  ○
                  ○
                  ○
                  U0129
                  ○
                  ○
                  ○
                  エンジンコントロールコンピュータ
                  -
                  -
                  -
                  -
                  エアバッグ コンピュータASSY
                  -
                  -
                  -
                  -
                  スパイラルケーブルSUB-ASSY(センサツキ)(ステアリングセンサ)
                  -
                  -
                  -
                  -

                  □ 参 考 □
                  1. ○: ダイアグコードを出力
                  2. -: ダイアグコードを出力しない
                  3. CANバス本線の断線、CANバス(CAN-H、CAN-L)の線間ショート、CANバスの+BショートまたはCANバスのGNDショートの故障が発生していると、CANバス内のほとんどのECU(またはセンサ)のダイアグコードが多数出現または、GTS上へ通信エラーのメッセージが表示されることがある。このときは、CANバスの抵抗点検(手順7から手順9)を先に行う。(要領は参照)




                1. CANバス波形

                  C230845J01

                  □ 参 考 □
                  1. 本波形は、DLC3のCANH - GNDおよびCANL - GNDの端子間にて計測した波形である。(CAN通信ラインの診断の参考にする)
                  2. GTSによる"バス診断"とダイアグコードから複数ECUの不具合が考えられるときは、まずCANバスの抵抗点検(要領は参照)を行い、それで問題がないときは以下の波形を確認をする。
                  3. 波形が以下3パターン(グループ1)のいずれにも類似していない場合、CANバス本線内の断線、CANバス支線内の片側断線、またはCANバス(CAN-HまたはCAN-L)のGNDショートが疑われる(グループ2)。
                  4. コネクター、ワイヤハーネスを軽く上下、左右に揺すり、波形が乱れるか確認をする。



                  1. CANバス波形(グループ1)




                    1. C227926J01
                    2. 正常波形



                    3. C239096J01
                    4. いずれかのECU支線の両側断線(CAN-HとCAN-L両側断線)

                      □ 参 考 □
                      1. 両側断線したCANバス支線に接続されているECUまたはセンサの波形(点線で示した波形)が消える。(他のECUまたはセンサの波形は正常)
                      2. この場合の波形は、正常波形と類似しているが、CANバスチェックにより故障部位を絞り込むことができる。



                    5. C227930J01
                    6. CANバスの線間ショート(CAN-HとCAN-L)

                      □ 参 考 □
                      1. 波形出力が消える。
                      2. ECU内の内部異常であれば、各ECUの切り離しにより波形が変化する。波形に変化が無い場合はワイヤハーネスが原因と考えられる。



                  2. 例:CANバス波形(グループ2)

                    ■ 注 意 ■
                    実際の波形は、断線箇所、短絡箇所により波形が大きく異なるため、以下のCANバス波形はあくまでも参考とする。




                    1. C227931J01
                    2. いずれかのCANバス支線の片側断線(CAN-H側断線)

                      □ 参 考 □
                      1. CANバス支線の片側断線したECUから異常波形が出力される。この不具合は他の部位からの信号に干渉するため、他の部位の波形も異常になる。
                      2. バス診断、出力ダイアグコードまたは、各ECUまたはセンサの切り離しによる波形の変化観察により故障部位を絞り込む。CAN支線の片側が断線した「ECUまたはセンサ」が切り離されると、波形はCANバス支線の両側が断線した時と同じ波形になる。



                    3. C227932J01
                    4. いずれかのCANバス支線の片側断線(CAN-L側断線)

                      □ 参 考 □
                      1. CANバス支線の片側断線したECUから異常波形が出力される。この不具合は他の部位からの信号に干渉するため、他の部位の波形も異常になる。
                      2. バス診断、出力ダイアグコードまたは、各ECUまたはセンサの切り離しによる波形の変化観察により故障部位を絞り込む。CAN支線の片側が断線した「ECUまたはセンサ」が切り離されると、波形はCANバス支線の両側が断線した時と同じ波形になる。



                    5. C227927J01
                    6. CANバス本線のCAN-Hが断線

                      □ 参 考 □
                      1. 断線箇所よりDLC3寄りにあるECUまたはセンサはほぼ正常波形になる。
                      2. 断線箇所よりDLC3の反対側にあるECUまたはセンサは異常波形になる。
                      3. CANバス支線側(ワイヤハーネス)のCAN-HとCAN-L端子間の抵抗点検でCANバス本線内の断線を確認できる。



                    7. C227928J01
                    8. CANバス線のCAN-HとGNDが短絡

                      □ 参 考 □
                      ECU内の内部異常であれば、各ECUの切り離しにより波形の変化を観察し、波形に変化が無い場合はワイヤハーネスが原因と考えられる。



                    9. C227929J01
                    10. CANバス線のCAN-LとGNDが短絡

                      □ 参 考 □
                      ECU内の内部異常であれば、各ECUの切り離しにより波形の変化を観察し、波形に変化が無い場合はワイヤハーネスが原因と考えられる。



                  1. データ送受信表
                    1. データ送受信表

                      □ 参 考 □
                      送受信に関するデータモニタが正しく表示されない場合、下の表を元に通信途絶している部位を推定することが出来る。

                      データ内容
                      データ検出および送信
                      データ受信
                      関連データモニタ項目
                      [GTS選択システム]
                      データモニタで受信内容を確認可
                      データモニタで受信内容を確認不可
                      エンジン回転数
                      エンジンコントロールコンピュータ
                      1. ブレーキアクチュエータASSY
                      2. パワーステアリングコンピュータASSY
                      3. コンビネーションメータASSY
                      1. エアバッグ コンピュータASSY
                      2. エアコンディショナアンプリファイアASSY
                      1. エンジン回転数[エンジン]
                      2. エンジン回転数[ABS-VSC-TRC]
                      3. エンジン回転数[電動パワステ]
                      4. エンジン回転数[メータ]
                      アクセル開度
                      エンジンコントロールコンピュータ
                      ブレーキアクチュエータASSY
                      エアバッグ コンピュータASSY
                      1. アクセル開度[エンジン]
                      2. アクセル開度率[ABS-VSC-TRC]
                      シフトポジション
                      エンジンコントロールコンピュータ
                      -
                      1. エアバッグ コンピュータASSY
                      2. コンビネーションメータASSY
                      1. シフトポジションNレンジ[エンジン]
                      2. シフトP信号[電源]
                      水温信号
                      エンジンコントロールコンピュータ
                      1. エアコンディショナアンプリファイアASSY
                      2. コンビネーションメータASSY
                      -
                      1. エンジン冷却水温[エンジン]
                      2. 水温センサ[A/C]
                      3. エンジン水温[メータ]
                      車速
                      ブレーキアクチュエータASSY
                      1. エンジンコントロールコンピュータ
                      2. パワーステアリングコンピュータASSY
                      3. コンビネーションメータASSY
                      エアバッグ コンピュータASSY
                      1. 車両スピード[ABS-VSC-TRC]
                      2. 車速[エンジン]
                      3. 車速[電動パワステ]
                      4. 車速[メータ]
                      コンビネーションメータASSY*3
                      -
                      1. エアコンディショナアンプリファイアASSY
                      2. パワーステアリングコンピュータASSY
                      車速[メータ]
                      車輪速
                      ブレーキアクチュエータASSY
                      -
                      1. エンジンコントロールコンピュータ
                      2. パワーステアリングコンピュータASSY
                      1. スピードセンサFR[ABS-VSC-TRC]
                      2. スピードセンサFL[ABS-VSC-TRC]
                      3. スピードセンサRR[ABS-VSC-TRC]
                      4. スピードセンサRL[ABS-VSC-TRC]
                      5. 右車輪速[AFS]
                      6. 左車輪速[AFS]
                      外気温度
                      エアコンディショナアンプリファイアASSY
                      エンジンコントロールコンピュータ
                      -
                      1. 外気センサ[A/C]
                      2. 外気温[エンジン]
                      ステアリング操舵信号
                      ステアリングセンサ
                      ブレーキアクチュエータASSY
                      エアバッグ コンピュータASSY
                      舵角センサ[ABS-VSC-TRC]
                      ヨーレートセンサ信号
                      エアバッグ コンピュータASSY
                      ブレーキアクチュエータASSY
                      パワーステアリングコンピュータASSY
                      ヨーレートセンサ1[ABS-VSC-TRC]
                      EPSアシスト電流値
                      パワーステアリングコンピュータASSY
                      -
                      -
                      モータ電流[電動パワステ]
                      ブレーキアクチュエータASSY電源電圧
                      ブレーキアクチュエータASSY*1
                      -
                      -
                      IG電源電圧[ABS-VSC-TRC]
                      EPS ECU電源電圧
                      パワーステアリングコンピュータASSY*1
                      -
                      -
                      モータ電流[電動パワステ]
                      ECM電源電圧
                      エンジンコントロールコンピュータ*1
                      -
                      -
                      補機バッテリ電圧[エンジン]
                      コンビネーションメータASSY電源電圧
                      コンビネーションメータASSY*1
                      -
                      -
                      +B電圧値[メータ]
                      1. *1:コンピュータがじか線で入力しているデータをGTSの表示内容で確認することにより、データ送信ECUが機能しているか否かを判定出来る
                      2. *2:データモニタで受信内容を確認出来ないが、メータ内の表示を確認することにより、データを正常に受信しているか確認する事が出来る
                      3. *3:メータECUは、スキッドコントロールコンピュータから車速信号を受信し、その信号を他のECUに送信している

                    2. 関連データモニタ項目


                      1. IG OFFにして、GTSをDLC3に接続する。

                      2. IG ONにして、GTSの画面表示に従い、データモニタを確認する。

                        ■ 注 意 ■
                        データモニタの値は、測定上のわずかな誤差、測定環境の違い、車両の経時変化などにより値が大きくバラつくため、明確な基準値(判定値)を示すことが困難である。従って、標準値内であっても不具合となる場合がある。



                    [GTS画面: パワートレイン→エンジン→データモニタ] 
                    項目名
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    車速
                    車速を表す
                    表示範囲: 0 to 255 km/h
                    実際の車速
                    1. 実際の車速
                    2. 車輪速センサ により、車速が検出されている。
                      1. 「車速」データは、実際の車速より遅れて表示される。
                        そのため、フリーズフレームデータの車速データが「0 km/h」であっても、停車時に不具合が発生したとは限らない。
                      2. 車両停止前か停止後かの確認は、[セカンダリープーリー回転数]データで行うと正確に判断できる。
                    エンジン回転数
                    エンジン回転数を表す
                    表示範囲: 0 to 16383 rpm
                    600 to 700 rpm
                    アイドル回転時
                    エンジン回転数が0 rpmを表示する場合は、クランクポジションセンサ系統の異常が考えられる。
                    エンジン冷却水温
                    1. エンジン冷却水温度を表す
                    2. 表示範囲:-40 to 215°C
                    75 to 100°C:
                    暖機後
                    エンジン冷却水温度を表す。

                    □ 参 考 □
                    1. 暖機後のエンジン冷却水温は75 to 100°C
                    2. エンジン停止後長時間放置した場合は、エンジン冷却水温、吸入空気温度および外気温はほぼ同じ。
                    3. エンジン冷却水温が-40°Cまたは215°Cを表示する場合は、センサ系統の断線または短絡が考えられる。

                    外気温度
                    外気温度を表す
                    表示範囲: -40 to 215°C
                    外気温度と同等:
                    IG ON
                    外気温度を表す。

                    □ 参 考 □
                    エンジン停止後長時間放置した場合は、エンジン冷却水温、吸入空気温度および外気温度はほぼ同じ。

                    ニュートラルスタートSW
                    シフトレバーNまたはPポジションを表す/
                    表示範囲:ON-OFF
                    ON:シフトレバーNまたはPポジション
                    OFF:シフトレバーNまたはPポジション以外
                    ニュートラルスタートスイッチASSY(NSW)信号
                    アクセル開度
                    1. アクセルポジションセンサの開度を表す
                    2. 表示範囲:0 to 399.9 %
                    実際のアクセル開度
                    アクセルポジションセンサの全閉学習した位置(センサ出力)を0%、全開を100%とした開度。
                    シフトポジションNレンジ
                    シフトレバー位置Nポジションを表す/
                    表示範囲:ON-OFF
                    ON:シフトレバー位置Nポジション
                    OFF:シフトレバー位置Nポジション以外
                    ニュートラルスタートスイッチASSY(N)信号
                    補機バッテリ電圧
                    バッテリ電圧を表す
                    表示範囲:0 to 65.535 V
                    11 to 14 V:
                    アイドル回転時
                    バッテリ電圧値が11 V以下の場合、他のシステムに影響が出る可能性がある。


                    [GTS画面: ボデー→A/C→データモニタ] 
                    項目名
                    [記号]
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    外気センサ
                    外気の温度を表示
                    表示範囲:-23.30 to 65.95°C
                    サーミスタASSY雰囲気温度を表示
                    1. オープン時:(-23.30°C)を表示
                    2. ショート時:(65.95°C)を表示
                    水温センサ
                    エンジン冷却水の水温を表示
                    表示範囲:1.30 to 90.55°C
                    エンジン冷却水の水温と同じ値を表示
                    -


                    [GTS画面: ボデー→メータ→データモニタ] 
                    項目名
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    車速
                    車速入力値
                    表示範囲: 0 to 255 [km/h]
                    0 to 255 [km/h]
                    実車速とほぼ同期
                    スピードメーター指示誤差を確認
                    エンジン回転数
                    エンジン回転数入力値
                    表示範囲: 0 to 12750 [r/min]
                    エンジン回転状態
                    回転数とほぼ同期
                    -
                    エンジン水温
                    エンジン水温入力値
                    表示範囲: 0 to 127.5 [°C]
                    暖気時: 75 to 100°C
                    異常時は水温信号系統の異常が考えられる
                    +B電圧値
                    +B電圧(電圧値)
                    表示範囲: 0 to 25.5 [V]
                    入力電圧値を表示
                    11.0 to 14.0 V
                    -


                    [GTS画面: シャシー→ABS-VSC-TRC→データモニタ] 
                    項目名
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    ヨーレートセンサ1
                    ヨーレート1値を表す
                    表示範囲: -128 to 127°/s
                    停車時: 0°/s
                    右旋回時: -128 to 0°/s
                    左旋回時: 0 to 127°/s
                    -
                    舵角センサ
                    ステアリング舵角を表す
                    表示範囲: -3276.8 to 3276.7°
                    ステアリング左操作時: 正の数に連続して変化
                    ステアリング右操作時: 負の数に連続して変化
                    -
                    スピードセンサFR
                    フロント右輪の車輪速度を表す
                    表示範囲: 0 to 326.4 km/h
                    停車時: 0 km/h
                    一定車速走行時: 大きな変動がない
                    スピードセンサFL
                    フロント左輪の車輪速度を表す
                    表示範囲: 0 to 326.4 km/h
                    停車時: 0 km/h
                    一定車速走行時: 大きな変動がない
                    スピードセンサRR
                    リヤ右輪の車輪速度を表す
                    表示範囲: 0 to 326.4 km/h
                    停車時: 0 km/h
                    一定車速走行時: 大きな変動がない
                    スピードセンサRL
                    リヤ左輪の車輪速度を表す
                    表示範囲: 0 to 326.4 km/h
                    停車時: 0 km/h
                    一定車速走行時: 大きな変動がない
                    車両スピード
                    車両スピードを表す
                    表示範囲: 0 to 326.4 km/h
                    停車時: 0 km/h
                    一定車速走行時: 大きな変動がない
                    エンジン回転数
                    エンジン回転数を表す
                    表示範囲: 0 to 65535 rpm
                    エンジン停止時: 0 rpm
                    エンジン一定回転数: 大きな変動がない
                    アクセル開度率
                    アクセルペダルの開度率を表す
                    表示範囲: 0.0 to 128.0 %
                    アクセルペダル解放中: 0.0 %
                    アクセルペダル操作中: ペダル踏み込み量に比例して変化
                    IG1電圧
                    IG1電圧を表す
                    表示範囲: 0.0000 to 20.0000 V
                    IG ON時: 11.0000 to 14.0000 V
                    バッテリ電圧に比例して変化


                    [GTS画面: シャシー→電動パワステ→データモニタ] 
                    項目名
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    エンジン回転数
                    エンジン回転数を表す
                    表示範囲: 0 to 12800 rpm
                    大きな変動がない : エンジン一定回転中
                    -
                    車速
                    メータから入力される車速を表す
                    表示範囲:0.0 to 300.0 km/h
                    0.0 km/h:停車時
                    大きな変動がない:一定車速走行時
                    -
                    モータ電流
                    モータに流れる電流を表す
                    表示範囲: -327.68 to 327.67 A
                    操舵力に比例して変化:エンジン始動、ステアリング操舵時
                    左回転(+)
                    右回転(-)
                    IG電源電圧
                    ECU電源の状態を表す
                    表示範囲: 0.0000 to 20.1531 V
                    9.0000 to 16.0000 V:IG ON
                    -


                    [GTS画面:ボデー → 電源 → データモニタ] 
                    項目名
                    項目説明/表示範囲
                    標準値
                    備考
                    シフトP信号
                    シフト位置(P)の状態
                    表示範囲: ON/OFF
                    ON: シフト位置Pポジション
                    OFF: シフト位置Pポジション以外
                    シフトスイッチ(P)故障の有無判定に使用する。